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zoom RSS テーマ「本」のブログ記事

みんなの「本」ブログ

タイトル 日 時
母親ウエスタン 原田 ひ香
様々な家庭で「母親」を買って出る謎の女。 色白でちょいポチャで優しくて料理上手で子供たちはみんな夢中になる。でも・・・。 面白かった。 作者の距離感や視点がいい。 ...続きを見る

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2017/06/20 17:21
失踪.Com 東京ロンダリング 原田 ひ香
前作よりも面白かった。 この人これからもっと面白くなるんじゃないかと思う。 あの手の自己啓発本に対する目線、わかる。(一冊も読んだことないけど) りさ子はあまり好きじゃないが、まあちゃんは好ましいので続続編も読みたいなあ。 ...続きを見る

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2017/05/30 17:07
ジュリエット アリス・マンロー
ジュリエット3部作も良かったけど、ミステリーテイストとSFテイスト作品に震撼。 マンローの作品集のなかで一番読みやすくて面白い、でも一番わからない。 どれもみっしりしている、特別な余韻がある。 ...続きを見る

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2017/05/20 17:40
冬の灯台が語るとき ヨハン・テオリン
「黄昏に眠る秋」が良かったので、続きも読んでみた。 北欧ミステリーは抒情と生活感と「何か」の混じり方がいい。 特別な人は登場しない、アメリカのような差別や極端な格差もない、フラットな日常。 エーランド島を検索して、画像を見ながらブリザードは地吹雪より凄まじいのかと想像する。 また出てきた灰色の服を着た小さい人の話が気になっている。 ...続きを見る

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2017/05/13 20:47
薄情 絲山 秋子
「離陸」でもそうだったが、東京から来た男に対する地方在住女性の行動への眼差しが・・・。 そういうところがたまらない。 ...続きを見る

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2017/04/10 15:57
琥珀のまたたき 小川洋子
琥珀の描く絵は、河内良介の鉛筆画で想像しながら読んだ。 この余韻、たまらない。 ...続きを見る

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2017/03/24 15:16
あなたが消えた夜に 中村文則
刑事コンビの造形がケイゾクやスペックの堤幸彦系ドラマっぽくて面白かった。 邪悪な顔のパンダ像(なんでも珍百景?)など、重苦しさをマイルドにするユーモアを入れてあってホッとする。 それでも重い。 二人がこれっきりなのが勿体ない。シリーズ化してほしいくらい。 登場人物が複雑で海外ミステリーのようにリストを見返す始末だったが、これくらいみっしりやってくれて構わない。 ...続きを見る

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2017/03/15 20:28
ゴールドフィンチ4 
どう始末をつけるのか不安だった(前作!)が、ちゃんと終わってよかった。 主人公セオのグズグズ鬱陶しいところにイライラ、ほんと苦情局だ。 日本びいきのお坊ちゃんアンディがOUT、ハングリーで逞しいロシア人ボリスがINなのは何かの象徴? 難しいことが多すぎてついて行けないが、とりあえず「美」だ。 ...続きを見る

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2017/02/20 18:24
ゴールドフィンチ3
沼の濁った水が抜けたら、中からとんでもないものが・・・。 といった感じ。 薬の描写がつまらなくてそれも踏まえていい加減にやめろと言いたい。 いろいろ残念な展開。悲しいが続きが気になる。 それにしても日本の女の子は、やっぱり小柄でキイキイ声のイメージなのか。(miwaのせいかも) ...続きを見る

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2017/02/14 21:05
宇治拾遺物語 町田康訳
日本文学全集8 他に日本霊異記や今昔物語、発心集のありがたい話もあったが、この宇治拾遺物語が強烈に面白かった。 700年位前のすべらない話とでもいえばいいのか。 図らずして死ぬ死ぬ詐欺に陥っていく男、芸人兄弟の喧嘩、インディーズ系坊主、動物ネタ、下ネタ、何でもあり。 「孔子倒れ」の説話、今で言うDQNに説教しようとして逆に言い負かされる孔子の姿がたまらない。 町田康の大胆な文体も快くて笑えた。 彼らの子孫が私である、万歳。 ...続きを見る

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2017/02/01 14:32
ゴールデンフィンチ2
何が面白いのか自分でもわからないが、先が気になって読んでしまう。 「田舎」というものは万国共通なのか、何の取り柄も無くても長く住んでいるほど人気者で、絶世の美女も御曹司もよそ者なら一人で昼ご飯を食べることになってしまう。 しかもその田舎はラスベガス、テオみたいな基礎が無かったら砂に埋もれて燻り続けるしかないのかな。 その基礎を作った母親のことを考えると、読み方がわかってきたような。 ...続きを見る

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2017/01/25 20:49
残り全部バケーション 伊坂幸太郎
面白くてなおかつ余韻がある。 岡田・・・。 溝口はどこかの作品にちょろっと出てきそう。 ...続きを見る

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2017/01/24 20:12
ゴールドフィンチ1 ドナ・タート
懲りずにドナ・タートに挑戦。 この人の世界に没頭させられた挙句、また放り出されるのだろうか、不安だが読む。 ...続きを見る

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2017/01/19 14:28
擬人化
今週のブルータスが面白そうと思い手に取ってみたものの、目次がオードリー若林っぽい面倒な感じがしてしゃらくさい。 カズレーザーの軽さが今の気分だ。 読書は娯楽。 そちらも作ってほしい。 ...続きを見る

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2016/12/27 20:22
首折り男のための協奏曲 伊坂 幸太郎
伊坂ワールドをアソートして詰め合わせたような短編集。 病院で待ち時間に読んだせいか、首折り男がどうしてああなったのかわからなかった。 検査結果が気になるせいか、そもそもバカなのだろうか、結局時空の歪み? ...続きを見る

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2016/12/01 20:33
正しい家計管理 林 總
収入用と支出用の口座を分けるなど既にやっていることだったが、参考になるところも多い。 家庭を健全に経営するという意識を高めたい気分なので、もっと考えよう。 たまに訪れる改善モード突入。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

2016/11/09 14:10
謎の毒親 姫野カオルコ
ありがちなドラマのわかりやすい虐待話とは全然違う、斜め上の異様な実話ベースエピソードに脳がねじれる気持ち。 ...続きを見る

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2016/11/07 18:41
声 アーナルデュル・インドリダソン
子の気持ち親知らず。 コスパへの意識の高さが育児に及ぼす影響。 キラキラネーム娘との関係が少しましになったけど、今後どうなっていくのかも気になる。 ...続きを見る

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2016/10/02 14:22
11/22/63  スティーヴン・キング
つい相模原の事件とケネディ暗殺の共通点を探してしまう。(もっと前に読んだらまた違った感想だったのに) オズワルドのことをよく知らなかったので興味深い、植松と同様の行動が沢山あった。 こういう人は定期的に生まれてくるのか、どうしたら止められるのか。 無限ループに陥りそう。 ...続きを見る

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2016/09/15 16:41
読まされ図書室 小林聡美
面白かった、この人じゃないと企画倒れになりそう。(いろんな人のバージョンがあってもいい) ひとり鎖国、私もそういう所あるなあ。 たまには異なものも取り入れないと。 「きのこ文学名作選」は絶対に読まねばならないと思った。 ...続きを見る

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2016/09/13 21:21
営繕かるかや怪異譚 小野不由美
暑いので怪談を読む。 愛で解決!みたいなところがなくて新鮮。 特に、最後の話。 ...続きを見る

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2016/08/31 22:06
静かな炎天 若竹七海
新聞広告を見て本屋へ、葉村晶シリーズの新刊だもの発売日に即購入。 期待にたがわず面白かった。 特に「熱海ブライトン・ロック」、おかしな登場人物達の空間と時間をゾクッとする怖気が満ちていて、先日起きた事件を連想してタイムリーだった。 相変わらずついてない女探偵だが、「好奇心猫を殺す」を自覚しているのだからしょうがない。 とは言え、彼女の幸福を祈ってしまう。フィクションなのに。 ...続きを見る

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2016/08/16 14:31
氷河期 ルーブル美術館BDプロジェクト
図書館で見かけて、子供の頃読んだ「風が吹くとき」みたいで懐かしくなり手に取った。 氷河期が訪れた未来の人々がルーブルを発見する話。 しかし芸術よりも虐げられた動物たちがどうこうという展開で、興ざめだった。 そこに収斂させることでごまかしているように思えた。 「英国一家日本を食べる」もそうだが、なぜ差別論をいれるのか。 そのほうが高尚だとでも?何か煽りみたいなものを感じてしまう。 ...続きを見る

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2016/08/10 17:31
愛のようだ 長嶋有
これと言ったトラブルも無いのに振られた女子は読んでみてほしい。 「おどける女」は恋愛どころか友情の隙間風も吹かせる。(実は同性でもきつい) ...続きを見る

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2016/08/08 18:08
竜が最後に帰る場所 恒川 光太郎
やはり面白かった、余韻もいい。 こういうのをマジックリアリズムというのかな。 予断を許さない不思議で奇妙な展開の一方で、DV男の真に迫る描写などのバランスが秀逸。 ...続きを見る

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2016/08/04 22:15
希望荘 宮部みゆき
杉村三郎の幸せを願う短編集。 馬鹿で愚かな人を描く筆の鋭さ健在。 三郎の兄夫婦の先行きも気になるなあ。何か起きそうな予感。 「砂男」の、目を細める男はあれの事かな。 新たなキャラクター達の登場で、このシリーズはまだまだ続くのかなと期待する。(ドラマも) それにしてもマスターが新手のストーカーに思えてきた。 ...続きを見る

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2016/08/02 21:41
中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇
面白かった。 リチャード三世と日本書紀の武烈帝が重なる。 当時の事だから無辜というわけはないだろうけど、どの国でもあったことなのだろう。 読みながら狩野英孝がちらついてくる、本当に何なのだろうあの人。謎。 ...続きを見る

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2016/07/28 22:33
今村夏子
芥川賞発表で、今村夏子が活動を再開したことを知った。 うれしい。待ってました。 新作を早く読みたい、楽しみ。 ...続きを見る

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2016/07/19 21:01
世界の辺境とハードボイルド室町時代
面白かった、最後まで楽しく読んだ。 今まで苦手だった歴史ものが「マルクス主義歴史学」なことがわかった。 だから読みたくなくなっていたのか。(学園ドラマもミステリーもマルクス主義的なものが入るとつまらない) 平行関係の対立の件に、先日読んだ「奴隷のしつけ方」の奴隷同士の争いを連想。 この人達にとって「女子高」もまた辺境なのかな。 ...続きを見る

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2016/07/12 16:41
奴隷のしつけ方  ジェリー・トナー
古代ローマ時代の奴隷制度について、わかりやすい。 奴隷と言う言葉を、社員に当てはめても納得できる。 奴隷同士に会話をさせるなというところなど、芸能事務所が寮住まいのアイドル達に命じていたことと重なる。 管理の仕方は同じなのか。 何か始めようと思っているわけではないが、興味深い。 ジェリー・トナー先生の本面白い、もっと読んでみたい。 ...続きを見る

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2016/06/28 19:23
死神の浮力 伊坂幸太郎
タイムリー。 このところ、「氷河」を探す都民は多そうだ。 そして25分の1の割合が変わらないのも納得かも。 ...続きを見る

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2016/06/08 22:28
愛の深まり アリス・マンロー
「情けない男」が日本車の燃費が広告通りじゃないとディーラーにクレームするシーンがある。 タイムリーだ。 情けない男だがその程度のクレームはできるというところなど、勝手に深読みさせる ...続きを見る

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2016/05/16 14:19
特捜部Q 吊るされた少女 ユッシ エーズラ・オールスン
今回も濃かった、面白くて大満足。 ますますデンマークへ行ってみたい、早く世の中が落ち着いてくれないだろうか。 反原発、反戦、スピリチュアル、新興宗教に対するカールの見解が小気味よく、またそのスタイルも万国共通のようだ。 そういえば、胡散臭い海外ボランティア(断った)に誘ってきた知人が、その後オーラソーマサロンを開いたのを思い出した。 何この共通点。 ちらりと「アマテラスオオミカミ」の名前が出てきて、ニヤリ。 ...続きを見る

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2016/04/01 22:25
噂の女 奥田英朗
いわゆる「田舎」の小さい職場のしがらみ話なんだけど、何となくスマップを連想。 そこをイレギュラー分子みたいな謎の女が立ち回っていく。 こういう世界の描き方が奥田英朗は上手い。 ...続きを見る

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2016/03/15 21:50
悪魔の羽根 ミネット・ウォルターズ
「幸せの秘訣は自由である・・・自由の秘訣は勇気である」トゥキディデス 覚えておきたい言葉を知る。 ...続きを見る

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2016/03/10 20:50
模倣犯  M・ヨート
前作に続いてますます面白くなっていた。 事件もいいが、人間関係の変化や動きも上手い。 ヴァニヤとビリーの関係やウルスラの心境なんてもう。 ...続きを見る

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2016/03/04 14:49
ツ、イ、ラ、ク 姫野カオルコ
誰かに似ていると思っていたが、misonoは統子(小学生時代)とそっくりだ。 思い出せてすっきり。 そして「シソ鳥」先生、その通りの顔の女性がテレビにでていた。本当にいたとは。 ...続きを見る

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2016/02/10 20:58
いちばん長い夜に  乃南 アサ
震災当日の仙台のシーンがとてもリアルだと思ったら、その日著者は実際に仙台を訪れていたそう。 バスや市役所、市民が落ち着いて行動していた描写などが、体験談だったとは。 昔「仙台の人はノリが悪い、二度とライブしたくない」とかユーミンが言ったそうだが、煽られない市民性も悪くないと今にして思う。 ...続きを見る

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2016/02/03 22:12
凶悪
実話ということで本当に怖かった。 似たような事件を聞くので防衛として知っておくべき知識かも。 重要人物が高速で事故を起こして車外に出て後続車にはねられて亡くなった件、桜塚やっくんを思い出してゾッとした。 映画版のピエール瀧に興味があるが、もう十分なのでいいや。 著者と告発死刑囚を仲介した人(死刑囚)の背景もインパクトがあった、甘利問題とタイムリーで得体が知れない世界すぎる・・・。 ...続きを見る

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2016/01/28 22:09
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 村上春樹
またも受身でうじうじした男の話。イライラさせられる。 ピアノと美少女、ノルウェイの森と似たエピソード、これは暗喩なのか。 それはさておき、クロとシロとその姉や両親が謎過ぎる、曖昧なままなぜクロが面倒をみるはめになるのか。これも暗喩? 暗喩が何を示しているのか・・・あのことかなとは思うが書かないことにする。 今更どうにもならないし解決できないという結論、ドナ・タート「ひそやかな復讐」を読んだ後のような気持ち。 ...続きを見る

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2016/01/12 22:22
昭和の犬 姫野カオルコ
文庫になっていたので読んでみた。 著者が小説家になった理由が分かった気がする。 困難な半生だったと同情するが、もし周囲に預けられず両親にだけ育てられていたら、とんでもないモンスターになっていたのではと妄想。 ...続きを見る

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2015/12/25 14:50
水の葬送 アン・クリーヴス
ロンドングラマーを聞きながら読むアン・クリーヴスの世界、最高。 新キャラのウィローも興味深かったが、サンディの一生懸命さがよりいい。 ラストのアグネスの言葉が、フランの言葉としてペレスに伝わればいいのに。 シェトランドらしくジェイミソンズがチラリと出てきたのが嬉しかった。(今年こそ毛糸買ってみたい) ...続きを見る

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2015/12/16 14:47
離陸 絲山秋子
普通の人を主人公にすると描くと筆が鈍るようだ。 想像していたスパイ小説とは全然違っていた。 とはいえ、奇妙なストーリーを最後まで読んでしまった。 ...続きを見る

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2015/12/01 21:58
鳩の撃退法 佐藤正午
やっと読み終わり、津田から解放された。 本に登場した女性たちと同じくうんざりした気持ち。 何なのだこの面倒くさい男は。 「5」から読めばよかった。 ...続きを見る

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2015/11/20 21:11
特捜部Q 知りすぎたマルコ ユッシ・エーズラ・オールスン
ますます面白い。 世界中から莫大な資金と人材を投入されているのに、どうしてアフリカは良くならないのだろう。 という疑問と疑惑、日本でもあるはず・・・。 欧米に度々登場するロマという存在が気になる、今回も出てきたがやはり仄めかされるばかりで今一つ実態が掴めない。(クロッシングラインの漂白民も同じなのか、彼らのような思想の人達は日本にもいるような) ...続きを見る

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2015/11/06 22:22
セプテンバー・ラプソディ サラ・パレッキー
とても面白かった、ヴィクの年齢不詳な強さ炸裂。 イデオロギーに翻弄される天才物理学者。 国家間の人材争奪。 家族のむずかしさ。 タイムリー。 ...続きを見る

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2015/10/28 21:04
短くて恐ろしいフィルの時代 ジョージ・ソーンダーズ 岸本佐知子訳
寓話的世界のポップな文体で別次元の話のようだ。 でも今世界のどこかに、フィルが活躍中のエリアがあると思い至り慄然とする。 そして誰もが、最後に登場する少女に学校や職場で会ったことがあり、自分の中にもこの少女を住まわせてはいないかと自問自答させる。(文化大革命の江青を連想) ...続きを見る

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2015/10/27 13:11
サムシング
親指にはめる読書グッズというものを丸善で買った。 確かにページが安定して便利、もう小指が疲れることもない。 読むぞー。 ...続きを見る

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2015/10/21 22:27
ララビギン
ミニマリストが買いそうな良い物のみ載っている雑誌。 余計なエッセイなども無く、全てが省力化されている。 絶対に損したくない、ここまでくると清々しい。 ...続きを見る

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2015/10/15 22:12
富士日記 武田百合子
面白いと勧められて借りて読んでみた。 最初は何が面白いのかと疑問だったが、「外川さん」などが登場するにつれてだんだん面白くなってくる。 読後、思いがけず切ない気持ち。 ...続きを見る

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2015/10/13 21:37
冥土めぐり 鹿島田真紀
辛気臭そうな話で敬遠していたが、思うところがあり読んでみた。 登場する「母親」が、世間を騒がせたマザーアースによく似ていた。 逃れるための大義と手段。 あの不可解な騒動の腑に落ちない部分を、勝手にそういうことかと解釈してしまう。 ...続きを見る

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2015/10/07 15:13
黒い迷宮 リチャード・ロイド・パリー
ルーシーブラックマン事件について知らなかったことばかりだった。 報道されていない事だらけで、当時のマスコミはどういうつもりなのかと疑問に思っていたら、終盤に著者が犯人から受ける「報復」で納得。 全体的に恐ろしい本だが、著者本人の実体験だけにここが一番怖いシーンかも。 だから警察も及び腰だったのかと憤りを覚える。 著者の母国ではアンタッチャブルな存在どう対応するのか気になった、果たして同様に言及できるのか ...続きを見る

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2015/09/26 20:47
火花 又吉直樹
雨宿りに図書館行ったら、文芸春秋があったので読んでみた。 ...続きを見る

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2015/09/01 23:01
作風
中村文則の「迷宮」と梨木香歩の「夏の朝」は、テーマが一緒なのに内容が全然違う。 「迷宮」は心底うんざりさせられ、「夏の朝」は本当に朝の光のようなきらめきがある。 どちらも素晴らしく、これがセンスというものか。 ...続きを見る

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2015/08/26 21:15
藤田コトトメ殺人事件の番組が気になったのでwikiを見てみたら、弟の書いた本があるとのこと。 尼崎の事件を連想させる子供を攫い利用する人達の話らしく、とても興味深い内容で読んでみたいが品切れだし近所の図書館にも無い。 どうしたものか。 ...続きを見る

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2015/08/25 23:01
丹生都比売 梨木香歩作品集
どの短編も読んだことのない独特な世界で、とても良かった。 全てタイプが違うストーリーなのに、一貫したテーマがあるような。 ...続きを見る

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2015/07/30 22:34
特捜部Q ユッシ・エーズラ・オールスン
デンマークミステリーをシリーズ4巻まで一気読み、面白かった。 犯罪の陰惨さと、家族に悩まされ生活感あふれるカールの日常の対比の妙。 助手はアラブ人で新人は情緒不安定女子とキャラも立ってる。 下世話なネタも多くて、男女兼用トイレの便座上げ下げ問題など北欧社会が身近に感じられる。 5巻も楽しみ。 ...続きを見る

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2015/07/24 21:36
六人目の少女 ドナート カッリージ
途中で、それはないだろうという登場人物が現れてしまい不満を覚える。 が、あとがきで現実に起きた主婦による毒殺事件が紹介されていて、ここまでコミなのかと思わされる。 その不気味な事件、なんでそんなことになったのかフジか日テレの再現ドラマで取り上げて欲しい。 ...続きを見る

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2015/07/06 22:11
尾崎翠のその後
新聞の日曜版に、尾崎翠のその後が取り上げられていた。 帰京後、実は充実した生活をされていたとのこと。 何をもって幸せとするか、清々しい気持ちになった。 「第七官界彷徨」を読み直したい。 ...続きを見る

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2015/07/01 20:27
かたづの! 中島京子
登山中、羚羊に遭遇したことがある。 羚羊は逃げずにこっちをジッと見てきた、媚も怯えもない不思議な視線だった。 なので、片角様の設定はすんなり入ってきた。 全然知らなかった八戸の女大名清心尼、江戸時代になっても相変わらず血生臭い策謀が武家社会には満ちていた。 面白かった。 彼女らの決断が無かったら、遠野が無法地帯から後の重要拠点になることもなかったのか。 ...続きを見る

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2015/06/16 15:04
善き女の愛 アリス・マンロー
何冊か読んで、一貫して流れるテーマの厳しさに気づく。 「教育ばかり受けて分別が身についていない」 そして、教養と呼ばれるものの行方。 ...続きを見る

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2015/06/11 14:09
犯罪心理捜査官セバスチャン M・ヨート
「北欧では〜」と言いたがるタイプを裏切るスウェーデン人たちのキャラクターと現状。 ディーゼルのジャケット着ないと学校に行けない高校生・・・警察が学校を操作することの難しさ。 どこの国も病み方は大体一緒だ。 ...続きを見る

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2015/05/12 22:18
さよならの手口 若竹七海
ようやく読めて若竹ワールドを満喫、面白かった。 やっぱり一番好きな女探偵だ。 この独特の雰囲気、テイストは他の作家と何が違うのかわからないが何度も読み返してしまう。 もっと書いてほしい。 ...続きを見る

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2015/04/14 20:05
金色機械 恒川 光太郎
知人に勧められて読んでみたら面白かった。 食わず嫌いだったことを後悔。 追いかけよう。 金色様にまた会いたい、続編書いてくれないかなあ。 NHKBS時代劇で映像化してほしい。 ...続きを見る

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2015/04/03 19:47
ソロモンの偽証 宮部みゆき
やっと読み終わった。 読む年齢によって印象が違いそうだった。それが良い。 私はもう40過ぎてるので、自分が遭遇したあの人のあの言動、あんな事こんな事を読みながら思い出した。 ああいう面を持った人達は確かにいるんだよなあ。 ...続きを見る

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2015/04/01 11:46
リアルシンデレラ 姫野カオルコ
人生はいつどこで生まれるかで決まってしまう。と誰かが言っていた。 この世で一番不幸なのは貧富より、無責任な親の元に生まれることかも。 今年に入ってから起き続ける大事件に多々思う。 ...続きを見る

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2015/03/09 14:16
虐殺器官 伊藤 計劃
このところ「表現の自由」と言う言葉が、自動的に争いが発生する便利なシステムになっていないか。 これこそ虐殺器官。 扇動者にのせられたらいけないと思う。 ...続きを見る

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2015/02/17 18:14
脳天壊了―吉田知子選集
新年早々、風邪で寝込む夫を横目に読みふけってしまった。 想定外の物語にゾクゾクして風邪がうつったかと思えるほど面白かった。 それでいてあんなにも怖くてダークなのに、嫌な後味がないのが不思議だ。 悪夢加減がデヴィッドリンチみたい。 距離感の問題なのだろうか。作者側にこう思われたいという意図が感じられないのが何よりいい。 ...続きを見る

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2015/01/09 14:07
サラサーテの盤
毎年、世田谷一家殺人事件の新事実が発表されて困惑する。 どんどん犯人像が変わっていく。 息子が発達障害だったというのも初めて知った、ある番組ではそこが事件のポイントとまで言っていた。 ...続きを見る

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2014/12/29 19:55
そら 吉田知子
久々に読み返した「箱の夫」、何度読んでも衝撃がある。 そこから続く、犬短編の辛辣さ。 「幸福な犬」に石原慎太郎らの言い分みたいなものを連想してしまう。 「そら」の女子小学生ノサキヨネコの世界観は、宮崎駿アニメには絶対に出てこない。 町田康の高校国語試験風問題に答えれば、「しま」とは作者の父親がロシア人に連行されてそれっきりになった樺太のことではないかと思われる。 ...続きを見る

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2014/12/27 15:11
日常的隣人 吉田知子
また変な本を読んでしまった、クセになる面白さ。 変と言えば沼田まほかるの世界だけど、あちらは病んで日常生活もままならないのに対して、こちらはあくまで普通に生活を営める人(自称含む)それぞれの「日常」。 他所様の日常をバカにするなかれ。 もやもやと余韻のある読後に、巻末の町田康からの出題が効いてくる。 ...続きを見る

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2014/12/26 21:57
水声 川上弘美
気持ち悪い話だった。 理不尽さの中で内向きになっていくというか、高尚で深淵な意味を込めているのかもしれないが、姉弟きょうだいの私には理解し難い世界。 昔読んだ某音楽家のインタビュー記事で、ヒモだった理由が「親の戦争のこと」だった時のうんざり感と似ている。 まず望むタブーがあり、そのタブーを犯すための大義名分を探す人たち。 ...続きを見る

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2014/12/19 22:17
遠野物語retold
急いで続きを読んだ。 中毒性がある。 もっと早く遠野物語を読んでいたら、以前行った岩手旅行はもっと楽しめたはず。 河童淵と金色堂とゴマ擂り団子で満足してたが、遠野ワールドも体感したかった。 己の教養の無さが悔やまれる、また行きたいなあ。(あまちゃんワールドもあるし) タイマグラという土地に興味が湧いたが、今はキャンプ場とのこと。石畳と山男はどこへ。 安倍ガ城も登山コースの一部に・・・無常。 ...続きを見る

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2014/12/10 14:14
遠野物語remix
今まで「オシラサマ」しか知らなかったことを後悔するほど面白い。 特に「山の人」の存在が強烈なインパクトで、移民問題の先取りの様だ。 ...続きを見る

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2014/12/07 14:04
工場 小山田浩子
働いていたころを思い出してゾクゾクした。 職場を生態系としてとらえているところが、ありがちなお仕事小説とは一線を画している。 すごい人が現れたのかも。 ...続きを見る

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2014/11/30 19:28
だれかの木琴 井上荒野
怖い。 東京ガスCMで綾野剛に微笑む中村優子を思い出しながら読んだ。 ...続きを見る

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2014/11/19 20:29
アルモニカ・ディアボリカ 皆川博子
この濃度、皆川先生のパワーが凄い。 これでシリーズが終わってしまうのが惜しい。 でもあの野郎が殺されなかったから、まだ続ける気があるのかな。(あれで気が済むのか矛盾) 当時のロンドン市長の描写が当てはまる胡散臭い人が何人も思い浮かぶ。 政治家だけじゃなく色々と。 ...続きを見る

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2014/11/10 20:47
プリティモンスターズ ケリー・リンク
ケリ・リンクってオリーブのモデルにいたよね、と思いながら読んだ。 どの短編も面白かった。 奇妙な世界なのに、荒唐無稽じゃない。 凄腕、もっと読みたくなった。 時々現れる日本文化も洒落てる。 ...続きを見る

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2014/10/29 21:10
メモ
読売の読書欄で吉田知子の選集が出ていたことを知った。 凄い題名、絶対に読まなくては。 忘れないようにメモ。 ...続きを見る

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2014/10/02 21:21
侍女の物語 マーガレット・アトウッド
連日のイスラム国報道に、高校時代に読んで衝撃を受けた「侍女の物語」を思い出して恐ろしくなる。 まさか現実に。 もう一度読み直しておかなくては。 ...続きを見る

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2014/09/30 15:37
暗い越流 若竹七海
やっと新作。 葉村晶の消息がわかって嬉しい、相変わらずだったけど。 私にも似たところがあるせいか一番好きな女探偵なので、もっと仕事させてほしい。 あとがきにあったトリックトラップというミステリ専門書店のことを知らなかったことが悔やまれる。 行ってみたかった・・・。 幻の殺人熊書店の事件簿「1」も読んでみたい。 ...続きを見る

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2014/09/27 20:52
ディア・ライフ アリス・マンロー
「日本に届く」に登場する人物が、ネットで読んだ公園に現れた明石家さんまと子供の話に似ていた。 子供の遊ばせ方、導き方、自分を出し惜しみしないところ。 「甘えは消えた。とにかくそれどころではなかったのだ―もっと面白いことが沢山あったので。」 子供たちを描写したこの一文に痺れる。 逆に人は面白いことがなくなると「甘え」に戻るということか。いろんなことが腑に落ちる。 でも、それはこの作品のほんの些細な一部分に過ぎない、その後に起こることといいもっと奥行きがある。 ...続きを見る

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2014/09/18 14:17
スタッキング可能 松田 青子
会社あるある満載で懐かしい気持ちになった。 私もよく憤ってた。 名前も知らない口もきいたことがない別フロアの人に勝手に嫌われてたこともあったなあ。 なので評判ほど新しい視点があるとは思えず、あるあるで終わって惜しかった。 ...続きを見る

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2014/09/02 21:42
ゴーン・ガール ギリアンフリン
登場人物に最近起きた凶悪事件とかなり類似性があり興味深い。 「完璧」を求める人々の思惑に戦慄。 あの事件の前と後では読んだ感想が全然違ってくるし、事件への視線も変わってしまう。 ...続きを見る

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2014/08/07 15:24
林檎の木の下で アリス・マンロー
読み応えがあった。 なぜマンローの祖先達はイギリスを捨て、カナダへ渡ったのか。 ...続きを見る

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2014/07/26 17:06
養鶏場の殺人/火口箱 ミネット・ウォルターズ
短編だからこその濃さ。どちらも満足。 ...続きを見る

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2014/07/18 21:08
ペテロの葬列 宮部みゆき
嵩張るので文庫になるまで待とうと思っていたのに、ドラマ化されるので急いで読んだ。(収納が・・・) あんなに分厚いのに、すぐ読み終わった。やっぱり読みやすい文章。 どんな「悪」かと期待していたが、わたし好みの市井の悪で興味深かった。 関係ないが、ハンナ・アーレントの本を読みたいと思っていたこと思い出した。読まねば。 ...続きを見る

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2014/07/10 18:04
マリアビートル 伊坂幸太郎
読もうとして、前作「グラスホッパー」の内容を全然覚えていないことに愕然とした。(老化!) 十分に味わえないのが惜しくて、グラスホッパーから読み返すことに。 内容がつながっているので読み返しておいて良かったが、初めて読むかのように楽しめてしまい不安な気持ち。 そして今作も面白かった。 グラスホッパーが映画化されるそうで、槿役が誰か気になる。 ...続きを見る

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2014/07/09 16:33
小川洋子の陶酔短篇箱 小川洋子
どれも好みの作品ばかり。 ...続きを見る

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2014/06/26 22:05
書評
昨日の読売新聞の「いちえふ」書評がとてもよかった。 読んでみようかと思う。 評者開沼博のことも知らなかったので興味がわいた、この人の本も読んでみよう。 ...続きを見る

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2014/06/02 22:40
火山のふもとで 松家仁之
評判通り、とても美しい洗練された小説だった。 受身主人公やカタカナ料理に音楽などの設定が村上春樹の小説に似ていて、彼らは夜食にうどんを煮たり、年末に紅白歌合戦を観たりなどしない。(ノイズレスとでも言うのか) しかし、村上作品には出てこない働く人々の詳細な描写があり現実的、村上風なのも実はすべて計算なのではないかと思わせる。(もしかして挑戦?村井VS舟山みたいになったら面白い) 職業小説としても恋愛小説(露骨な性描写が無いのも素晴らしい)としても優れている。 ...続きを見る

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2014/05/29 16:06
不良になりました 川上弘美
離婚したり手術したり、いろいろあったらしい。 311後のソリティア断ちという、ささやかな祈り。 吉祥寺在住なのかな、楳図先生、クドカン、大島弓子先生に続いて目撃してみたい。 あの未来型パン屋は確かにおいしかった。戸惑うけど。 ...続きを見る

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2014/05/16 16:11
ひげのOL しりあがり寿
ヨーロッパの歌謡選手権で優勝したコンチータ・ウルストが薮内笹子にそっくり過ぎて衝撃。実在した・・・。 真実の愛を探求する彼女を体現している。 私が読んでた頃からずいぶん続きがあるらしい、また読みたくなってきた。 しりあがり先生、受章おめでとうございます。 ...続きを見る

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2014/05/12 17:40
失踪家族 リンウッド・バークレイ
面白かった。 広島一家失踪事件を連想。 あれは本当に無理心中なのかな、なんて。 ...続きを見る

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2014/05/09 19:21
道草 木皿泉
本屋で平積みになっているのを発見し即購入、いつの間に売ってたの! 10年以上前のラジオドラマのシナリオ集なのだが、ずっと読みたかった。 「四次元課長」とか「ごますり十字軍」、「バンパイア佐藤和夫505歳」いろいろツボだ。(黒田の黒弁当も読めた) 西村雅彦とゲストの二人芝居用だったけど、映像でも観たいなあ。 ...続きを見る

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2014/04/30 13:27
英国一家日本を食べる マイケル・ブース
スノッブな評論家が薀蓄並べる話ではないので、胸焼けも腹立ちもなく楽しめた。 お腹が空いてくる。 食べ物の話だけじゃなくて、幼い息子が新宿の人込みでおびえたものの、人々の秩序に気が付いて安心しだしたエピソードなど感心。 ノーブロッコリー!に笑った。どういう意味なんだろう。 スマップの印象も興味深い。 ...続きを見る

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2014/04/27 16:26
モダンタイムス 伊坂幸太郎
理研の会見を見ていたら、「モダンタイムス」の「分業」の件を連想。 分業すると責任の所在が曖昧になり、ごまかしやすい。 仕事と称すれば、モラルに反することでも大体のことができてしまう。 ...続きを見る

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2014/04/17 20:20
遮断地区 ミネット・ウォルターズ
悪人も善人も、等しく同じ距離感で描写しているのがいい。 かといって甘やかしている部分は無くて、必ず罰が下っている(「相棒」みたい)。 極悪老人が自分のことを名前で呼ぶところ、上手い。絶妙な気持ち悪さ。 一気に読まされて、暴風雨に遭遇したような気持ち。 こういうこと、もうすぐ日本でも起きそう・・・。 ...続きを見る

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2014/04/16 20:37
緑衣の女 アーナルデュル・インドリダソン
「あの男は母を影にした」という一文が印象的だった。 影と向き合えず、他人を己の影に仕立てるDV男。(童話「怖いものなしのジョバンニ」も連想) 妙に明るい人を胡散臭く思いがちなのは、その辺があるのかも。 昔、タレントの中山秀征の芸風がどうにも苦手だったのを思い出した(最近は陰影が感じられるような気がするからか平気) よく似た北九州事件の主犯男の場違いな笑顔もゾッとした。あっちは本物だ。 ...続きを見る

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2014/04/14 20:24
美しい子供 新潮クレスト・ブックス
このような優れた短編集を読むと、「終わらない日常」とか「絶望の国」などと言うフレーズがますます馬鹿馬鹿しくなる。 そして最後のアリス・マンロー(何度も読んだけど)、やっぱり素晴らしい。最後にこの短編を持ってくるところも。 ...続きを見る

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2014/04/07 20:36
グレートギャツビー スコット・フィッツジェラルド
浦和の無観客試合というニュースなどを観て、グレートギャツビーのトム・ブキャナンを連想。 日本の右傾化が!なんてマスコミが言いたがるけど、昔からどこにでも生息していたタイプの人たち。 だからこの本は普遍性があるのだなあ。 個人的にはマスコミの流れの方が気になる。 ...続きを見る

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2014/03/26 20:58
イヤーオブミート ルース・オゼキ
10年以上前に読んで書名も作者も忘れてしまったけど、とても面白かったからもう一度読みたいと思っていた本。 読売新聞の文芸コーナーの記事で作者のことが紹介されていてピンときた。 検索したらやはりそうだった。忘れないようにメモ。 絶版らしいから、図書館へ行かなくては。 今こそ読むべき本かと。 ...続きを見る

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2014/03/25 13:03
コリーニ事件 フェルディナント・フォン・シーラッハ
またドイツ文学。小説としてはあまり上手ではない。 ...続きを見る

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2014/03/17 21:20
謝罪代行社 ゾラン・ドヴェンカー
ロストデイズを最後まで観てしまい後悔、この本を思い出した。 登場する若者たちのありえない行動にイライラ、共感も同情もゼロ。 彼らのドイツ社会への不満がそっくり日本の若者の閉塞感のようで、万国共通かと思わされる。 ...続きを見る

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2014/03/17 21:04
ニシノユキヒコの恋と冒険 川上弘美
伊勢谷友介の恋愛遍歴とニシノユキヒコがかぶる。 ...続きを見る

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2014/02/24 21:03
あまからカルテット 柚木麻子
永井するみと共通した部分がある気がする。 そこを手放さないと・・・もう一皮剥けて欲しい。 とはいえ、無性においなりさんを食べたい気持ち・・・。 ...続きを見る

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2014/02/20 21:37
グッドバイ 太宰治
「バイバイ、ブラックバードをより楽しむために」も読んでみたら、元ネタになった太宰治のグッドバイが収録されていた。 予想以上に面白くて、どうしてこれを未完にして心中自殺してしまったのか、とても残念。 大食い、怪力、駄洒落、ぼろアパート、鉄拳制裁とキヌ子のキャラクターが堤監督作品のヒロインっぽくて、大好き。 とにかくケチで姑息な情けない男田島(上田次郎っぽい)との掛け合いも愉快。 返す返すも惜しい。 ...続きを見る

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2014/02/16 14:28
バイバイ、ブラックバード 伊坂幸太郎
面白かった。憂鬱な大雪&風邪を吹き飛ばすほど。 瑛太&マツコ・デラックス(笑ってはいけない年末SPでの傍若無人さ)であて書きしたみたいに、登場人物の容姿が浮かんだ。 星野も繭美も5人の女性たちもみんないい、伊坂作品はこうじゃないと。 これこそ映像化してほしい。 ...続きを見る

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2014/02/10 20:58
少女外道 皆川博子 
どうせならここまで昇華してほしい。 道の外に押し出されていく少女たちの姿の耽美なこと・・・。 それにしても老いない先生、このテンションを保ち続ける秘訣はなんだろう。 ...続きを見る

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2014/01/28 20:19
ギンイロノウタ 村田 沙耶香
つい川上弘美絶賛の帯につられてしまったが、また「あっち側」な本だった。 なにこれ。 女子が主人公だけど、サカキバラやアキハバラなどの事件を連想。 読後どっと疲れたが、もっと作品を読んでみたくなった。 ...続きを見る

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2014/01/28 20:07
ユリゴコロ 沼田まほかる
文庫になっていたので読んでみた。 またも、「あっち側」の人の話だったが、そんな人がユリゴコロを獲得していくまでが興味深かった。 よその人には迷惑この上ないけど。 ...続きを見る

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2014/01/28 19:54
リリアン エイミー・ブルーム
北米で語り継がれる「リリアン」という少女の伝説を元に書かれている。 作中に登場するコンデンスミルクや熊肉のビスケットサンドの様に濃厚なストーリー。 登場人物は皆必死でアンモラルだが、他人のせいにしないところが潔くて良い。 もしリリアンが一言でも従妹への恨み言を言ったら、読む気が失せてしまったはず。 旅の途中、リリアンがある種の神に願い事をしだすシーンに日本の八百万の神を連想し、その共通点に思いを馳せる。 ...続きを見る

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2014/01/17 11:46
残穢 小野不由美
またマンションから2軒続けて引っ越していった。 ゴミ捨て場には「ママ友トラブル」「ご近所の悪い噂」「ご近所トラブル怖い話」などの分厚いレディコミが沢山捨てられていた。 ロビーの掲示板にもトラブルの痕跡が漂っている。 土地の履歴を辿った方がいいのでしょうか。(もちろんやらないけど) ...続きを見る

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2013/12/16 18:22
美容院にて
オレンジページ、anan、VERYを渡された。 さして参考にならない、Marisol、今日の料理も置いてほしい。 ...続きを見る

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2013/12/14 21:07
青雷の光る秋 アン・クリーヴス
シェトランド4部作完結・・・リアルな田舎描写と吹きすさぶ風に痺れる。 読み終わってあれ?と思い伏線を確認、痛ましさ倍増。 でも続きがあるらしいから、一体どうなるのか気になってしまう。 ...続きを見る

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2013/12/05 22:24
猫ピッチャー
猫の習性と野球がいい感じに融合した漫画。 ばかばかしいけどミーちゃんがかわいい。 ...続きを見る

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2013/12/04 21:12
竜の眠る星 清水玲子
安堂ロイドに物足りなさを感じていたら、「竜の眠る星」を読みたくなってきた。 特に「22XX」を読み返したい。(アンドロイドの味覚についてショッキングなストーリーだった) ...続きを見る

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2013/11/05 21:27
民宿雪国 樋口 毅宏
タモリ論で話題なので読んでみた。 何となく有吉のツイッターを連想。 確かに読んだことがないような小説だった。 それにしても、なぜこの本を祖母に捧げるのか、捧げられても困るだろうおばあちゃん。 ...続きを見る

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2013/10/31 21:12
金原まさ子百歳からのブログ
最近はまっている俳句ブログ。 エッジが効いているとはこのことか。 どの句もくるなあ。 木皿泉とはまた違った年齢不詳な面白さ。 物凄く憧れる。 こちらも読んでみなくては。 ...続きを見る

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2013/10/25 19:23
SOSの猿 伊坂幸太郎
「本当に悪い人」が出てくるシーンで、本当に首輪を嵌めていて陳腐に感じた。 そこを首輪を出さずに支配関係を表現するのが文学じゃないのかと思ったが、ここのところ度々「首輪」監禁事件が起きてむしろありなのかと思わされた。 これは2009年作品だけど、尼崎発覚は2011年か・・・その後青森や福井等続く。 面白くなりそうなところで、若者が世間に物申したいことだけ言って終わってしまった感じで残念。 ...続きを見る

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2013/10/18 21:20
アンパンマン
やなせたかしさん死去。 幼稚園の頃、アンパンマンがネッシーに食べられるお話の紙芝居を持っていた。 弟に読んで聞かせた記憶がある。 確かアンパンマンの服はゴムで出来てて苦かったはず。 懐かしいなあ。 アンパンマンは永遠です、ありがとうございました。 ...続きを見る

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2013/10/16 19:04
アリス・マンローがノーベル文学賞
アリス・マンローがノーベル文学賞を受賞。 ファンとして、とてもうれしい。 私が読みたいのはこういう本、もっと書いてほしい。 ...続きを見る

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2013/10/10 20:59
アリス・マンローが
雑誌で断筆の記事を読みショックを受ける。 高齢が理由のようだ。 ノーベル賞は村上春樹よりもアリス・マンローが受賞してほしい。 そうしたら、もっと翻訳されるだろうし。 気を取り直して新作を書いてくれないものか。 ...続きを見る

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2013/10/02 20:49
湿地 アーナルデュル・インドリダソン
本筋とはあまり関係ないが、アイスランドでもキラキラネームみたいなものがあるらしい。 主人公の元妻が「かわいいから」という理由で変な名前をつけて、その影響があるかどうかは知らないが子供たちはアル中、薬中で恐ろしくひどい人生を送っている。 「湿地」はシリーズ第3作目なので、翻訳されていない以前の作品にその辺の経緯が描かれていたのだろうか。 非常に気になる、読んでみたいなあ。 ...続きを見る

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2013/09/26 15:52
木皿泉ムック
見逃した「すうねるところ」の原案小説が載っていて、とても得した気分。 そうはいってもやっぱり映像でも観たい、むしろ悔しい気持ちが増していく。 薬師丸ひろ子は素敵な人だということが寄稿されたエッセイからも伝わってきた。(鈴鹿さんのイメージで読んでしまったけど) ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2013/09/18 18:36
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ 辻村深月
オーダーメード殺人倶楽部もそうだが、散々悪口を言うものの自分は悪く思われたくなくて最後に体の良いフォローをする人みたいな感じ。 まだ昇華できていない印象。 ...続きを見る

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2013/09/13 21:10
すいか 木皿泉
近所の本屋にやっと入荷。(このご時世、貴重な本屋なのでここから買うようにしている) 10年前の自分を思い出しつつ、懐かしく読んだ。 よく覚えているシーン、忘れていたセリフ、どれもしみじみ。 教授の「一寸先は闇」というセリフ。本当だった・・・あの当時からは想像もつかないことばかり起こる現在。 「その後」もあってすっきり、ドラマ化は無理なのかなあ。 10年後の自分はどうなってるんだろうかとまた考えている。 いや、どうなってるのかじゃなくて、どうしているのかだな。 ...続きを見る

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2013/09/12 13:52
歴史が語る恋の嵐 中野京子
薄い文庫だけど、トリュフ詰め合わせみたいな濃い女達の話。お得。 子供の頃読んだキュリー夫人の伝記には、あのグズグズ男のことは書かれていなかったような。 待ってるだけの日陰の女で終わっていたら、原子力の発展はもっと遅れていたのかも。 何が運命を変えるかわからない。 イザベラ・バードも体の不調ばかり気になる田舎の中年独身女から、世界的旅行家に変身できた。 とりあえず動けということか。 ...続きを見る

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2013/09/09 16:17
野兎を悼む春 アン・クリーヴス
北欧に限りなく近い、イギリスのシェトランド諸島が舞台。 サンディがいとおしい。 田舎の人間関係はどこも一緒だなと思いつつ読んだが、同時にSNSやLINEが醸し出す田舎臭さはこれかと実感。 「田舎の穴」はどこにでも開いている。 ...続きを見る

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2013/08/28 12:28
雪の女 レーナ・レヘトライネン
暑いので北欧フィンランドのミステリーに挑戦。しかも舞台は冬。 なじみのない国の話なのにやっぱり似たような問題を抱えていて、特にある田舎の村は東北の寒村に置き換えてもいいくらい。 その一方で、パートタイム警察官など独特の働き方があり興味深く、自由さの振り幅が広い印象。 ムーミンの国へのファンタジーが消えて、より親近感が湧いてくる。 面倒な性格のヒロイン、続きが気になる。 ...続きを見る

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2013/08/20 12:48
キャベツ炒めに捧ぐ 井上荒野
60代女性3人が営む惣菜屋の話。 どんな素材も料理次第でおいしくなる、食材も人も。 惣菜のセンスが良くて、食べてみたくなる。 家事モチベーション増。 ドラマ化してほしいなあ。(ピン子不可) ...続きを見る

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2013/08/12 21:13
奇貨 松浦理英子
「葬儀の日」から全部読んでいるのだが、この奇妙なテイストは誰も真似できない。 相変わらず好きだ。 本田というキャラクターが、「犬身」のアマゾンレビューを辛辣に書いていた小谷野敦に思えてくるのだが気のせいかな。 小谷野のwikiを半分読んだ程度での印象だけど。 ...続きを見る

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2013/08/09 15:36
アイコレクター セバスチャン・フィツェック
猛暑日、まだ怖い本を読み続ける。 もうこの年になるとお化けよりも人間が怖いのでサイコサスペンスに。 フィツェックのサイコものはもはや食傷気味かと思ったが、斬新な仕掛けで飽きさせない。 助けになる盲目女性の生活のディティールが細かく興味深い。 次の作品にも登場するか気になる。 ...続きを見る

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2013/08/07 20:45
鬼談百景 小野不由美
もっと涼みたいので読んでみたが、寝ぼけネタを読むと興ざめする。 せっかく夏までとっておいたのに。 私が読みたいのはもっと違うタイプ怪談だ。 「空きチャンネル」や「さずかりもの」のような不気味な話は気に入った。 ...続きを見る

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2013/08/06 17:54
更年期少女  真梨 幸子
夏なので怖い本。 あの事件に似ているなあと思ったら、やはり巻末に参考資料としてあった。 ひんやり。 話題のフジコも読んでみようかな。 ...続きを見る

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2013/08/05 21:13
くちぬい 坂東眞砂子
山口連続殺人の続報から、「八墓村」+「くちぬい」に印象が変化。 ...続きを見る

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2013/07/26 12:39
すいか文庫化
木皿泉の「すいか」が来月文庫化されるらしい。 うれしい、買わなくては。 いや、その前に初小説を買わないと。 忘れないようにメモ。 ...続きを見る

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2013/07/18 13:05
雪と珊瑚と 梨木 香歩
結構都合よくストーリーが進むのでファンタジーの気配すらあるのだが、もし珊瑚の能力でまともな家庭に育ったらもっと成功していたのでは、と考えなくもない。(むしろ、あえてのスムーズさに意味を持たせているとか) 過去との折り合いのつけ方や内省の描き方が細やかだった。 読みながら、「貧すれば鈍する」「無知は罪」という言葉を連想していた。 彼女たちは知らないことすら知らない、わからないことすらわかっていない。 知人と珊瑚の生い立ちが似ていてしみじみする(その後、珊瑚の母のようになったらしいが・・・)... ...続きを見る

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2013/07/17 18:34
氷 アンナ・カヴァン
先日、背骨に入れられた麻酔薬のおかげで、「Ice」の意味がわかった。 本当に冷たかった。 ...続きを見る

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2013/07/02 13:26
首斬り人の娘 オリヴァー・ペチュ
中世ドイツを舞台にしたミステリ。 作者のご先祖様をモデルにした処刑吏が主人公で、とても面白かった。 1600年代といえば日本なら江戸時代なのだが、魔女狩りやし尿処理の点など日本のほうがましだったと思えてくる。 キリスト教がもたらした科学の停滞がここにも・・・。 このシリーズはまだ続くらしいので楽しみ。 ...続きを見る

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2013/06/27 14:01
ぼんくら 宮部みゆき
入院中は軽いものしか読めないと聞き、読書用に持って行った。(確かにそうだった) しかも読むのが三回目のはずなのに、全然内容を覚えていなかったことに愕然。 新鮮な気持ちで読めてお得だったかも。 ...続きを見る

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2013/06/23 13:32
こちらあみ子 今村夏子
あみ子の世界にルドンのキュプロクスの絵を連想、単眼的視点とでも言えばいいのか。 チョコクッキーのチョコだけ舐めとるシーン(そしてそれを他人に)が象徴的、一事が万事この感じだ。 まずこの著者が何者なのかが気になってしょうがなかった。 沼田まほかる以来のすごい新人が現れたと思ったのに、もう筆を置いてしまったらしい。 なぜ?もっと読ませてほしかった。 ...続きを見る

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2013/04/23 13:51
先生のいじめ
小学校の女性教師が、率先して児童をいじめていたというニュース。 ああ、いたいた・・・。 この先生が受け持った児童たちの追跡調査をやってみてほしい。おかしなことになっていそう。 ...続きを見る

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2013/04/19 22:11
メモリー・ウォール アンソニー・ドーア
「記憶」をめぐる6つの短編集。 ストーリーも頭に浮かぶ情景も全てが美しく端正、文章だけでこんなに表現できるなんて。 どの短編も読んだことがない、別の世界に連れて行ってくれる。 「ネムナス川」、東北の両親を亡くした子供たちのことを連想して心に沁みた。 日本を舞台に一篇書いてほしい。 もっと読みたい。 ...続きを見る

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2013/04/19 21:18
メタルギアの人の本
文春で小島秀夫の記事を読み、とても共感。 わたしが物語を読む理由の一つもそうだった。 子供のころ、MSXのメタルギアに弟が夢中で面白さを力説されたが、プレイした記憶がない。(スナッチャーは面白かったと記憶) 今思えば、理系+αな弟の進路もメタルギア(とMSX)に出会ったことが運命だったのかも。 私もやってみれば何かが変わったのか。 文系な私は、この本のほうに興味があるのでメモ。 ...続きを見る

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2013/04/17 21:37
吊るされた女 キャロル・オコンネル
やっとマロリーの少女時代の謎が一部明らかに。 娼婦達とマロリーの関係が斬新だった、「物語」をあんな風に扱う発想は初めてかも。 売れない画家だった作者らしく独創的。 そういえば先日の相棒の面白かった回、キャロルオコンネルっぽかったなあ。 ...続きを見る

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2013/04/05 18:08
小説のように アリスマンロー
カナディアンゴシックと呼ばれているらしいが、おどろおどろしさよりもしみじみとしたものを感じた。 アリス・マンローが世界中で読まれているのは、誰もがこの中に自分自身を発見するからでは。 特に「子供の遊び」に、自分の子供時代に思いを馳せてしまい、グッと来た。(あんなことはしていないが母のタイプが似ている) ただ二重否定の翻訳はそのままでいいものなんだろうか、「〜じゃないとは思わない」みたいなのを連発されると疲れる。槇原敬之か。 アリス・マンローの文体を生かしているのかもしれないが、物語を味わ... ...続きを見る

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2013/04/04 14:45
人質の朗読会 小川洋子
小川洋子作品を読んだ後の気持ちが独特すぎて表現できない。 どう言えばいいのかずっと考えているが、やっぱりわからない。 フワーッとしつつも高揚感があるわけではない、周囲を暖かい霧で包まれたような気分。 ...続きを見る

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2013/04/04 14:14
小暮写真館 宮部みゆき
読中、兄弟どちらにも神木隆之介の顔がちらついていたのだが、本当に彼主演でドラマ化されるとは。 不動産屋は中村梅雀としか思えなかったけど、違うのかな。 ハードな内容をマイルドにしたかったのか、ライトノベルっぽくしたかったのか読むのが面倒なところもチラホラ。 登場人物への愛がそうさせるのだろうが、個人的にはもっとシンプルにしてほしかった。 終盤に追いかけてきた「母親」、生体肝移植狙いだったのではと邪推。 ...続きを見る

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2013/03/26 13:57
ウィンター・ビート サラ・パレッキー
読後、このところの北朝鮮報道を穿った目で見てしまう。(ロッドマンの$柄ジャケット・・・) 面白かったけど「悪」が多すぎて少し散漫な印象、イタリア→中南米→東欧とマフィアの残忍さがアップしていくシカゴ。(他所事じゃない) それにしても終盤のヴィクの行動に唖然、アラフィフなのに頑張りすぎ! ...続きを見る

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2013/03/13 13:20
コンタクトゾーン 篠田節子
このところ沖縄に以前読んだコンタクトゾーンを重ねてしまい再読。 中韓が台頭してくるまで、地政学などには全く興味がなかったなあ。(今も理解できてないけど) 冒頭で死んでしまう人のキャラクターが予言めいている。 ...続きを見る

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2013/03/07 12:55
二度寝で番茶 木皿泉
「怒り新党」の手土産の是非を問う内容で、はじめは手土産を否定していた有吉とマツコが最後は手土産を肯定する展開に、この本を思い出した。 「かもめ食堂が暴力的だ」の回がよく似ている。結局それを描いたのがかもめ食堂のことだろうという着地点。 会話していく内に自分の中の価値観や偏見が、別の方向にシフトしていく。 人と会話のすることの妙、おかしみ。 ...続きを見る

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2013/03/01 16:14
宇宙エンジン  中島京子
一度も番組としてのスペクトルマンを観た事がなかったのだが、興味深いストーリーで観てみたい気持ちになった。 ...続きを見る

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2013/02/19 17:33
読書傾向
ヒロインが娯楽として小説を読むことを好まず、歴史などの専門書を読むという描写を何度か目にした気がする。 すぐ思い出せるのは青豆やリスベット(だったような)・・・二人共どこか似ている。 フィクションに振り回された二人の不遇な生い立ちを考えると、当然の読書傾向なのか。 小説を楽しむ読者側からすると引っかかるけど、ハードボイルドなキャラクターにするならそうなるのか。 計算されてるなあ。 他にもいないか、もっと探してみたい。 ...続きを見る

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2013/02/05 15:03
極北 マーセル・セロー
今年読んだ本のベストかも。まだ一月なのに。 とてもよかった、冷たい空気で洗われた気持ち。 震災と絡めて近未来ものとして紹介されがちだけど、ちょっと印象が違った。(むしろ尼崎事件の香川がよぎる) 非常にリアルで、村上春樹のいう意外感が確かにあった。 ...続きを見る

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2013/01/19 21:59
ミッドナイト・ララバイ サラ・パレツキー
もう20年以上ずっと読み続けているシリーズ。 巨大モールの出現によるドーナツ化現象、地場産業の衰退によるスラム化、イタリアマフィアを駆逐する中南米マフィア、女子高生の妊娠と教育問題、移民問題と人種差別・・・アメリカの闇を描いているけど距離感がちょうどいい。。 巻を重ねるごとに物語の舞台シカゴに日本がどんどん近づいていて、ここ数年でとうとう追いついた印象。 そして今回は、ヴィクの一族にまつわる亡霊のような話で、ヴィクが直面する事実が辛い。(ヴィクがやっと持ち直して嬉しかったのに) これもま... ...続きを見る

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2013/01/15 21:32
小さいおうち 中島京子
正月に身動きがとれなくなり、また読んでしまった。 タキが誰に恋していたのか意見が二分しているらしいが、女子高出身の私はやっぱり「あの人」だと読んだ。 山田洋次が映画化するらしいが、この女子による女子のための小さな「世界」を、男性監督に映像化できるのかな。 取り上げたいのはうっすらと全編に漂う「反戦」なんだろうなあ。 でもつい影響を受けてしまって、タキを蒼井優(家事能力低そうだけど)、板倉を加瀬亮で読み直してしまう。時子役はまだ見つからないけど。 ...続きを見る

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2013/01/07 23:43
つやのよる 井上荒野
映画化されるようだ。確かに面白い本だった。 しかも松生役は阿部寛、艶役は誰がするのかと検索してみたがわからず。(個人的には若い頃の大塚寧々かな) 湊は波留、太田は大森南朋の顔で想像していたのだが、映画の方はより生々しいキャスト(一晩二人なんて無理)。 ...続きを見る

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2012/12/27 14:03
ゴーストハント 小野不由美
知人から勧められて貸付けられたのだが、1巻目で脱落したくなり頑張って2巻を読み終わったがもう無理だ。 自分が若くないことを実感させられた、未読のまま返そう。 中学生位で読んだら楽しいんだろうなあ。 知人とは、この先どうなるの?でおしゃべりを楽しみたい。 ...続きを見る

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2012/12/25 21:14
居心地の悪い部屋 岸本佐知子訳
変な短篇ばかり載っている本。 本当に居心地が悪くて笑ってしまうほど。 こういう「異」なものが好きだ。 ...続きを見る

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2012/12/10 15:36
とにかくうちに帰ります 津村 記久子
おもしろいと薦められたので読んでみた。 確かにドライな視点が良いし、この人らしさがある。 会社員時代の記憶が走馬灯のように蘇ってくる。そして働きたくなってくる。 職場の作法の3人が好きだな、続きを読みたいなあ。 勝手に愚痴っぽいのかと思って敬遠してしまっていた、芥川賞受賞作も読んでみようかと思う。 ...続きを見る

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2012/11/22 14:11
東北の伝承切り紙 千葉 惣次
神棚の紙、とだけ思っていたが奥が深いものだった。 高知のイザナミ流も連想。 読後、ヒンヤリと澄んだ北の空気と畏敬の意味を感じさせられた。 ...続きを見る

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2012/11/15 12:43
母がしんどい 田房 永子
話題の本、知人に勧められて読んでみた。 シンプルな絵で軽妙に書かれているものの、サイコホラーと言ってもいいような内容。 大学受験日の朝に起こることがとても恐ろしかった。 この母親の言動が誰かに似ていると思ったら、尼崎ミヨコぽい。(違いが後ろ盾の有無だけ) ぜひ著者には母親の幼少期からの生い立ちをレポートして欲しいところだけど、今は幸せみたいだし、精神衛生上やめといたほうがいいのかな。 帰宅後、著者を検索してみたら北原ミノリのサイトで発見・・・何ここ?変。 彼女は最初のモラハラ男との婚... ...続きを見る

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2012/11/08 14:41
雑文集 村上春樹
尼崎事件で、高松姉妹の姉は最後まで抵抗したらしい。 彼女の経歴が報道されていて、読書家で作家を夢見る一面もあったのだとか。 それを聞いて、元オウム信者が信仰から抜けることができたのは、隠し持っていた村上春樹の小説を秘かに読んでいたからという村上春樹のエッセイを思い出した。 読んだ時は自画自賛かと少し鼻に付きもしたが、今にして思えばやはり「物語」の必要性を考え直す。 児玉清も似たようなことを書いていたし、ロアルド・ダールの「マチルダは小さな大天才」などもそう。 彼女は痛ましい最後となった... ...続きを見る

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2012/10/26 10:49
嘆きの美女 柚木麻子
評判を聞いて読んでみたが、なるほど面白かった。 「モテキ」や「主に泣いてます」と通じるものがあり、屈折した主人公役を森三中黒沢でドラマ化するのも納得。 ドラマも楽しみ。 展開は都合が良すぎるけど、本人が自分で気が付くところが肝心なのでかまわない。 カゲロウのamazonコメントのくだりに笑ってしまった。 著者のこと、ノーマークだったけど他も読んでみよう。 ...続きを見る

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2012/10/22 13:26
はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか 篠田節子
篠田ワールド全開。 この自由さがやっぱり好き。 相棒の良い回みたいな印象。(右京さんも米沢もいないけど) うなぎの話の〆の皮肉さもいい、エデンにつながるものがある。 もっと長くできる題材なのに、欲張らず短篇にしてしまう潔さもいい。 ...続きを見る

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2012/10/22 13:13
パテ屋の店先から 林のり子
田園調布で惣菜店を営む店主のエッセイ集、というとスノッブ臭がしそうだが全然違った。 むしろケチと言えるほどの節約家な印象。 バブル期にこんな「スロー」「エコ」思想を持った人が田園調布で暮らしていたとは。というより成金じゃないお金持ちはこんな感じなのかも。 植生と食生活の関連など着眼点がユニークだった。 巻末の清水ミチコ達バイトOGの座談会も面白い、確かに余裕ある都会の大人のお手本だ。 ...続きを見る

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2012/10/12 20:39
ファントムピークス 北林一光
ある生物のニュースを聞く度に、この本のことを思い出す。 本当に起こるとは・・・。 ...続きを見る

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2012/10/06 18:05
百鬼夜行 陽 京極夏彦
台風に備えるのはやはり分厚い本・・・。 読後、これまでの京極堂シリーズを一から読み返したい衝動に駆られた。 そして次回作の「鵺の碑」に続く短篇まであった。(発売されたら即読みたい気持ちにさせる、上手い) きっちりした相関図を添付してほしい。 実家に置き去りにした「陰」を買い直したいが、この作家は転勤族の敵か。 でも電子辞書にはいま一つ興味がわかない。 ...続きを見る

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2012/10/01 18:14
いちばんここに似合う人 ミランダ・ジュライ
辛酸なめ子が言っていることと同じな気がするが、文学性は圧倒的に高く洒落ている。(探していたソウルメイトでは?) なめ子というより岡崎京子かもしれない。 どの短篇も面白いのでもっと読みたい。 ...続きを見る

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2012/09/12 18:03
日々是怪談 工藤美代子
最近まで存在を知らなかった怪談本。 教えてもらってよかった、もう売っていないそうなので貸してもらった。 変な話ばかりで、強羅の青い女、行ってはいけない山(どこ?)、ストーカーとか毒親やオウムのリアルな恐怖も多種多様。 匙加減が絶妙だった。 でもこの奇妙な話のなかに隠しているすごいことがありそうで、それが透かして見えないか気になってしまう。 某未亡人の玄関の話など、意味深だ。 巻末の対談も興味深い内容で、もっと聞きたかった。 私も夢でいつも行く世界があり、似たようなことを考えた時期も... ...続きを見る

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2012/08/27 21:50
負債と報い マーガレット・アトウッド
このところのニュース(中韓の横暴さ、経済危機、原発問題、環境問題、いじめ、虐待etc)のどれもこれもが当てはまり、新たな視点と理解を得られるのでお買い得な本だ。 ...続きを見る

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2012/08/22 14:07
ツェねずみ 宮沢賢治
こうはなりたくない、と子供心に思わされたネズミたちのお話。 ここ数日の隣国の言動でこの童話がとてもリアルに感じられる。 宮沢賢治自身はどんな目にあったんだろう。 ...続きを見る

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2012/08/16 11:58
LEE
先日、美容院で久々にLEEを読んでいたら唐突に渡辺淳一のエッセイが載っていた。 この場違いぶりはなんだ、と思ったらこの号で最終回・・・当たり前か。 主婦の友達との食事会に友達の舅がついて来てしまい、下ネタ聞かされたり散々といった印象。 そういえば、モアには林真理子が連載しているらしい。 読んだことないが、若いOLの女子会に定年間際OLが無理やり参加してきて、上から目線なアドバイストークを連発され「それ、あなたが言う?」と、気まずい状況を想像。 年寄りのこと甘やかしすぎなんじゃないの? ... ...続きを見る

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2012/08/06 21:39
オリクスとクレイク マーガレット・アトウッド
近未来、理系だけが優遇される北米企業構内を舞台に天才科学者クレイクとその親友ジミー(文系落ちこぼれ)を軸に世界が大きく変わっていく。 ...続きを見る

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2012/08/04 22:46
痺れる 沼田まほかる
夏なのでゾッとしそうな本を読んでみた。 日常に空いたブラックホールのような短編集。 どれも深夜ドラマ化したら面白そう、「普通じゃない」はぜひ小林聡美で。 この暑いのに背筋がぞわぞわして満足、短篇もまほかるクオリティ高し。 ...続きを見る

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2012/08/03 13:33
妻の超然  絲山 秋子
私は下戸なので、「下戸の超然」にとても共感。(主人公の交際相手に知人が似ていた、アルコール以外にも色々押し付けだしてきたので距離を置いてしまった。) ...続きを見る

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2012/07/04 18:09
地獄の絵本 
最近「地獄」という絵本がブームらしい。 ニュース番組で「地獄」を読んだ小学生が、「これってノンフィクションなの?フィクションなの?」と賢しらな態度で親に質問していた。 ああ子供だなあとシミジミしてしまった。いい反応。 どんなに算数や漢字の書き取りができたとしても、あれがまだまだ子供な証明だ。(ディモスの花嫁を読んで黄泉の国に思いを馳せていたあの頃が懐かしい) ...続きを見る

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2012/07/02 18:29
愛おしい骨 キャロル・オコンネル
アメリカの小さな田舎町で起きた古い事件。 何かを見た時、誰もが皆同じものを見ているとは限らない、皆見たいところを見て自分の都合で解釈すると言いたかったのかもしれないが、盛り込みすぎでぼやけてしまった。 ...続きを見る

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2012/06/28 21:49
昔はよかった? 酒井順子
著者の代々の墓が新大久保にあり、先祖は幕府の鉄砲隊だったらしい。 確かその辺の住人は元々甲賀忍者だったが戦が無くなり鉄砲隊になったと、武士の家計簿の磯田先生がコラムに書いていた。(甲賀忍者の盛衰はNHK特集でも興味深い内容だった) すると著者は世が世なら「くノ一」なのか。 そう考えてみると、彼女のシニカルな文体や表舞台に現われず情報だけをこちらに送り続けている姿勢、どこにでも溶け込みやすい容姿など、まさしく現代のくのいち。 血なのか。 ...続きを見る

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2012/06/20 16:24
アンアンの迷走
本屋でAKBの子が下着姿(しかも補正)でポーズを取っている表紙を見かけて吃驚。 アンアンの性的奔放さは昔からだが、ガードル姿だなんて。 見せてもいい下着じゃない、恥ずかしい下着というところに生々しい価値があるんだろうか。 私は美容院でしか読まない雑誌になって久しいけど、もう若い人は買って読んでいない気がする。 この迷走、もしかして廃刊近いのか。 ...続きを見る

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2012/06/08 22:21
不愉快な本の続編 絲山 秋子
きつい、きけん、きたない、の3拍子揃った男。 DVでもアル中でもない、クレバーな悪人。 かといってピカレスクロマン的なストーリーでもない、ただ唖然とするほど不快な人間性を淡々と描いているのだが、奇妙なリアリティがあり未知の生物を観察している気分。 続編の続編を読みたいくらい。 ろくでなしといえば「家政婦のミタ」は驚くほど不快な人間を登場させておいてから、幼児等によるハートウォーミングな展開によって改心する創作者側のうぬぼれがあったが、この作品にはそれが無いのがいい。 ...続きを見る

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2012/05/31 18:00
掏摸・王国 中村文則
「掏摸」と「王国」は同じ世界に属する二人の男女のストーリー。 ハードボイルドというほど硬くないが人情味などという湿っぽさもない、干からびかけてはいるがまだ弾力を失っていない生物のよう。 その水を得られればいつでも逃げられるのに決して手に入らない、渇望と諦観。 ...続きを見る

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2012/05/21 18:31
かいじゅうたちのいるところ
モーリス・センダック氏死去。 とても好きな絵本だった。 ご冥福をお祈りする。 映画も観てみたが、やっぱり自分の頭の中で描く「あの島」が一番だったりする。 あの島は成長過程で重要な存在だけど、大人になっても何度も訪れる。 もし、あの島に辿り着けなかったらどうなるのだろう、とんでもない事件を起こしそうだ。 ...続きを見る

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2012/05/18 15:55
みんなのふこう 若竹七海
最近コージーミステリーが流行っている気配があるけど、日本の作家の中では一番好き。(他によく知らないが) 洒落た構成とキャラクター、無駄の無い文体、それでいて毒があり愉快。 私の頭の中では、謎のチワワ女こころちゃんがどうしてもバナナマン日村になってしまう、作者は誰をイメージしているんだろう。 この先、こころちゃんと葉村晶が遭遇したら・・・という展開があればいいなあ。 ...続きを見る

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2012/05/02 16:18
来ちゃった 酒井順子
あらゆる事象からアウェーを貫いている印象な著者が、わざわざ僻地的な渋い場所を旅し更なるアウェー感を受ける内容。(しかもなぜかプレシャスに連載) 本当は面白いはずなのに、読後切ない気持ちになってしまった。 何しろ行き先に、田代島、いわき、土湯、仙台、十津川、田野畑村など昨年多大なダメージを受けたところが登場。どこも幸せそうだった当時の貴重な記録とも言えるかな。   出版からホンの一ヶ月程でこれらの地域が全く変わってしまうなんて、誰が想像できただろう。 著者のゆるくて愉快で変な旅は平穏な日本... ...続きを見る

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2012/03/13 13:17
アンダーザドーム スティーブン・キング
悪化した腱鞘炎を治すために、何も考えずに分厚い本をひたすら読もうと思ったが、意外と考えずにはいられない本だった。 ...続きを見る

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2012/03/04 14:17
日の名残り カズオ・イシグロ
野田総理が元総理達から引用した演説をしているのを見て、恥ずかしい気持ちになった。 そして今度は、橋本市長の顔をテレビでちらちら見かける。 モヤモヤする、この感じはなんだろう、このモヤモヤは。 カズオ・イシグロの「日の名残り」を思い出し、ざっと読み返してみた。 「現代の議会政治は母親の会が戦争の指揮をとるようなもの・・・烏合の衆が話し合って何になる・・・強い指導者に 行動の機会を与えればどれだけのことができるか・・・時代遅れの制度にいつまでもしがみ付いている国それがイギリス」 ドイツに... ...続きを見る

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2012/01/25 14:09
隣人 喜多由布子
知人から怖い本として貸してもらった。 発言小町と2chで相談されているようなご近所トラブル的な内容(参考にしてる?)で、容赦ない展開に世間を騒がせた「あの事件」「あの女」がいくつも連想される。 私自身も職場で、「家に行きたい、教えて欲しい」+クネクネな女性に遭遇したことがあり、善人ではない私は素気無く断ったのでそれ以上面倒なことはなかった。(家に呼んでしまったうっかりな同僚はいろいろ後悔していた) 薄い付き合いだったがやたらお手製パンを焼いてくる等、咲月と彼女に共通点がいくつも見受けられて... ...続きを見る

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2012/01/17 17:02
オヤジ漫画
アメトークの島耕作芸人 なんであんな漫画が大人気だったのか不思議。(だから不況に・・・) 都合のいい男のファンタジー満載で受身だらけな姿勢に村上春樹も連想。(だから草食化に・・・) あれは男の少女マンガというけど、ちょっと違うなあ。 それにしても、どういう女性観しているんだろう奥さんの顔見てみたいと思ったら、柴門ふみの旦那だと気が付いた。 なるほど。 いろんな意味でハートが頑強な夫婦だ。 ...続きを見る

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2011/12/16 17:16
西巷説百物語 京極夏彦
現在の社会情勢にあまりにタイムリーで震災後に書かれたのかと勘違いし、巻末の日付を見返した。 怪しい輩の暗躍をクールに描いているようで、残された人の心情を慮る温かみにしみじみする。 読後、又市のように遠くに目線を飛ばし、最近仙台の知人から聞いた「怪談」に現われているものを考えたりした。 ...続きを見る

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2011/12/15 14:29
源氏物語 絵合
源氏と朱雀院の兄弟関係が、映画「ゆれる」のようだ。 売れっ子カメラマン弟の家業跡継ぎ兄への上から目線。女性の扱いが酷いのも一緒だ。 六条の御息所の娘を巡り、これまでも散見されていた源氏の嗜虐性が、ここでも存分に発揮されている。 御息所とあんなことがあったのに、その娘に対してなんという考え方! この手のアサッテ感、たまらない。 ...続きを見る

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2011/12/09 16:14
エアーズ家の没落 サラ・ウォーターズ
イギリスのイメージはツイードやドレスを着た紳士淑女とヴィクトリア様式の洋館などの素敵なものが多いが、それは日本でいう侍と和服と武家屋敷のようなもので、現代社会ではもう一般的ではない。 そんな古き良きイギリスの上流文化が庶民に駆逐されて行く様を、ある一家が没落していく過程になぞらえている。 説明せずに描くというのはこういうこと。上手い。 生霊を連想させる不気味な怪奇現象描写は妙な湿り気があって、もしかして著者は源氏物語の六条の御息所の件を読んでる?と思ってしまった。 前向きな話もいいけど、... ...続きを見る

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2011/11/28 14:12
心から愛するただ一人の人 ローラ・リップマン
ローラ・リップマンは短篇にするとより毒素が濃縮されるらしい。 時々、こういう本が無性に読みたくなるが満足させてくれることは少ない。 今回は大満足。 ...続きを見る

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2011/11/17 21:28
大人のための残酷童話 倉橋由美子
故倉橋由美子の夫が逮捕された報道にショックを受けた。 亡くなってからしばらくしてクロワッサンに娘さんのインタビュー記事が載っていた。 母親が家庭では普通の主婦で作家だということに気が付かなかったと語っていたのが印象的だった。 ちゃんとした生活を送る人が精製する猛毒・・・。 高校時代、「大人のための残酷童話」が友人達の間で回し読みされて、解釈を語るのが流行り、その毒に皆で痺れたのが懐かしい。 ...続きを見る

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2011/11/16 21:35
猫を抱いて象と泳ぐ 小川洋子
途中まで、作者が何を言いたいのかよくわからなかった。 しかも私はチェスを嗜まなず、ルールも知らない。 でも、チェスのルールを説明された弟が、幼さ故に理解できず「手でキングを取れば簡単だ」と言ったシーンで、ようやく薄っすらとわかった。 大人になってもそんなことを言ってしまう人がたまにいる。 (木が話すわけ無いからロードオブザリングなんてつまんないとか、何で足で蹴るのかわかんないとサッカーをこき下ろしたりするタイプ。) あらゆるスポーツやゲームにおける制約のなかでこそ美しいものは生まれる。... ...続きを見る

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2011/11/08 15:51
源氏物語 関屋
以前、光にやりたい放題された空蝉一家のその後。 蓬生の末摘花とは対照的な展開で対をなしているかのようだ。 分をわきまえて高望みしない空蝉の人生。 結局前回も今回も、光と空蝉は関係を持っていたのだろうか。(長いこと考えてしまったが空蝉は断ったと思いたい) 関係したのかしていないのかで解釈が全然違ってくるなあ。 哀れみを感じさせる結末も、光を余りありがたがらない罰なのか。 弟の小君がまたムカムカさせる小憎らしいキャラ、こういうところが細かい。 ...続きを見る

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2011/11/03 14:56
ソウルコレクター ジェフリー・ディーヴァー
岡山のOLバラバラ殺人事件の展開が理解不能で衝撃。 「相棒」でも出てこないような異常で歪んだ動機だった。 犯人はこの本のようなことを容易にできると考えたのか? 生育歴を知りたくなるほど馬鹿すぎて、被害者が本当に気の毒だ。 勤務先で殺されるなんて、労災なんだろうか。 ...続きを見る

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2011/10/28 14:06
ポリス猫DCの事件簿 若竹七海
私は猫を飼っていないが、猫好きなのでとても楽しく読む。 猫達の可愛さと対照的に、猫島で起こる犯罪のブラックさが若竹七海らしくてやっぱり好き。 何より猫との距離感がいい。 終盤に登場する巨漢女性が、いろんな人を連想させてくれる。(あの事件この事件) ユーモアミステリーだけど、毒は健在。 もっと書いて欲しい。 ...続きを見る

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2011/10/25 20:04
末裔 絲山 秋子
妻に先立たれた定年間際の公務員、子供達は独立して一人暮らし。 そんな寂しいやもめに誰が興味を持てるだろうか、本人すらも自身に興味がないのに。 ところが面白い、主人公の子供時代、親戚のこと、家族のことがどれもいい。 適当な話のようで、きちんと愛がある。 読後、のび太の「僕がいなくなったら僕が絶滅してしまう」という言葉を思い出した。 つまらない人生も無駄な人もいない。 誰しもが「末裔」。 私はこれでいいのだろうか。 ...続きを見る

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2011/09/27 18:36
まほかるブーム
新聞に沼田まほかるが静かなブームと言う記事が載っていた。 秘かに売れているらしい。 心理描写が濃くてやみつきになるのだとか。 確かに、破天荒な人を支離滅裂に描いただけの無頼物ではなく、不幸体質とも言える彼女らが興味深く、沼田まほかるだけが書ける世界。 共感できな過ぎて深海の生物を覗いているよう。 加護愛や華原朋美やノリピー等の転落アイドル達の頭の中は、もしかしてこんな感じなのかもと思わせてくれて、読後も勝手に想像してしまう。 私がその名を知らない鳥達が沢山いる・・・。 ...続きを見る

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2011/09/13 15:44
横道世之介 吉田修一
やっぱり吉田修一はいい。 あの「悪人」から、こんなにも切なく希望がある作風もいけるなんて。 ...続きを見る

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2011/09/06 15:54
祝マスターキートン復刊
新聞広告を見て、即本屋へ。 10数年ぶりに読むマスターキートンは格別だった。 今では当時の世界情勢と大分変わってしまったことも踏まえて感慨深い。 久しぶりに漫画を買った、こういう漫画を求めていた。 来月が待ち遠しい。 ...続きを見る

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2011/08/31 09:46
パスタマシーンの幽霊 川上弘美
足の怪我にかこつけて本ばかり読んでいた。 ...続きを見る

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2011/08/25 15:49
英雄の書 宮部みゆき
宮部みゆきのファンタジーは、他のジャンルと比べるとあまり出来がいいとは思えず物足りなさがある。 これもそうなのだが、福島原発事故後に読むと感想がちょっと変わる。 60日王キリクのゾンビ兵が移民政策や派遣労働者問題よりも原子力政策と重なり、ヘイトランドが北朝鮮なのか中国なのか、それとも日本なのかと考えてしまう。 なのにその辺がサラッと書かれていて、主人公が小学生なのが惜しい。(子供向けっぽいから仕方ないのか) 視点を変えたらもっと面白そうなのだが、まだ続くようなので続編に期待したい。 「... ...続きを見る

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2011/08/23 17:11
蛇の形 ミネット・ウォルターズ
イギリスの暴動が止まらない様をニュースで見て、思い出した本。 数年前に読んだ際、娯楽の変遷や負の連鎖の構造は日本にもあるなあと、背筋がぞっとした。 日本の未来に当てはまりませんようにと願うばかりだが、消費だけが娯楽と言う価値観は震災でまた変化した雰囲気もあるので希望を感じたい。 ...続きを見る

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2011/08/11 12:20
シェルコレクター アンソニー・ドーア
一難去らないうちに次々と難が訪れる今日この頃。 大自然の驚異の中で自分が単なる生物だと感じた時に読みたい本。 情景描写が繊細で、たちまち自分がアフリカの大地やさんご礁の島やモンタナの雪山にいる気持ちになる。 どの短篇も素晴らしいのだが、「ムコンド」や「世話係」における再生する人間の姿に、探していた希望の光を感じる。(それでいて耳が痛いところもある) 作者はまだ20代でこんな作品を書いたらしい、恐るべし。 米人ナチュラリストだが、シーシェパード的エセエコとは一線を画している。 3.11... ...続きを見る

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2011/08/09 14:34
彼女がその名を知らない鳥たち 沼田まほかる
もし出川哲郎の主演ドラマがあるとしたらこの作品かも。 とても怖い話なのに、そこはかとなく可笑しいところがありパンを床に落とすシーンなどはとても可笑しい。 でもその可笑しさをヒロインが笑わない描写にセンスを感じる。 ...続きを見る

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2011/08/06 17:49
ドマーニの寅カジは一見の価値あり
本屋で見かけた今月号のドマーニに驚愕。 寅さん特集とはこれいかに? 興味本位でチラッと立ち読みしたが、寅カジなどと言ってファッション性を強引に抽出している。 全然ふざけていない!そして真面目なら真面目なほどおかしみが増す! それでいてモデル達は完璧に着こなしていて、わけがわからない。 迷走極まっているが、これは誰のアイディアなんだろう。 清水ミチコのライブネタみたいだが、編集部は真剣なんだよね。 次は「北の国から」あたりか。蛍カジ・・・ ...続きを見る

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2011/08/04 19:13
隣の女 向田邦子
久しぶりに読んでみたら、なぜ「思い出トランプ」に比べてほとんど内容を覚えていないのかが理解できた。 以前読んだ時、私は20代半ばだったが主人公達の気持ちがまったくわからなかった。 妙に男(父)に甘くて、感覚がウジウジと古臭くてこうはなりたくないと思ったのだ。 世代間格差もあるのだろうが、私の世代はこれほど「男」に重きを置いていなかった気がする。 かといってウーマンリブとも違うしフェミニストでもない。(その反動が来たのか、慌てる30代の婚活が盛況) 当時の教育方針や価値観からいって、ほん... ...続きを見る

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2011/08/03 17:40
胡桃の部屋 向田邦子
NHKドラマを観て内容を思い出した。すっかり忘れていた本。 生真面目で損な役回りばかり引き受けるファザコン長女像が、今話題の東電OL殺人事件の被害者とダブるなあ。 短篇なので一体どう脚色して引き伸ばすのか気になった、姉を付け加えた上に原作のシニカルさはカットされがち。 なぜだ。 桃子の辛口な性格描写が重要なのに。 ...続きを見る

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2011/07/27 12:18
「さよなら妖精」米澤 穂信
市橋の裁判ニュースをみて憤りながら思い出した本。 ...続きを見る

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2011/07/15 18:50
ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎
そういえば映画化されてテレビ初放送の前日に震災が起きてしまったなあ、と思い読み返してみた。 仙台を舞台に、平凡な男が思いも寄らぬ陰謀に翻弄されて逃げ続ける話。 小さな伏線が次々と繋がって、何度読んでも面白いつくりになっているのはいつものことだが、これまでの伊坂作品から一皮剥けたというか大人になった印象。 今読むと震災前とは別の意味が見出せてきて、読後の余韻が違う。 作品中の大きな謎が結局わからないのだが、むしろこの理不尽な「なぜ?」と青柳の最終選択が今とても響いてくる。 こちらの現実世... ...続きを見る

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2011/07/12 14:06
生きるとは、自分の物語をつくること 小川洋子
前から気になっていた本。 臨床心理学者河合隼雄と小川洋子の、とりとめのない対談集。 とりとめが無いようで、密度のある内容。 こんな時だからこそ聞きたいお話ばかりだった。 たったの340円でかなり気分が良くなる内容、損得の問題じゃないがこんなにお得な本もないかも。 バッグに忍ばせておきたい一冊。 連載早々に河合先生が亡くなってしまったのがとても残念。 この大震災をどう考えられ、私達はどうすればいいのかをお聞きしたかった。 ...続きを見る

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2011/06/28 14:14
原稿零枚日記 小川 洋子
変な日記と言えばこれ。 小川洋子の不気味路線が復活してうれしい。つげ義春好きなので。 この続きはないのか、彼女の行方が気になってしょうがない。 ...続きを見る

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2011/06/02 13:42
東京日記3 ナマズの幸運。 川上弘美
川上弘美も果物売りに遭遇してた。 好きな作家とささいな共通点が見つかって嬉しい。 茫洋とした日常を綴った何の役にも立たない変な本なのだが、読むとほっとする本。 ...続きを見る

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2011/06/02 13:28
今日マチ子
今月のダヴィンチ、今日マチ子の漫画がとても良かった。 みちのくを詠んだ和歌も合っていた。 ぐっと来て、ちょっと涙ぐんでしまった。 早速彼女のブログを読みにいき、チャリティとの距離感に共感。 それでいいと思う。 ぶれない軸を感じた。 ...続きを見る

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2011/06/01 20:59
火星の庭
前号のブルータス本屋特集を読んでいたら、小さく仙台のブックカフェ「火星の庭」が載っていた。 ブラブラ散歩している時に発見して、何度か通い本も何冊かとお茶を購入した。 チーズケーキがおいしくて、居心地が良かったのを覚えている。 とても個性的だし繁華街から外れているしで、こんな変わった店がやっていけるのだろうかと心配(ごめんなさい)だったが、まだ健在だった! やっぱり居心地の良さが鍵なのか。 仙台はまだまだ大変そうだけど、震災も乗り越えて末永く続いてほしいなあ。 ...続きを見る

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2011/06/01 10:10
児玉清死去
とても好きだったのでショックだ。 知的紳士を代表する方だったのに。 週刊ブックレビューや書評もよくて、本への愛や敬意があって素敵な人柄を感じた。 合掌。 ...続きを見る

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2011/05/18 15:25
もしドラ
NHKでもしドラというアニメを放送していて、絵が苦手だと思いながらもつい全部見てしまった。 普通に学校出てたら普通に体験するような、ごく当たり前のことをやっているだけの都合の良い展開だが、啓蒙としては割と良い出来なのでは。 3.11の前後で、あの病気の女の子をどう捉えるか解釈が変わってくる。 例えば、3.11前なら彼女は学生時代を、逃げ出したミナミは五月病を象徴かな(恋愛とマリッジブルーでもいい)、後なら失われたのは日常で・・・切ない。 ...続きを見る

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2011/05/11 15:34
牡蠣の人
文春の「間取り」に気仙沼の牡蠣養殖家が載っていた。 ずっと気になっていたので、興味深く読んだ。 海の調子を整えるには、まず森から整えるという考え。 すばらしく頭の良い方だと思っていたが、一族の歴史から代々頭が良いのだなと納得。 綺麗な海が早く蘇りますように。 ...続きを見る

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2011/05/04 17:55
ミレニアム
とうとうホリエモン収監へ。 ホリエモンといえば、ミレニアムを読んだ時に、スウェーデンへの幻想が消えたと同時にどこの国にでもホリエモンみたいな輩がいて、同時に彼らに対する関心の高さは万国共通なのだと感心した。 ...続きを見る

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2011/04/26 21:12
れんげ荘 群ようこ
群ようこは平易な言葉でふんわりと穏やかに、それでいて結構きついことを書く。 このところ、様々な女性作家たちが同じタイプの母親を描いている気がする。 最近では、水村美苗の「母の遺産」や川上弘美の「これでよろしくて?」 今までの男性優位社会に立ち向かうヒロイン像なんかよりも、もっと身近な「敵」のようなものとの闘いに、読者の共感と興味が得られているのしれない。 ...続きを見る

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2011/04/23 13:01
帰宅支援マップ
やっと購入。 自分が頭の中で考えていたルートがかなり杜撰なことに気が付いた。 これなら何とか帰ることができそう。 でも、この地図を使う日が来ないことを祈る。 ...続きを見る

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2011/04/13 23:25
仮想儀礼 篠田節子
読後、教祖の男が糸井重里の失敗版に思えた。 言っていることは似ているが、顧客対象が正反対。 最近ほぼ日も、商売(当たり前だが)に力を入れがちで前ほど読むところが少ない。 ...続きを見る

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2011/04/05 13:40
メタボラ 桐野夏生
スリムクラブとブラマヨの深夜番組を観ていて、沖縄が舞台のこの本のことを思い出した。 スリムクラブの坊主頭の方は、厳しい家庭で自主性を否定されて育ち、アイデンティティーがなくなってしまった人らしい。 坊主頭が怒った事が無いとはそういうことだったのか。 大柄な方が坊主を励まし続け、坊主が自分を出せるようになってきて売れ出し、現在に至るとのこと。 M−1で、ネタは面白いけど何か笑い辛い不穏なものがあると感じたのはそこだったのかもしれない。 今は幸せそうなのでよかった。 ...続きを見る

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2011/03/02 13:54
親戚の句集
ピースの又吉のブログに、古書店で買った40年前の他人の句集の話があった。 著者は大阪のご隠居で、とても面白い内容だった。 そういえば、私の実家にもだいぶ昔に親戚の爺様が自費出版した句集が送られてきたが、一度もページをめくられぬまま本棚に放置されていることを思い出した。 表紙が布張りで結構立派な本だった。 もしかして、あの句集も実は面白かったのかもしれない。 ...続きを見る

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2011/02/28 16:09
マリソル
新しい服と靴を買いに行きたいが、自分に似合う服と好きな服が離れてしまっている気がして億劫になっていた。 いきなりお店に行っても何も買えずに帰る確立が高い。 このままではいけないと久々にファッション雑誌を漁ってみると、マリソルというものを発見。 薄い割りに高いと思いつつ購入。 スタイリストのセンスは好みなのだが、この雑誌のスタンスというか人格についていけない。 疑問なのは、38歳にもなって職場の華になりたいなんて発言する女性を登場させるところだ。 自虐ギャグなのかなんなのか、どうしてわ... ...続きを見る

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2011/02/24 16:04
災厄 永嶋 恵美
弁護士の妻に降りかかる災いの数々。 ネット等の現代の機器がより災いを増幅させてしまう恐ろしさと、それ以上に禍々しい妻の周辺。 犯人探しのために怪しいポイントをばら撒きすぎて、印象が散漫になってしまった。 トリックなんかよりも、得意な心理描写の方に重点を置いて欲しいなあ。 淡々とした雰囲気が好みなので。 ...続きを見る

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2011/02/22 21:25
源氏物語 蓬生
稀代のブス姫と呼ばれた末摘花だが、これを読んでいるとブスというには毒が足りない。 ただ能力が低くて動くこともままならず、助けを待ち続けるだけの人なのだ。 毒はブスとも読むので、ブスはもっと攻撃的な不細工女を指すのでは? このところブスが起こした凶悪事件のニュースが強烈すぎて、しばし考えてしまった。 ...続きを見る

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2011/02/19 16:34
サラの鍵 タチアナ・ド ロネ
引き込まれるストーリー展開で、一気に読みながらもリセットという単語が頭をちらついた。 いっそのことフランスどころか世界全体をリセットしてしまいたいほどの悲劇。 でもリセットなんてことは現実には不可能で、恐るべき事実にどう対峙するのかは個人的な問題になってくる。 その「どうするか」を逃げずに具体的に書かれていて、とてもいい。 ...続きを見る

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2011/02/15 14:00
これでよろしくて? 川上弘美
とてもドメスティックな内容で、どうしたのかと思ったら婦人公論に連載されていたもの。 さりげない人物描写なのにリアルに感じるのは、彼女も普通のサラリーマン家庭で主婦業をこなしていたから。 なるほど、出来のよくない主婦の気持ちがよくでていて、共感・・・。 わたしも不出来な人間なのでわかるなあ。 ...続きを見る

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2011/01/31 14:07
数えずの井戸 京極夏彦
とても分厚いので読むことを迷った。 が、又市が出てくると聞き結局読んだ、寝込んでいるときにはちょうどいい。 皿屋敷伝説に現代の事象を当てはめていて、面白かった。 佐野元春の歌詞を思い出した、愛の謎が解けたら一人きりではいられなくなるよね。 ますます哲学的というか、「ぼのぼの」のような方向性を感じた。どこへ行く気だ。 ちらっと出てくる千姫のほうが気になってしまった。 インフォマニア?こんなアブノーマルな人が本当にいたの。 ...続きを見る

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2011/01/25 21:11
IN 桐野夏生
読みながら、これは「死の棘」?と思っていたら、やはり島尾夫妻へのオマージュの様なものらしい。 朝日新聞に桐野夏生が書いた死の棘の書評も発見。愛読書とのこと。 ...続きを見る

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2011/01/24 21:56
平成大家族 中島京子
「昭和」じゃない「平成」なところがよく出ていて、面白かった 団塊ジュニア層などが薄々わかっている、親世代の他力本願さをずばり指摘していて、小さなとんでも事件が連発するも小気味いい展開。 サクサク読めて小説というよりは、ドラマっぽい作品。 ...続きを見る

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2011/01/12 18:43
変愛小説集2
「愛」の形は人それぞれで、時には3面記事になったりもする。 どれも理解不能な愛のようだが、誰の中にもその要素は隠されていると思われて。 とにかく予想外な話で愉しめた。 格安の大豪邸を手に入れたカップルの顛末とか、絶滅危惧種となったチアリーダーを探す人びとだとか、ブリザードを内包する女とか、常人には思いつかない話ばかり。 かといって出鱈目な展開ではないので深読みする余地もあり、おかしみと切なさすらある。 こういう話をもっと読みたい。 ...続きを見る

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2011/01/06 14:00
ワタナベ
ノルウェイの森の特番で、光浦やすこの感想が私と似ていた。 ワタナベは無意識に人を傷つける悪い人、と。 そしてゲスト一同が、若い頃はレイコがワタナベと寝ることが理解できなかったが、今はわかる気がすると言っていた。(私も理解不能なシーンだった) それを聞いて、ワタナベが何なのかうっすら判ってきた気がした。 ワタナベは現実(辛くて厳しくて悲しい)の象徴で、施設を出たレイコがワタナベと寝るのは現実を受け入れ、社会へ復帰することなのかも。 ワタナベと他の登場人物の距離感にも、現実社会と向き合う力... ...続きを見る

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2010/12/21 21:21
源氏物語 澪標
己の浮気をわざわざ妻に言う夫と、そのことにダメージを受ける妻。 紫の上の受難は、あらゆる女性の災いを一身に受けているかのよう。 光源氏の嗜虐的な性格がよく出ている。Sですな。 こういうことをする人は「僕って不器用だから」などと言い訳しがちなのだが、そんな人に限って仕事も立ち回りも上手かったりして、わざとやっている癖になあと呆れさせる。 他にも六条の御息所の最後や、明石の君と乳母のやり取りなど、女三界に家なし的な話。 ...続きを見る

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2010/12/21 13:34
忘れられぬ死 アガサ・クリスティー
愛すべき馬鹿と、憎まれる馬鹿の違いはなんだろうか。 巷で話題な今日この頃、お茶の友に改めて読み返してみた。 ...続きを見る

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2010/12/14 12:39
老人賭博 松尾スズキ
整った顔と筋骨隆々な体を手に入れても、自分を中心に据えられない男。 カルト俳優兼脚本家に弟子入りし映画製作に参加するが、そこにもいられない。 終盤、顔を失ってようやく中心を実感した男はどこかへ走り出す。どこへ? この「男」が象徴しているものは何かを考えてみると・・・。 ...続きを見る

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2010/12/09 14:24
せん‐さく 永嶋 恵美
新聞か雑誌の記事で紹介されているのを読んで以来、ずっと気になっていた本。 確かに、ある未成年の事件を先取りしているような内容で、興味深く且つ展開も面白かった。 題名で少々損している気がする。 ...続きを見る

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2010/12/01 16:04
洗礼 楳図かずお
昨日の気の毒なニュースに、楳図先生の「洗礼」を思い出した。 内容はうっすらとしか思い出せないが、子供ながらに母子とは何なのか考えさせられた。 そして自分の記憶に思い当たる節があり、戦慄した。 手術などの過激な表現は過干渉、支配、依存などの漫画的な比喩だと思った。 自殺した彼女の頭の中は、誰のものだったのだろう。 彼女自身で考えて選択できたことがあったのかな。 マスコミは追い掛け回さずに、そっとしておいてあげてほしいなあ。 ...続きを見る

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2010/11/17 16:14
イトウの恋 中島京子
10年位前、たまたま訪れた仙台のメディアテークでイザベラバードについて上映会をやっていた。 他に用事があったのでチラリとしか見られなかったが、がっしりとした体躯の白人女性が馬に乗っている写真だけ覚えている。 それが彼女のことを知るきっかけで、明治時代の日本を一人で「探検」しようと思った女性がいたとは驚きだった。 その後、テレビ番組の世界ふしぎ発見でまた見かけて、その行動力にますます驚き、憧れた。 異国の地を何故一人で旅しようと思ったのか、ずっと気になっていて、一人旅する度に思い出していた... ...続きを見る

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2010/11/16 14:43
ポプラ社
懐かしい社名を久々に目にした。 子供の頃、ズッコケシリーズが大好きだったなあ。 図書館で岩波少年文庫と交互に借りることにしていたものだ。 社運をかけた大勝負なのか。 不況だ。 ...続きを見る

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2010/11/01 16:24
源氏物語 明石
怪異譚!不倫!毒親!と盛り沢山な回 ...続きを見る

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2010/10/28 16:09
甘党流れ旅 酒井順子
紹介された甘味処のお年寄りが何人かお亡くなりになっていて、店は存続していてもその人の味はいつまでもあるわけではないのだなと、諸行無常な気持ちにさせられる。 一方、何百年も前から食べられているお菓子もあったりする不思議。 その菓子屋達は大抵寺社仏閣の周辺にあり、昔の人の宗教との関わりが見えてきたりもする。 お参りという宗教行為にかこつけないと、旅行が許されなかった昔。 ご利益という現世利益の中には、お菓子のおいしさもあったのだなあ。 何でも自由な現代の私は縛りがない分、むしろ出不精だ。 ... ...続きを見る

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2010/10/22 13:07
お供え 吉田知子
図書館へ吉田知子の本を探しに行く。 「お供え」を発見し、他の短篇も読むことができた。 じわじわとくる内容で、暗い山の中に置き去りにされた気分になり満足。 復刊してほしい。 ...続きを見る

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2010/10/15 15:54
昏き目の暗殺者 マーガレット・アトウッド
海外ドラマの「ダメージ」のような幾層にも物語が入り組んでいるものを読みたくなって、思い出した本。 惨めな老婆が回想する上流階級での暮らしと早世した妹のこと、妹が残したSF小説の謎。 ...続きを見る

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2010/10/13 16:49
月澹荘綺譚 三島由紀夫
久しぶりに「ケイゾク」再放送。 何度見ても好きだわ。 中谷美紀の髪の毛演技は、このころ既に確立されていたのね。 ...続きを見る

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2010/10/06 16:02
ペンギンの憂鬱 アンドレイ・クルコフ
知人とノルウェイの森のことで話していたら、この本を貸してくれた。 著者はウクライナ人だが、確かに村上春樹と同じ雰囲気を持っている。 かといってどちらかが真似している訳ではもちろんなく、主人公の受身さ加減や淡々とした日常の中の不気味なエピソード等が似ている。 ...続きを見る

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2010/09/14 15:20
風花 川上弘美
夫に不倫される自我の薄い主婦が主人公。 悩みながらも徐々に自我が濃くなっていく過程が、川上弘美らしい丁寧な描写で描かれている。 友人との会話やハンガーや卵焼きの件なんかも上手いなあ。 ラストの「赤信号」が何を暗示しているのか。読む人によって捉え方が違うだろう。 初めはトロい主人公が嫌いだったが、段々好きになってきて、この続きも読みたいなあと思ってしまう。 続きを書いて欲しい。 ...続きを見る

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2010/09/09 12:52
女流阿房列車 酒井順子
酒井女史の電車シリーズは好きなんだけど、これはついて行けなかった。 私が電車を好きなのは移動の楽さと乗客が面白いからなのかもしれない。 地方で女子高生が乗車してくるとテンションが上がるというのは共感。微妙に制服の着こなしが違うので面白い。 畳屋の一角に存在する謎のケーキ屋がとても気になる。 でも旅先でいきなり飛び込んで1ホール買う勇気がないなあ。 ...続きを見る

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2010/09/07 15:48
ツレがうつになりまして 細川 貂々
わが家に鬱が発生した訳ではないが、知人に借りて読んでみた。 知人も鬱ではないが、会社に鬱で休職された方がいて興味をもったのだとか。 鬱の旦那さんのキャラクターが超几帳面で真面目で頑張り屋さんで融通が利かない等、イメージ通りというか何というか。 気になったのはグチっぽかったという奥さんの性格。 サポートセンター勤務の夫に、愚痴を言い続ける妻だなんてなぜだ。会社で十分聞かされているだろうに。 この人が悪いわけではないのだろうけど、一緒に暮らしたら私も鬱になってしまいそう。(几帳面でも頑張り... ...続きを見る

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2010/08/28 16:42
終末のフール 伊坂幸太郎
この暴力的な暑さは何? 洗濯物を干しただけで、皮膚に痛みすら感じるではないか。 あんまり暑くてこの世の終わりを感じたので、この本を読んで涼しさを感じたくなった。 伊坂幸太郎作品はどの季節を描いても、どこか涼しい。 目次がハライチみたい。 もし本当に地球滅亡と言われたら、私ならその終わりが本当かどうか確かめたいので、何としてでも最後の日まで生き延びたいなあ。 ...続きを見る

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2010/08/16 15:45
源氏物語 須磨
とうとう須磨へ住み始め、月を見ては泣き、世間がおかしいと泣き、うじうじと鬱陶しい回なのだが最後は面白い。 個人的には傍にいて欲しくないタイプなのだが、源氏のまめなお手紙と面倒見の良さで相変わらずモテモテだ。 驚くのがラスト。 海辺での陰陽師による禊の場で、源氏が「神も許してくれるはず、たいした罪もないし」的な無神経な歌を詠んだら、途端に暴風雨になり雷まで鳴り出して高潮にさらわれそうになり逃げ出す急展開。 面白すぎる! その上、「私の美しさに龍宮から誘いが」というような、あさっての方向の... ...続きを見る

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2010/08/07 23:33
源氏物語 花散里
須磨への左遷を前に、ちょっと昔の女のところへ行ってみる源氏。 弱っている時に行くのは、不遇な女の元なのが、源氏らしい。 皆、変わってしまうのです。 ...続きを見る

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2010/08/07 23:03
無実はさいなむ アガサ・クリスティー
秋葉原の裁判報道をみていて、この本のことを思い出した。 支配的な母親と影の薄い父親、その影響で歪んでしまった子供達。 自信が無くて恨みがましくて自暴自棄で・・・あの容疑者とよく似ている。(まさか参考にしていないよね) この子供達が皆養子というところがミソだなあ。 どんな子供でも、過剰な期待と一方的な押し付けで育てると変になってしまう。 でもそのせいにして犯罪をおかすようになるかと言うと、まずそうはならない。お門違いだ。 アガサ・クリスティーは親達を批判しつつも、子供の側におもねる内容... ...続きを見る

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2010/07/30 21:54
ノルウェイの森
なぜ今頃になって映画化? というか世間の記憶が薄れた今だからこその映画化なのかな。 外国人監督だし。 私も中学生の頃に読んだはずなのに、ほとんど内容を覚えていない。 でも、とても恐ろしくて厭らしい女子中学生が登場して驚愕したことだけは覚えていた。 あの少女は誰が演じるのだろうか、というか日本ではいろいろ問題があるかもと要らぬ心配をしてしまう。 この監督は青いパパイヤの香りでも、裸を出さずにセクシュアルな雰囲気を画面に満たしていたし、なんとかするのかも。 ...続きを見る

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2010/07/23 17:35
またの名をグレイス マーガレット・アトウッド
19世紀のカナダで起きた殺人事件を、史実に基づき小説化。 美少女グレイスは共犯者なのか、それとも無知ゆえに冤罪となったのか。 同じものをみても人によって受け取り方が違うように、この女性もみる人によって印象が異なる。 読後に「またの名を」という題名が効いてくる。 全てに配慮が行き届いていて、隙も無駄も無い文体と構造。 グレイスにずっと付きまとうのは亡き母、亡き友達と共に、服(アイデンティティー)のこと。 当時は服装が身分や階級や品性知性とその人自身を表す役目を持っていた。 30年後の... ...続きを見る

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2010/07/13 15:21
情報はエネルギー
ワールドカップの日本代表の帰国会見をテレビで観ていて思い出した。(ご陽気で風通しがよさそう) 「情報はエネルギー」という言葉。 最近新聞で読んだ記事だが、確かどんなに高性能な機械があっても操作方法を知らなければ動かすことができない、エネルギーは電気やガソリンだけにあらず云々と書かれていたと思う。 何かの本からの引用らしく、著者のことも紹介していた気がするが外国の方ということしか覚えていない。 検索してみるとジャック・アタリという人の本らしいが・・・難解そうだ。もう売ってないみたいだし。 ... ...続きを見る

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2010/07/08 15:15
名短篇、さらにあり 北村薫・宮部みゆき
桐野夏生が林芙美子について何か書いたらしい。 ハードボイルド同士、とても気になる。 「骨」は桐野ワールドと共通した冷えがあったなあと、読み返してみる。 ・・・世界がグレーに見えます。 娼婦の話で、今放送中の昼ドラと設定が似ているがリアルさが全然違うなあ。(馬鹿馬鹿しさが昼ドラの醍醐味だけど) ...続きを見る

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2010/06/24 15:20
旧怪談 京極夏彦
江戸時代に実在した、根岸という旗本が集めた随筆集からの怪談集。 伊達家の河童とか、火の玉は落ちると泡になって臭いとか・・・面白い。 頭痛を治す神様の神社はぜひ探さなくては。ディティールが細かくていい。 化け猫が妻にとり憑いた理由は、現代の事件にも通じる怖さ。本当にぞっとした。 他の作品も読んでみたくなった。 続編も書いてほしいけど、京極堂のほうはどうなっているのか。 ...続きを見る

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2010/06/14 20:43
歯医者で暮らしの手帖を読んでいたら、日本人の顔の歴史について面白い記事が。 顔面チェックシートによると、私の顔は縄文系。(前からそうだとは思っていたけど) どうやら私はまつろわぬ人びとの子孫で、もののけ姫ではアシタカ側の出身らしい。 昔なら虐げられた身分の低い立場だったのだろうか? 生き延びてくれてありがたい。 が、黒船来航以来日本人の顔の価値観は違ってしまい、いまでは整形までする状況に至っている。 価値観は変遷する、いつ逆転するのかわからない。 ...続きを見る

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2010/06/10 17:26
前世療法 セバスチャン・フィツェック
とても面白くて一気に読めるけど、頭に残らないミステリーと言えばこの人の本かな。 とにかく癖になる面白さだけど、「治療島」「ラジオキラー」も既にストーリーが思い出せない。 ...続きを見る

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2010/06/08 13:42
告白 湊かなえ
電車の中で読み始めて、そのままドトールで読了。駅から自宅までの徒歩何分がもったいない。 巻末にもあったけど、面白いミステリーは一気に読んで、その後頭に何にも残らないことが多いが、これはいつまでも残りそうだ。 世間が思っているけど口に出すには憚られることを代弁する本は、やはり売れる。 それでいて読者の想像を裏切る展開もプラスしている。 上手いなあ。映画も気になる。 ...続きを見る

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2010/06/08 13:30
悪霊の島 スティーブン・キング
以前、「小説作法」でキングが恐ろしい交通事故に遭った事を読んだ。 そのためなのか、交通事故の描写が多く、延々と愚痴を聞かされている気分。 転んでもただでは起きないといういうことなの? 自身の事故への怒りに引きずられた結果かもしれないが、長すぎだった。 行き詰って放置していた作品を手直ししたものらしいが、力の入れ所が違う気がする。 ...続きを見る

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2010/06/07 16:34
新世界より 貴志 祐介
散歩中に不気味に荒れ果てた家を発見、勝手に黒い家と名づける。 久しぶりに貴志祐介を思い出し、弟に借りて読んでみた。 「新世界」の構築がよくできているのに、バケネズミのシーンが冗長で飽きた。もったいない。 長すぎてバケネズミの正体が途中でわかってしまい興ざめだ。 視点が子供だから仕方が無いのかもしれないが、どこか漫画風なのは映像化を考えて描かれているのだろうか?と邪推してしまう。 こんなに分厚いなら複数の視点で書いて深みを増して欲しかった。 やっぱりこれも黒い家を超えていない、残念。 ... ...続きを見る

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2010/05/13 14:34
傀儡 坂東 眞砂子
小沢と前原の高速道路料金バトルが、サラリーマンNEOのコントみたいで脱力。 この筋書きは誰が考えているんだろう。 まるで傀儡。 ...続きを見る

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2010/04/27 15:37
さよなら渓谷 吉田修一
中吊り広告の「女はなぜ怖いのか」の見出しを見て、「さよなら渓谷」の男の怖さを思い出した。 渓谷のせせらぎと対極にある淀んだ沼のようなものには、性別の関係はないのかもしれない。 そこにあるのは単なる悪ではなく、「パレード」や「悪人」にも共通した何か信仰のようなものだ。(宮部みゆきの理由にあった「力」とか?) 男は「力」を、では女は何だろう。 逃げた方のカナコや、子殺し容疑の隣人にも共通したものがある、信仰していたものは・・・。うーんまだわからない。ここまでわかっているのに。 ...続きを見る

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2010/03/31 15:21
コンパニオン
アガサクリスティーの小説の中で、富豪夫人の旅の付き添いや話し相手として雇われるコンパニオンという女性達が気になる。 住み込みだし、相当気疲れしそうな仕事で、身分の差が大きかった当時のイギリスらしさを感じる。 友情を金銭で用立てる悲しさと、そんな大変そうな職業に就くしかない身寄りの無い女性達の悲しさ・・・。 また一人で旅をすることも許されない当時の妻という立場も悲しい。 一人で行動できないのに孤独な人は結構いそうだ、女性向けコンパニオンは需要あるかなあ。 カウンセラーとはまた違う精神的ヘ... ...続きを見る

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2010/03/26 15:16
源氏物語 賢木
思い通りにならないと下着姿で失神する源氏、クローゼットに立てこもる源氏、仕事を干されて引きこもりになる源氏、3面記事的というか何というか、しっかりしろとスリッパでひっぱたきたくなる。ちなみに24歳。 賢木とは何だろう?馬鹿ばかり出てくるのだが・・・と思いながら読む。 が、藤壷だけは出家など一連の行動に、目的と手段の違いが感じられ、強かさがある。やるじゃないか。 それにしても通俗的でおもしろい、あまりの展開に最初から読み直してしまった。 いろいろばれちゃって、この先どうなる。 ...続きを見る

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2010/03/06 16:56
やまなし 宮沢賢治
国語の教科書にあった思い出の作品 というトピを読んで、「やまなし」のことを久しぶりに思い出した。 やまなしを再読すると、居慣れた部屋の中が青い川底になり冷たい水の中を漂っているような気持ちになる。 何て美しい描写。 かぷかぷ笑うクラムボンとは一体何なのだろう。 諸説あるが永遠の謎にしておいた方が楽しい。 ...続きを見る

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2010/02/14 15:34
小川洋子の偏愛短編箱
私好みの妙な作品ばかり載っていて、とても良かった。 この詰め合わせはお買い得だ。 ...続きを見る

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2010/02/08 13:38
パディントン発4時50分 アガサ・クリスティー
さんま御殿を観ていてびっくり、妻子がありながら保険に入らないタレントがいた。 この男の言い分がこの本に登場する「クソジジイ」に似ている。 あのクソジジイ一家とスーパー家政婦ルーシーのキャラクター造形の対比にアガサクリスティーからのメッセージを感じる。 でもメッセージの意味がよくわかるのは三十路を過ぎ位からだったりするのが残念なのだが、ルーシーが32歳で「ガール」と呼ばれているわけだし、まだ間に合うか。 それにしても、舞台となった当時のイギリス社会が、ちょうど今の日本に重なるなあ。 遺産... ...続きを見る

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2010/01/28 18:32
わたしたちが孤児だったころ カズオ・イシグロ
ニュースで「わんくう」という名前が出ていた。 どこかで聞いたことがある、しかも良くない印象で・・・と思い出していたらこの本の登場人物「ワン・クー」だった。 見えている世界と現実の世界は違う、気が付かないのは本人だけ。 何だかあのニュースとリンクしてしまう。 ...続きを見る

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2010/01/20 11:57
まほろ駅前多田便利軒 三浦しおん
直木賞にしてはあっさりした内容で、まだ登場人物の顔見世の状態なのにこれで受賞は早いのではと感じた。 これから物語がもっと深まるのかと期待する。 ...続きを見る

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2010/01/19 13:49
のだめ
ドラマ版のだめの口調が苦手で、原作も読んだことがない。 「特別な人」を演出するためには必要なのだろうが、奇行も苦手だ(奇声、他人の弁当食べたり、噛み付いたり)。あのCMも勘弁してほしい。 若いときはこの手の漫画を楽しく読んできたのに、なぜだろう。 同い年の友人は、日頃から数冊持ち歩くほどのだめが好きだと言っていて、薦められたが無理だった。 最近、作者がOL飲酒武勇伝的な漫画エッセイも描いているのを知り、なるほどと思った。 私はよっぱらいがとても苦手だ。 こちらも未読で読んでもいないの... ...続きを見る

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2010/01/14 11:19
書店カオス
正月の書店の棚が面白かった。 ランキング棚に香山リカ「しがみつかない生き方」、その下の平積みに藤原紀香「リ・アル」(しがみつきまくり)、隣に勝間和代「結局、女はキレイが勝ち」(すごい勇気、本当に自分で書いてるのか)などなど勝手に連想してしまう。 何の皮肉なのか? 自己啓発系の本は苦手なので読まないが、もう表紙を見ただけで胸焼けが・・・。 ...続きを見る

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2010/01/06 12:09
魔術の殺人 アガサ・クリスティー
「優しい人は分別が無い」 昨日の鳩山首相の会見や、このところの政策を見ていて思い出したこの本の言葉。 大富豪が運営する少年犯罪者施設が舞台で、その施しに対する価値観などが錯綜し事件が起きる。 見ているものと見せられているものの違いを、見極めたいけど・・・。 何十年前のイギリスでも、似たようなことでアガサクリスティーはイライラしていたのだろうか。 ...続きを見る

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2009/12/25 14:02
脳病院へまゐります。 若合 春侑
このところ連日報道だった某インタビュー映像にSを感じずにはいられない。 どうにもこの本のような妄想が広がってしまう今日この頃だ。 もちろん可愛らしいお相手の方は、大事にされる正妻役。 ほめればほめるほど、その影にいる誰か(M)への仕打ちに思えてしょうがない。 戦慄を覚える程残忍な笑顔。 彼らの行方を見守りたい。 ...続きを見る

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2009/12/04 17:51
霊降ろし 田山朔美
真っ当に生きてるつもりでも、たまに危険なものが向こうからやってくる。 マルチ商法の下着、一軒家で行われる怪しい占い、見ず知らずの大学生との鍋パーティー、零細工場を営む40男とのお見合い(姑&80代ババ付き)・・・。 断るのが面倒で、断った後も人間関係に気まずい隙間風が吹いてしまう、厄介なお誘い。 そんな気まずい思い出を蘇らせながら、ヒンヤリとした物語の世界に浸る。 インチキ霊媒師に祭り上げられた女子高生、不遇からの脱出。 主人公の若さと健全さがもたらすカタルシスが、私が遭遇した不快感を... ...続きを見る

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2009/12/01 16:48
どこから行っても遠い町 川上弘美
読後、すぐに冒頭に戻って読み直したくなる本は、当たり前だが良い本。 もう何度も読み直している短編集、なぜか飽きない。 小さな商店街の群像劇、老若男女の異なった視点から描かれているので、登場人物が交差し短編ごとに見方が変わる。 ある魚屋の歴史、W不倫カップルの双方の子供たちの眼、モラルの彼岸・・・そして「あけみ」「佐羽」のような人たち。 どれもささやかな話のようで、奥深い。 決して説教臭くなく、啓蒙にならないようにさりげなく慎重に重要なことが書いてある。 読むたびに印象が変わるところが... ...続きを見る

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2009/11/30 13:00
女たちの遠い夏 カズオ・イシグロ
映画「プール」を観た時の違和感をずっと考えていたら、カズオイシグロの「女たちの遠い夏」を思い出した。 あの本に登場する女達は、プールと重なるようで重ならない、でもよく似ている。 彼女達が否定し逃げ出したものは、数十年たっても未だ存在し続けている。 逃げ方が軽やかになっただけか、いや存在全てが軽くなっただけか。 ナガサキの女のサンダルに絡みついていたロープ(とても印象的だった)は、もう存在しないのか。 比較したくてアマゾンをのぞいたら絶版?・・・とても怖くて面白かったのに。下手なホラーよ... ...続きを見る

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2009/11/25 21:23
黒いマナー 酒井順子
勝負のマナーについて言及されていて、先日の松井の優勝シーンと川崎Fの不貞腐れを連想。 勝ち方、負け方の姿勢は確かに気になる。ましてやプロならなおさら。 中田の寝転びシーンについて私と同じ意見で、ちょっと嬉しい。 最近の負け慣れていない子供達の行く末を案じる著者に同感。 成長過程での勝ち負けで自分の能力が理解できて、輪郭がはっきりしてくる気がする。 ...続きを見る

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2009/11/10 16:45
ほのエロ記 酒井順子
ほのかなエロを探す旅という着眼点がいい。あくまで「ほのか」。 エロなのに知的で上品、それでいて笑える要素もあって面白い。冴え渡る酒井節。 「熟女」の章を読んでいる時、日本女性の25%が60歳以上とのニュースを聞き、そりゃ熟女芸人というジャンルも登場するなと納得。 「春画」の章、実は当の北斎の浮世絵(きのえのこまつ)を知らなかったので検索してみて驚愕、これはこれは・・・。 そういえばこの蛸、川上弘美の北斎にでてきた奴か。 非生産的な性の袋小路に迷い込んでしまった人びとへの視線が哀しくも温... ...続きを見る

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2009/10/02 13:37
ブラッディカンザス サラ・パレッキー
カンザスの対照的な2農家から、2chの「膿家脳」「セコケチ」というスレを連想。 子供に労働対価を払う等進歩的なグルリエ家(一応理想的な農家)と、迷信的で意地の悪いシャーペン家(膿家+セコケチ)。 素敵なグルリエ一家は一見幸せだったが、保守的な街に都会からジーナが移住したとたん、活動的な妻スーザンの暴走やシャーペン家からの攻撃で悲劇が起き、宗教問題もからんで連鎖的にとんでもない展開に。 綿密な取材と著者自身の故郷が舞台なこともあり、描写がリアルで一気に夢中。(家庭崩壊は著者の体験?) ...続きを見る

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2009/09/25 15:11
いらつく二人
いつの間にか出ていたこの本、三谷幸喜&清水ミチコのコンビはやはり面白い。 特にボインとペチャパイに関する考察が鋭い。 確かに私も小林聡美と同じ「ペチャパイ性格」だな。 いらつく二人幻冬舎 三谷幸喜 清水ミチコ ユーザレビュー:この二人、スゴイなぁ ...カッパえびせん本三谷 ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ ...続きを見る

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2009/09/17 20:27
源氏物語 葵
この巻のクライマックス「葵」、いろいろ事が起きすぎだ。 葵の上が物の怪に苦しめられるなど、怖いシーンが多い。 でも、もっと怖いのは、悩みすぎて心身に異常を来たしている御息所に、源氏が送った冷くてとんちんかんな手紙が止めを刺してしまったところ。 ラクダの背骨を折る最後の一藁のようだ。 この手紙のリアルさが素晴らしい、紫式部のテクニックの妙。 こんな展開、メールが盛んな現代でもありうるなあ。不倫相手の家に火をつけた事件とか・・・。 ...続きを見る

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2009/09/16 22:39
おそろし 宮部みゆき
もっと怪談を聞かせてくれるのかと思ったら、そうでもなかった。 主人公の逡巡と言い訳に終始していて後半は冗長に感じた。 もっとも、これらが伏線で続刊に続くのなら何とか納得できる。 著者は単なるホラーとして無闇に恐ろしがらせようとして書いているのではなく、怪談を使って「尊厳」等について物申したいのかと思うので、続きに期待。言いたいことはわかる。 ...続きを見る

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2009/09/02 13:50
優雅なハリネズミ ミュリエル・バルベリ
聡明なことを隠して生きる高級アパートの管理人ルネ54才と、周囲に幻滅して放火自殺を企む12才のパロマ。 大島弓子の「夏の夜の獏」やロアルド・ダールの「マチルダは小さな大天才」を連想するが、大人向けにフランス人女性が描いているのでよりシニカル。 醜く低い出自の自分を卑下し続けるルネ、身勝手で派手な姉コロンブに悩まされる控えめなパロマ。(こんな人達は日本にも沢山いる) 世間を疎む二人の思考を軸に物語は展開していく。 自称天才少女パロマの中学生的厭世観がルネやオヅとの出会いで変化していく過程や... ...続きを見る

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2009/08/20 12:28
梯子外れる
よしもとばななのエッセイ本がとんでもない内容で、炎上しているらしいと聞いた。 彼女の物語は好きだったが、抽象的すぎる描写が謎だった。あいまいにぼかしていた理由がやっとわかった。 hanakoの連載も打ち切り、とうとう梯子を外されたようだ。 もしかして編集者に嫌われているのか、そうでなければあの内容で掲載されないだろう。 東京の街を楽しみたい女子達のための雑誌で、「日本はおかしい、某国は優しい」とかなんとか。打ち切られて当然だ。 もうヤケッパチなのだろうか、今号は整形について・・・遠まわ... ...続きを見る

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2009/08/19 21:33
ねたあとに 長嶋有
山荘での出来事を綴った連作。(どうやらジャージの二人と同じ避暑地?) 草食系な人びとの知的山荘生活、毎年同じような夏の光景だが、微妙に違う。 何も起きないようで何かが起きている、と言うより起きている何かを見出す視線が面白い。 ぬるい水温の沼でジワジワと生物が湧き出し奇妙な姿を時折見せてくれる、終盤嵐の訪れと共に全く別種の異生物が進入し不穏な兆しを連想させたまま終わる(生殺しだ!泣かない女はいない、やボクは落ち着きが無いとも似ている) ...続きを見る

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2009/08/15 15:24
プラスマイナスゼロ 若竹七海
若竹作品が日本のコージーミステリーの中では一番好きだ。(男性作家の伊良部シリーズも捨てがたいが) 強面・平凡・お嬢様という女子高生三人組はアルフィーのようにキャラが際立っている。 しかしキャラ優先で軸がぶれる事も無く、真っ当な性格をしているので読み手のモラルを侵害してイラつかせることも無い。 某人気ミステリーのお嬢様のように、仮病で好きな男の気を惹こう等という卑怯な行動は決して取らないので安心。 最後の章は感慨深い。 若き日の私もああいう情けない面があった、でも年齢を重ねるにつれ「いい... ...続きを見る

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2009/08/06 21:10
阿修羅のジュエリー 鶴岡真弓
ティーンズ向けの本なので、分かりやすくてとても良い本。 阿修羅像が身に着けているジュエリーや衣装の説明と、そこに連なる西洋と東洋の文化交流の歴史。 「日本人10万年の旅」という遺伝子本をを読んでから、人類の長い旅や文化の流れに興味があったのでとても面白かった。 「光明皇后は東のテオドラ」に納得。 もう一度阿修羅像に会いたくなる。 ブローチでドレープを作るような優雅なファッション、流行らないかなあ。 ...続きを見る

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2009/08/04 13:35
B級の女
電車の中吊り広告を見ていたら、「B級タレントたちの大物食い」というようなタイトルがあった。 B級・・・中くらいの女ということか? 源氏物語で光源氏と年上男性達が女談義をして、中位の女の良さをしみじみ語っていたのを思い出した。 なるほど、時代は変わっても人間は変わらないようだ。 婚活するより、源氏物語読んでみては。 ...続きを見る

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2009/07/16 22:51
大丈夫なのか
Hanako中目黒恵比寿代官山号の最後のページを読んで、ますますバナナ様に不安。 一体いくら貰ってあんなこと書いているんだろうか。騙されてないか? 「ねえ、これってどう思う?」と水を向けられ、うっかり批判めいたことを話してしまったら、後にその発言だけ皆に広められた状況に似ていて、ちょっと可哀相。 東国原みたいに、あっさり梯子を外されたりして。気をつけて。 ...続きを見る

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2009/07/16 21:50
幽談 京極夏彦
昨日見た夢を描写しているような表現で、不安定なところが怪談らしく盛り上げてくる。 お雛様の作文の話が怖いなあと思ったのに、肝心な所で「卵」というのが全然怖くなくて、感覚的に違和感があり。 最後の章で、胡乱な考えをつらつらと書き連ねていたが、あんなことは小学生の頃に2段ベッドの中で寝る前に考えていた自己中な哲学で、恥ずかしくて口に出したことがない。(たまにまだ考えるけど) 箱老人の話は「嫌味」だと思いたい。 怪談も面白いけど、京極堂シリーズを早く書いてほしい。 ...続きを見る

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2009/07/01 21:15
三十路に読むアガサクリスティー
実は十代の頃、アガサクリスティーの面白さがあまり分からなかった。 当時ベストセラーだった「羊達の沈黙」に比べると、あっさりし過ぎで物足りなかったのだ。 最近「春にして君を離れ」を読んで恐ろしさに驚愕、今さらミスマープルを1巻目から読んでみているのだが非常に面白い。 この年になって理解できることが書いてあり、世界中で読まれている理由もわかる。 ...続きを見る

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2009/06/17 21:16
源氏物語 紅葉賀
いつまでも現役を降りない源典侍(57)と、光(18)、頭中将(20代?)の関係が田口トモロヲの「魔王街」みたいだ。 「共有」に同性愛的なものを感じる。 ...続きを見る

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2009/06/15 16:23
メモリーキーパーの娘 キム・エドワーズ
「読んだら必ず人に薦めたくなる本」とのこと。 私も薦められ貸してもらって読んだ、そして今、誰かに薦めたい気持ちに。 薦めたいというよりも、この内容について話したくなるのだ。 アメリカの読書会で人気というのも頷ける、色んなテーマを内包しているのであらゆる方向で話が尽きない。 多すぎるほどだ。 ...続きを見る

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2009/06/11 16:43
くすぶれ!モテない系 能町みね子
友達に薦められて読んでみたら面白い。 帯の「JJやCancanを読めないあなたへ」というのは、まさに私のことで女子高時代からの友達にあった気分。 と思いきや、なんと能町さんというのは男性。 いや、女性になりつつある男性でこっそりOLをやっているブログも人気だとか。(現在は戸籍も女性らしい) いろんな人がいるものだ。 ...続きを見る

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2009/05/24 16:48
ぼくは落ち着きがない 長嶋有
ある事件の犯人の顔写真に驚く。 マンガ「金田一少年の事件簿」に出てくる尾ノ上に似ている。と同時に本書の登場人物の尾ノ上(アダナ)でもある。 現実はフィクションを超えて、小説の中の尾ノ上を何百倍も負の方向にパワーアップさせたような人間らしい。 このユルユルした高校生の日常を綴っただけのような本が急にリアルに、ある一点に収斂する。 無言の圧力で女子生徒に椅子をどかせようとする尾ノ上のシーンなどが特に印象的。 とらえどころが無いこの小説、著者が言いたかったことの一つはそういうこと? 一読し... ...続きを見る

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2009/05/24 00:33
リーシーの物語 スティーブン・キング
言葉遊びが多すぎて、いささか面倒だった。 駄洒落を言うのが男性ばかりなのは、言えるだけの強い立場にあるから。と糸井重里が書いていたのを思い出す。 タワーのシリーズとリンクするところがあるらしいが、未読でわからなかった。やはり読むべきか。 ただ、「言葉」への敬意は素晴らしく、例の池へは私も毎日訪れている。いつか魚を獲ることができれば・・・。 ...続きを見る

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2009/05/19 21:16
深泥丘奇談 綾辻行人
残酷な綾辻作品は苦手で一冊しか読んでいないと言ったら、薦められた。確かにこれはそうでもない。 変な話を淡々と書いている、京極夏彦の影響なのか。 ただ、生活感がなくて物足りない、食事シーンを増やしてみてはどうか。(何を偉そうに) 謎の奥様をもっと登場させて欲しい、妙に素敵な人。京都住まいだし勝手に樋口可南子を想像。 挿絵の動物がとても可愛い。 ...続きを見る

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2009/05/11 17:25
病める狐 ミネット・ウォルターズ
イギリスの小さな村を舞台にした、私好みの群像劇。 エリート女性将校や優しい弁護士も出てくるが、ごく普通の人で決してヒーロー的活躍はしない。 そこが、とてもいい。普通の人だからこそ、将校で弁護士なのだ。 普通の人びとが「異常」に遭遇した時、どうするか。どうやって日常をとりもどすか。その「普通」の感覚がこの小説の肝。 テロに勝つにはそれまで通り暮らし続けることしかないと、誰かが言っていたけど、正しくその通り。 紫色の肝っ玉母さんベラが、西原理恵子とダブる。 賢いのになんであんな暮らしだっ... ...続きを見る

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2009/05/08 13:24
楳図先生
今月のダ・ヴィンチを読んでいたら、楳図先生の記事があった。 「子供の頃読んで怖かったものを、大人になった今読んで欲しい。今の自分がその怖いものになっていないか確認できる。へび女の気持ちも悩みも理解できるだろう。」というような内容のことが書いてあった。 やはり楳図先生は素晴らしい。 ...続きを見る

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2009/04/10 17:28
ばなな女子
Hanakoを読んでいたら、吉本ばななが自分のことを女子女子言っていた。 それも周りの認識より5割増しな女子、作家らしからぬ客観に驚く。 前はあんなこと言っていなかったはずだが、一緒に書いている蝶々の影響だろうか。 そういえば林真理子も同じような状態に陥って、道化になりつつある。 また蝶々か。ばなな様、利用されてますよ。 ばななファンだったので、早く目を覚ましてほしい・・・作品に問題が出そうで心配。 渡辺淳一なんかも同じ匂いを感じる。 失われた青春? ...続きを見る

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2009/04/08 13:46
犬身 松浦理英子
松浦作品らしい装飾が施されているが、テーマは宮部みゆきの「楽園」に通じるものがある。 寡作なだけあって、濃い作品。 ...続きを見る

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2009/04/07 13:08
楽園 宮部みゆき
長いこと寝かせていた本。 結局、模倣犯を読み返すことなく読んでしまった。 理由などと通じる宮部みゆきおなじみのテーマが貫かれている。 両親に殺された長女茜は74年生まれ、ほぼ同世代なので恐ろしく思いつつ読む。 ...続きを見る

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2009/03/31 21:51
アクロイド殺害事件 アガサ・クリスティ
最近のミステリー小説の傍点が気に食わない。 ここが伏線ですよ、ヒントですよ、と勝手に教えてくれるが余計なお世話だ。 一体どういうつもりなのだろうか、読者を馬鹿にしているのか。 まるで、バラエティ番組のテロップだ。 ...続きを見る

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2009/03/23 14:02
源氏物語 末摘花
稀代のブス、末摘花の登場。でも超お嬢様。 やたら顔が長くて、鼻先が垂れ下がって赤く貧相な痩せぎす・・・。これでもかと続く不細工描写。 一体どんな顔だったのだろうと想像していると、テレビ画面に千原ジュニアがいた。 以来、申し訳ないが末摘花が千原ジュニアに思えてしょうがない。 光源氏だけが末摘花の顔を知らないので、美人と勘違いした光源氏の行動や間に立つ命婦のオロオロがおかしく、三谷幸喜風コメディの趣きもある。 凝った設定で紫式部の筆力を感じる。 しかも、結局妻に迎えてしまう展開に驚く。 ... ...続きを見る

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2009/03/22 13:43
アサッテの人 諏訪哲史
叔父の奇行と失踪の謎を探る甥、正直最初は退屈だった。でも退屈こそ鍵だった。 残された叔父の日記や妻の手記から見えてくる叔父の内面。 「定型」に耐え切れず「ポンパ」などの奇声を上げることで「定型」から逸脱しアサッテの方向へ行く叔父。 この定型というのが、極普通の夫婦の午後のお茶風景、公園で鳩に餌をやる老人、後輩の夫婦喧嘩のとりなしといったありきたりなもの。 なぜこの程度のことに耐えられないのだろうか? 少しずつ吃音というコンプレックスや、親族の精神疾患、父の宗教活動などエピソードが見えて... ...続きを見る

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2009/03/16 13:45
ミーナの行進 小川洋子
素敵な洋館に預けられる母子家庭の少女。 コビトカバを飼っている洋館のドイツ系クォーターいとこは超美少女で病弱。 やたらお洒落でスマートな叔父様。 ...続きを見る

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2009/03/09 22:24
源氏物語 若紫
幼女拉致監禁事件はこんなにも昔からあったのか。 いい女の噂を聞いてのぞきに来た先で、権力をかさにきて紫の上10才を連れ出す光18才が、非常に気持ち悪い。 目的は「藤壺そっくりの美貌で従順な女をつくること」 どこかで聞いたことがありますな。 メイド?下僕?自分の思い通りになる存在というのはそんなに面白いものだろうか、いやそもそも自分の思いというのが不健全だから、思い通りになる存在というのが有難いものに感じるのかも。 そして無力な紫の上周辺の人びとの冷え冷えとした戸惑い・・・。 この章は、... ...続きを見る

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2009/03/04 20:57
逃避行 篠田節子
テレビブロスの光浦靖子相談コーナーで「旦那が寝言でダイちゃんと呼んで欲しいと言いました、浮気でしょうか?」という相談が寄せられていた。 このセリフ、どこかで聞いたような? 確か「逃避行」の中で、トラック運転手をしている女の子が同じことを言ったような気がする。 もしかして、これ?旦那さんも変わりたいのかも。 ...続きを見る

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2009/02/21 14:51
源氏物語 夕顔
なんだかホラー映画の「バタリアン」冒頭を連想してしまった。 墓場で乱交パーティーを開いているティーンエイジャー達がバタリアンに襲われるシーン。 夕顔と光源氏が趣向を変えて荒れ果てた寺に赴き、事に及んでいる時に物の怪に襲われ夕顔は命を落としてしまう。 因果応報?たたり?教訓? というか現代にもいますな、心霊スポットに行ってトラブルに見舞われるカップル。物の怪じゃなくて暴走族等だけど。 ...続きを見る

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2009/02/17 16:37
ひとり日和 青山 七恵
半分死んでいるようなつまんない女の子のつまんない日常なのに、なぜか読ませてしまう筆力が芥川賞受賞の理由か。 なんでこんな風に育ったのやら、非常に自尊心が低くて友達になりたくないなあと思ってしまう。 一緒に旅行に行ったら縁を切られるタイプかな。 でも、そんな彼女がヘロヘロ野郎を誘うシーンの安売り感だとか、スケートリンクでの不器用さなどがもう、イライラさせられるほど駄目な娘なんだが、どうなるのやらと見守ってしまう。 一方、彼女が居候する家の老婆は対照的な生き生きとしたつまんなくない暮らしをし... ...続きを見る

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2009/01/29 11:48
悪人 吉田修一
話題になったがまだ未読だったので、知人が貸してくれた。 勝手に吉田修一のことを都会育ちの洒落た人だと思っていたが、実は長崎出身だった。 今までの作品の都会的でゲイの匂いすらする洗練は、外からの視点をもっているからだったのか。と納得。 ...続きを見る

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2009/01/21 12:34
どぶどろ 半村良
宮部みゆきが絶賛しているので、読んでみたらとても良い本だった。 特に「役立たず」がもうぐっと来てしまった。 梅ちゃんと昔の自分が重なって・・・胸に迫るものがあった。 日本中の働く独身女性に捧げます。 もっと早く読みたかった本だけど、若い内は読んでもわからなかったかも。 はあ、しみじみ。 ...続きを見る

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2009/01/13 00:03
すれ違い メアリー・ウェズレー
表紙がメロドラマ風だが、毒と解毒が同時に存在するメアリー・ウェズレーらしい小説。 またもや強烈な「母」が登場するが、対するヒロインの清浄さと美しさに心が打たれる。 ...続きを見る

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2009/01/07 21:10
源氏物語 大塚ひかり全訳
本屋を回ってやっと買えた。 文庫で1200円は高いんじゃないかと思ったが、買って損はない丁寧な内容。 ちびちびと少しずつ読んでいるが、やはりこの人の訳は面白い。 くだけた解説がわかりやすくて、背景などが頭に入りやすいのでよく理解できる。 冒頭の、「さして高貴な身分でもないのに、抜群に愛されている方がおりました・・・」の件は、今年も人気だった「花より男子」などの設定を連想させる。 悲劇に至るも喜劇に転ずるも、どの時代でも人の心を動かすのに魅力的なシチュエーションなのか。 桐壺の母と命婦... ...続きを見る

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2008/12/24 13:03
生きるコント 大宮エリー
のっけから、いきなりリオの街をビキニで歩き、カーニバルに参加しちゃう大宮エリーに驚く。 他にも面白エピソード満載。 でももっと驚くのは、東大出身者らしからぬ家庭環境というか、迷惑をかけ続ける母親の存在についてだ。 いささかアダルトチルドレン気味だ。 でも、いじめにあった時に傾向と対策とばかりに、いちゃもん想定問答を練習し励ましてくれる母親らしい一応姿もある。(たとえ原因が母本人にもあるとしても) いろいろあった分深みを増す人間性、違和感と喪失感、それを笑いに変えて生きるエリーの姿が、愛... ...続きを見る

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2008/12/21 14:16
配達あかずきん 大崎梢
日々働く市井の人びとへの温かい視点が良い。 殺人などが起こるわけではなく小さな事件だが、それでそれで?と次のページを読みたくなる。 いきおい本屋でバイトしたくなってしまう、さわやかな読後。 巻末のリアル書店員座談会で「毎日がクイズ番組」という件が面白い。 本屋魂に火をつけろ、というか読書魂にも火がついてしまう。 続きはあるのかな。 ハードボイルドも好きだけど、この手のコージーなものも好き。 ...続きを見る

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2008/11/28 12:04
永遠の三人 ローラ・リップマン
出先で新作を発見、早速カフェで読み始めたらなかなか席を立てなくて・・・。 仲良し少女三人組、一人は死亡、一人は重体、一人は重傷で発見される。 何でこんなことになったのか、三人組の周辺や本人の回想から徐々に真実が明らかにされていくのだが、その複雑な心境がとても細かく描かれていて、さすがだ。 三人の生活の違いや親達の問題点など、リップマンらしい興味深い考察が盛りだくさん。 親たちは彼女らの性格を形成していく上で重要なファクターなのだが、その小さなエピソードの一つ一つが最後一つに収斂していく。... ...続きを見る

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2008/11/20 14:26
それでも警官は微笑う 日明恩
著者は相当な「やおい」(年代から)さんなのではないかと推測されるような、男同士の友情と戦いを描いている。(女の入る隙間はございません) あだ名が鬼畜の武本とサラサラヘアでいつも笑顔のお坊ちゃん刑事潮崎のコンビは、ソフトな高村薫という感じ。 ところどころに警察小説の有名どころの名前が出てきて、オマージュを捧げている。 ミステリーマニアが高じて、自身も書き始めたのだろうか。 でも新人賞受賞作にしては、結構ハードボイルドで意外な展開。 女性らしいブラックさがあり、特に登場する女性らへの辛らつ... ...続きを見る

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2008/11/11 16:45
くりくり かわいい手づくり雑貨 1000の手芸
楽しそうな本を発見、ハンドメイド雑貨の本らしいが、小さな動物の人形達が非常に可愛い。 この微妙なリアルとファンシーの間は何なのでしょう。小鳥も愛らしい。 子供の頃、ぬいぐるみなんて大嫌いで全く遊ばなかったが、今になってこの丸みに可愛さを感じてしまう。(というより、当時のぬいぐるみやお人形は媚があって嫌いだったのかも、唯一気に入ったのは爪も忠実に再現されたリアルコアラぐらい。) Amuletという神保町のお店で活動されているらしい、週末行って見ようかな。 ...続きを見る

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2008/11/05 21:06
からだで感じる源氏物語 大塚ひかり
これを読むまでの源氏観は、観光地をガイドブックなしで歩いて見所を見逃していながら「つまらない」と文句を言っていたようなもの。 どの章の分析も面白くて、最近巷で起きている変な事件と重なるところがあり、興味深い。 権威が失墜しこれまでのルールが崩れつつある現代、貴族社会から武家社会へ移行しつつあった平安の空気とたしかに重なる。 それにしても、この装丁はなんとかならないのか? 親しみやすく軽さを出したつもりかもしれないが、逆に手に取り辛い、絶対に損している。 早く大塚版の訳本でないかなあ。楽... ...続きを見る

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2008/11/02 20:02
わが愛しき娘達よ コニー・ウィリス
非常にショッキングなこの本を今どきの女子高生に読ませて読書会を開いたら、どんな意見が出るのだろう。 内容が過激すぎて雑誌の掲載を断られ続けたらしいが、SATCを地上波で放送する時代だし別にかまわないだろう。 ...続きを見る

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2008/10/21 13:36
感情を出せない源氏の人びと 大塚ひかり
源氏物語が誕生して1000年らしい。 光源氏のすっとこどっこい振りがどうにも好きになれず、女たちの態度にイラついてしまい、ちゃんと読まないで放り出していたが、大塚ひかりの「感情を出せない源氏の人びと」を読んで、ようやく源氏物語の面白さがわかった。 1000年前の平安時代は現代と似ている、特に抑圧された精神面が・・・そういう解釈なら面白い、なるほど目から鱗が落ちた感じだ。 社会の閉塞感から感情を出さず、無表情に暮らす人びと。 表に出ないストレスはやがて精神を蝕み、自身どころか他人までも攻撃... ...続きを見る

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2008/10/14 21:09
クリスマスのフロスト R・D・ウイングフィールド
いい年して、挨拶代わりのカンチョーをかます子供っぽいオヤジ刑事フロスト。 いい加減で毒舌なのに、自分の意図と違う展開でついつい勲章をとってしまったりするフロスト。 泉谷しげるとビートたけしをミックスしたようなキャラで、結構面白い。 電車の中で読んだりするのにちょうど良い、脱力ミステリーだ。 表紙の絵が好みじゃなくて無視してきたが、読んでみてよかった。 続きが気になる。 ...続きを見る

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2008/10/12 19:46
1000年前のSATC?
SATCをやっと観終わった。(途中飛んでいるけど) 結局、男女の機微は世界共通なのか?と思えるほど日本と似たり寄ったりだ。 清少納言が枕草子で散々ぼやいていたことから、全然成長していない・・・。 思わず酒井順子の枕草子Remixを読み直してしまった。 似てる!すごく似ている! 多くの日本女性が共感するのは欧米化が進んだからなんてことではない。 時代は違えど清少納言も都市に生きる年増のキャリア女性だったから、視点は同じなのだ。 1000年経っても、男と女の関係は相変わらずなのか。 ... ...続きを見る

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2008/09/26 21:37
氷 アンナ・カヴァン
ずっと読んでみたいと思っていた伝説の作家アンナ・カヴァン。 やっと「氷」を読むことができた。 薄幸のアルビノ少女を巡る、私と長官の物語。 地球上を覆い尽くす氷によって世界は終末を迎えようとしている。 非常に複雑でわかりにくい内容だが巻末で作者の人生が紹介されていて、この物語の読み方を教えてくれる。 ラストの光景と作者自身の死とが重なり、たまらない気持ちになる・・・。せっかく手に入れたのに・・・。 麻薬中毒患者だったそうだが、その手のジャンキー作家にありがちな支離滅裂さはなく、極めて精... ...続きを見る

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2008/09/26 21:22
灯台守の話 ジャネット・ウインターソン
「それもまた一つの話だ。自分を物語のように話せば、それもそんなに悪いことじゃなくなる。」 つらい経験に泣く主人公に、灯台守はそう諭す。 苦しみや葛藤を内側に抱え込み続け変貌していく男と、物語として外側に放出する少女。 対照的な二人の人生を軸に散りばめられた数々の物語はどれも興味深い。 著者自身が壮絶な子供時代を経ているので、上記のセリフがますます染みる。 ...続きを見る

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2008/09/11 20:33
エムズワース卿の受難録―P.G.ウッドハウス選集〈2〉
心にいつもブランディングス城を。 つらい時、悲しい時、逃げ込める場所ができたかも。 ウッドハウスらしい、脳が綿菓子みたいな老人力炸裂キャラの伯爵が主人公。 フワフワしているからといって単に良い人ではなくて、時に嫉妬からスポーツ大百科辞典を売るセールスマンに変身したりもする。(何かドラマ「おじいさん先生」みたいな所もあるな) 特に、「豚、よほほほーい」の回はかなり笑える。まるでコント。 ラストのフレディおじさんはまるで三谷幸喜作品。トラブルメーカーの嘘が嘘を呼び、小粋に煙に巻きつつも周囲... ...続きを見る

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2008/09/04 14:01
良心をもたない人たち マーサ・スタウト
この本が15年前にあれば、学生時代のバイト仲間達は留年せずに済んだのではないかと思ってしまう。 欧米では25人に1人、良心を持たない人がいるのだとか。 前から気になっていた本だけど、「もし自分がこの良心を持たない人だったら、どうしよう。」と余計なことを考えてしまい敬遠していた。 でも、読んでみて納得、もっと早く読んでみれば良かった。 あの女はやっぱりサイコパスだったのね・・・。 あの振る舞い言動は良心がないからだったのか・・・自分を被害者に見せたがるのは「哀れみ・同情」という無敵カード... ...続きを見る

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2008/08/22 12:46
岡本綺堂 西瓜
先日、八百屋で買ったカボチャがビニール袋の中で生首に変わってしまうという夢を見た。 警察に届けようにも、その説明をどうしようかと煩悶する。こんな話信じてもらえるか。 別に自分に悪いところがあるわけでもないのに自身がなく、なぜか困ってしまった。 ...続きを見る

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2008/08/04 16:09
気になる部分 岸本佐知子
変な人だ。と思うと同時に「そうそう私も子供の頃そんなこと考えてた!」と激しくシンパシーを感じてしまう。 でも口に出したら変だと思われそうで、そっと胸のうちにしまっておいたこと。 躓きよろけながらもマイナー路線を行く私達、そしてその路にはおかしなことが沢山転がっているのに気が付いてくれる人は少ない。(拾っているうちにますます歩みは遅くなる) 少ないからおかしくないのかと言えばそうでもない、事実ここにそれをまとめた本がある。(しかも第5刷) のろのろと低空を行くからこそ、小さなおかしみに気が... ...続きを見る

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2008/08/02 17:33
P.G.ウッドハウス選集 ジーヴズの事件簿
三谷幸喜はウッドハウスの生まれ変わり?と思えるほど雰囲気が似ている。 19世紀生まれのイギリス人とは思えない、愉快な世界観で変な登場人物の巻き起こす騒動にいちいち笑ってしまう。 おバカな主人バーディーと冷静沈着で頭脳明晰な従僕ジーヴズのペアはまさに、「古畑任三郎」「相棒」の元祖か。 バーディー以上におバカな友人ビンゴのキャラがまたいい。バカとは何か、全てを体現している。 起こったバカ騒動もきっちりとジーヴズが収めてくれるので、後味すっきり。風呂敷はちゃんとたたみます。 ...続きを見る

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2008/07/29 10:58
大鴉の啼く冬 アン・クリーヴス
イギリスのシェトランド島を舞台にした事件の顛末。CWA賞受賞はさすがな内容。 読んでいる最中に、八王子の事件が起きた。 他の事件もそうだが、被害者の方にキラキラした印象の素敵な女性が多いのはなぜだろう。 奴らは輝きに引き寄せられて魅力を嗅ぎつけて奪いに行くのだろうか。 自分にないものを持っている人が、そんなに妬ましいのか・・・。 日本の閉塞した情勢がそうさせるのか、いやそうじゃないはずだ、そしたら日本はとっくに滅亡している。 問題は本人次第だ。 そんなことを考えながら読み終わってみ... ...続きを見る

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2008/07/24 13:14
カスに向かって撃て ジャネット・イヴァノヴィッチ
いつの間にか出版社が変わっていたステファニー・プラムシリーズ。 最新作を発見して即買う、帯をあの安藤優子キャスターが書いていて驚く。 あとがきまで書いていて、大ファンだと知ると急に安藤女史に親近感が湧いてしまった。私生活は大変なのね安藤さんも。 (美人だが無味乾燥な印象の滝川クリステルは読まなそうな気がする、その辺が二人の差) ...続きを見る

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2008/07/22 11:24
愛とまぐわひの古事記 大塚ひかり
吉田戦車目当てで小学館のサイトを見てみたら、大塚ひかりの古典コラムもかなり面白いことに気が付いた。 調べてみると、面白そうな本を沢山出している。 早速、「愛とまぐわひ」という言葉に惹かれて古事記を・・・。 ドラマ「SEX AND THE CITY」以上に過激な大塚節炸裂、こんな古事記の解釈見たことない、でも面白い。 マザコン気味の柳田翁の話より、こっちの方がずっと愉快爽快痛快。 「神」たちを個人と捉えたり、民族と捉えたりとスケールの振幅がダイナミックなのも良い。 学生時代に感じた古事... ...続きを見る

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2008/07/16 23:26
オレンジだけが果物じゃない ジャネット・ウィンタース
著者の自伝的小説。 狂信的な女が孤児院から女の子を引き取り、黙示録を教科書に神の子として育て始める。 とだけ聞くと恐ろしいサイコホラーのように思えるが、著者らしいブラックユーモアに満ちた作風で、今まで読んだことの無い不思議な物語で、ぐいぐい引き込まれる。 神の子として育てられた著者は養母の正体や目的に気が付き逃げ出す、そして苦労の末、オクスフォード大学に入学する。 こんなに苦労したのに、とんでも養母に責任を押し付けず、自立して立ち向かう彼女はとてもかっこいい聡明な女性だ。 間に挿入され... ...続きを見る

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2008/07/16 21:21
幻夜 東野圭吾
またもや電気系エンジニア達が酷い目にあってしまう・・・この作者はデンソー時代に何かあったの?恨んでる? 白夜行に続いて最後まで読ませられてしまうのだが、前作以上に登場人物に誰一人共感できない為か読後に何も残らない・・・。 確かに細部まで良く出来て面白い、でも何かが足りない。作者の意見みたいなものが無いからかな。 コンセントの抜けた電化製品みたいな印象。 ...続きを見る

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2008/07/11 20:47
小説作法 スティーブン・キング
また川上弘美の書評集から でも清水ミチコもお勧めしていたから前から気になっていた本。 ...続きを見る

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2008/07/02 22:09
女たちの真実 ローラ・リップマン
失踪した姉妹が30年の時を経て一人だけ発見された。 彼女は本当に失踪した妹なのか、今まで何をしていたのか?真相は? ...続きを見る

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2008/06/30 12:43
怪しげな遺産 メアリー・ウェズレー
これこそが本当の「猟奇的な彼女」なのでは? 絶世の美女マーガレットは暴力的で嘘つきで意地悪で怠惰で自己中、それでいて対象は自分以外の老若男女全てという公平さもあり。 楽しいパーティーを半裸で大暴れしてぶち壊し、ベッドから全然でこないし尋常じゃない魅力。 迷惑人間マーガレットの夫の、なぜ結婚したのか?という疑問への答えが「自由だから」という深遠さは、さすがメアリー・ウェズレーだ。 周囲の人々も一人として「いい人」がいない、皮肉に満ちたキャラクター祭りで非常に濃厚。 ここまで描いてやっと「... ...続きを見る

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2008/06/26 12:45
カイミジンコに聞いたこと 花井哲郎
川上弘美の書評集で紹介されていて、本屋で探したが見つからず、どうしてもすぐに読みたかったので図書館へ行った。 東大名誉教授の随筆集(エッセイと軽々しく呼びたくない感じ)なのだが、学者の視点とは教養があるとはこういうことなのかと思い知らされる、興味深い内容だった。 日々の出来事が、大学入試の出す側と解く側の問題や教育問題、環境問題など、幅広く思考され意外な展開に。 と書くと退屈に思われそうだが、ありがちな理想論ではなく、あくまで科学者の視点でわかりやすく書かれているので引き込まれてしまう。 ... ...続きを見る

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2008/06/20 10:35
大好きな本 川上弘美
書評集なのに面白い、さして内容を紹介していないのに猛烈にその本を読みたくなる不思議な作品集。 いくつか私の好きな本も含まれていて、嬉しく思う。小川洋子、岸本佐知子、高野文子、梨木香歩・・・ 結構嗜好がだぶっているぞ。 ...続きを見る

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2008/06/15 10:20
三谷幸喜失踪事件
久しぶりにブルータスを買い、彼に驚かれる。グラビアを見てこういう格好しろってこと?などと言い出し、勘違いも甚だしい彼。 もちろん目当ては三谷幸喜特集、凝った作りで遊び心満載、楽しく読んだ。 やっぱり変な人だなあ。期待を裏切らない変さ加減。 何でもできる秀才より、これしか出来ない天才だからこそ面白くて心に残るものができる気がする。 実際、何でも出来そうな秋元康の作品は私の心になんの影響もなく、そつが無い感じでつまらない。 映画も楽しみだけど、なんであんなにハードルをあげるのか。 本当に... ...続きを見る

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2008/06/06 21:20
オオタガキセイコの絵日記復活
パソコンの不調だとかでご無沙汰だった、太田垣晴子の絵日記が復活した。 あの適当に描いているようで味のある絵と彼女の生活ぶりがとても好きだった。 一度展覧会を見に行った時にご本人もいらしていたが、とても可愛らしい方でますます好きに。 駅ビルには売っていなそうな雰囲気のファッションも素敵だったなあ。 楽しみが一つ増えた。 ...続きを見る

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2008/06/06 12:55
満潮 メアリー・ウェズレー
著者は70才を過ぎてデビューした遅咲きの天才作家なのだとか。 出す本出す本バカ売れの、イギリスの宮部みゆき? ありがちな老女の小言(例:女性の品格)みたいな話かと思い敬遠していた。 しかし!予想を覆し圧倒的に面白かった。教えてくれた人ありがとう。 お年寄りの頭の中が、みんなお人よしで呆けているわけではない、むしろ積み重なった人生経験が熟成した結果、とんでもないものが生成されている。 ...続きを見る

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2008/06/05 11:25
治療島 セバスチャン・フィツェック
面白いと噂の「治療島」をやっと読んだ。 悪い予感、危険な暗喩に満ちていてページをめくるスピードが速くなってしまう。 ドイツミステリーはあまり馴染みが無いが、とてもクールで硬質な印象で興味深い。 ラジオ局を舞台にした作品もあるらしい、読まなくては。 ...続きを見る

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2008/05/29 20:50
ほかに踊りを知らない 川上弘美
川上弘美の日記。 5分の4だけ真実なのだとか。 漫画のようで、るきさんを読んでいるような気分。 近所のボロアパート観察・・・私も結構好きだ。でも骨がぶら下がっているほどのレベルはまだ知らない。 アマゾンで前作の日記の評価に「こんな人だと思わなかった、がっかり」といったことが書かれていた。 内容を本気で受け取る人がいて驚いた。 ...続きを見る

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2008/05/24 16:16
ひそやかな復讐 ドナ・タート
南部ゴシックには横溝的というか日本の田舎のような湿り気がある。 身分、家柄、歴史にやたらこだわるミシシッピーはアメリカの京都と思えてくる? ドロドロとした人間関係、裏に含みのある会話、負の連鎖、このウェット感は地理的要素だけだろうか。 ニューヨークなどを舞台にしたドライな北部ミステリーとは別の楽しみがある。 レッドネックと侮蔑される無教養な白人達の姿・・・日本にも増殖中では・・・なんて別の恐怖もあったりして。 日本でのヤンキーという言葉の使い方は正反対といっても良いくらい間違っているよ... ...続きを見る

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2008/05/20 12:27
絲的メイソウ 絲山秋子
マイブームな絲山秋子のエッセイ。 小説以上にドライな方、期待を裏切りません。 なぜそんなに自虐的なのだ。 ...続きを見る

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2008/05/12 23:07
春にして君を離れ アガサ・クリスティー
大推理作家が別名義で発表したという誰も殺されないのにサスペンスフルな本。 非常に厳しい批判がこめられた内容だった。 読者の生い立ちや性格によっては、途中で読み進められなくなってしまう人がいるかもしれないくらいだ。 ドラマ「デスパレードな妻達」のブリーはこの本がモデルになっていそうな気がする。 ...続きを見る

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2008/05/08 21:33
ダーティ・ワーク 絲山 秋子
次々と視点が変わる連作短編集。人物ごとに文体が変わり思考が変わる群像劇。 絲山作品のこれまでで一番好きだな。 今までは体内に溜まった澱を吐き出していただけのような内容だったが、今度はそこに手を加えて上手く料理している。 レベルが上がっている、著者はどこまで成長するのだろう。 市井の人々のリアルなドロップアウトを描かせたら天下一品、ハードボイルドな作家の一人だが、ドロップアウト後どこに転がっていくのか、その先には温かさとクールさが混在している。このバランスが絶妙。 ダーティ・ワーク・・・... ...続きを見る

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2008/05/03 09:11
村田エフェンディ滞土録 梨木香歩
19世紀にトルコに留学した青年村田の滞在記。 異国での見聞、下宿での小さな日々出来事の積み重ねで人種も国籍も違う下宿人達が友情を深めていくが・・・・。 留学経験のある著者らしく、異文化との交流で生じる齟齬や喜びを丁寧に掬い上げている。 後半の展開が悲しく、本当に戦争が憎い!と思わせられる。 家守綺譚の先に読んでしまったが、二つの本は繋がっているのでもう一度読み直さなくては。 ...続きを見る

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2008/04/30 13:15
家守綺譚 梨木香歩
明治時代の若い文士とその周辺で起こる小さな変異。 弱ったサルスベリの幹を撫でさする内に木から懸想されてしまったり、湖で死んだはずの友人が訪ねてきたり、名犬ゴローの謎や狸に化かされる話、淡々と抑制された文章で描かれていて美しい光景が浮かぶ。 宝石箱というよりは、野の花を集めたようなずっと読んでいたい短編集。 読後に自分が湖畔の草むらの中に佇んでいたような気持ちになる。 「蟲師」や「陰陽師」に通じる日本人らしい繊細な感性。 村田エフェンディ滞土録」の村田も登場、この繋がりをもっと広げて欲し... ...続きを見る

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2008/04/30 13:04
ナチュリラ新刊
本屋にいったらリンネルの隣に新ナチュリラも出ていた。 どうやら別の本だったらしい。 今度のナチュリラは暖かい季節の装い、前刊よりもかわいいらしい。 ギンガムチェックが今年の流行のようで、去年買いそびれた無印のギンガムチェックのチュニックが今になって欲しくなってしまい後悔。 やはり縦じまシャツワンピースにあわせるレースのストールが欲しい。 内田彩仍さんのしているストールが特に可愛いがどこのブランドかわからない、方眼編みと縁編みを組み合わせれば出来そうだし、編むか。 ...続きを見る

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2008/04/22 14:21
私は最高にツイている 小林聡美
私はなぜこの人のエッセイをせっせと集めてしまうのだろう。 女優のエッセイは結局自慢話に終わる場合が多いが、この人の本は全然違う。 華やかな世界に身をおきながらも、地に足がついた生活をしている小林聡美の背筋はいつも伸びている。 初めて読んだのは大分昔(学生時代?)、電車内での暇つぶしに買った「案じるより団子汁」。 面白くて一気に虜になってしまい、出版されるたびに買ってしまう。 身長が一緒で、冷えに弱くてすぐ熱が出るなど体質が似ていて、性格も似ている(気がする)からなのか。 ...続きを見る

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2008/04/19 21:03
ねじの回転 ヘンリー・ジェームズ
存在は知っていたけど、まだ読んでいなかった名作。 新しい文庫を見つけたので読んでみた。 ...続きを見る

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2008/04/15 19:08
リンネル
ナチュラル系ファッション誌の新刊がでていた。 これは「ナチュリラ」の続きなのか、今回のタイトルは「リンネル」。 素敵な内田彩仍スタイルがまたもや。 無印の服は私も好きだけど単品だとシンプルすぎて質素になりがち、こうすれば上手く活用できるのね。 最近買ったシャツワンピースのコーディネートの幅が広がる。 寒いから下にデニムをあわせているが、もう少ししたらレギンスかな。 かぎ編み風のベージュっぽいゆるいのが欲しいところだ。 ...続きを見る

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2008/04/04 15:13
空中スキップ ジュディ・バドニッツ
岸本佐知子の訳とカラフルな表紙にひかれる。 無尽蔵な想像力は瞬時に私を別の世界へと運び、また軽々と戻す。 戻ってきた後、見える世界にちょっとだけ妙な色が付いている。 ブラックでシニカル、でもダークじゃない。 赤ん坊が生まれなくなった世界、カルト化して行くチアガール達、つまらない男も限度を超えれば注目に値すること、ハイミスの叔母が付きまとう姪と姪の彼氏のデートの行方。 夜、眠る前に一話ずつチビチビ読んだ。 本が終わってしまうのがもったいなかった。 もっと読みたい! ...続きを見る

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2008/03/26 13:27
イケズの構造
酒井順子の京都本の参考図書にあったので、読んでみた。 以前から疑問に思っていた「イケズ」なるもの、興味深い京都人の生態は垣間見えたもののやはり、理解不能な面が残ってしまった。 だって、あれほどイケズは悪くない文化と言い張っていた著者本人が結局終盤になって「イケズは傷つくから嫌」と・・・。 なんだか、これは毒じゃないよと不味い饅頭をすすめてくるものの、本人は「でも私は食べないけどね」と澄ましている様な感じだ。 このわけのわからなさも、やっぱり京都人だから? ...続きを見る

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2008/03/16 15:29
グアテマラの弟 片桐はいり
女優の片桐はいりが単身、南米グアテマラへ音信不通になった実弟を捜しに行く。 とだけ聞くと、なんてミステリーでサスペンスでアドベンチャーなの?と思ってしまうが、はいりマジックは結構な冒険談を不思議な笑いに満ちていながらも、ちょっとホロリな家族の物語にしてしまう。 ごく普通の家族が主人公なのに抑えた感動があり、その辺の適当なドラマよりも面白い。 なんで今まで書かなかったの?本当に良い文章書く人だ。 それにしても、この人の行動力が本当に素敵、かっこいいなあ。 タバコでナンパの話なんて、小心者... ...続きを見る

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2008/03/07 20:33
雨女 山岸凉子
このところの三浦和義報道に山岸凉子の短編マンガを思い出す。 明らかにモデルが誰なのかわかる描き方に、彼お得意訴訟を心配してしまったけど最近聞いた「白骨死体」の事件で、この漫画の主人公も実在の人物がモデルなの?と緊迫感が増してしまう。 そんな事件もあったんだ・・・古すぎる事件で知らないことが多い。 三浦和義のキャラに誤魔化されているけど、この一連の事件は相当怖い・・・。 もう一回読みたいけど、どのコミックに入っていたのか思い出せない。 山岸全集とかでないかなあ、処分しなければよかった。 ... ...続きを見る

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2008/03/03 10:58
猫鳴り 沼田まほかる
小泉今日子の書評で読んでみたくなった本。 確かに、読んでる間中不安でたまらない、早く読み終わりたい。 でも読み終わると不思議と穏やかな余韻を感じる。 ...続きを見る

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2008/02/26 20:53
私を離さないで カズオ・イシグロ
友人からまだ読んでいないことを馬鹿にされた。 どうせ「スペアーズ」みたいな話なんでしょ?と言ったらますます笑われてしまった。 その通りです、予想とは全然違ってました。ごめんなさい。 貸してくれてありがとう。 ...続きを見る

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2008/02/25 13:01
ヨーガンレールの社員食堂
ヨーガンレールというのが、ヨーガン・レールさんという人だと始めて知った。 こんな素敵な社員食堂があったら勤労意欲が湧きそう。 趣向に富んだ献立の数々を眺めていたら、何か物足りない・・・そう肉が無い。 ヨーガンさんは菜食主義者なのかな。 でも野菜料理オンリーで構成されているのにとても美味しそうに見えるのは、センスと技術があるから。 ああ、バイトしてみたい。 ...続きを見る

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2008/02/14 14:08
からくりからくさ 梨木香歩
「天然生活」と「クウネル」と「ナチュリラ」と「すいか」を足して、宮部みゆきの「あやし」的要素をまぶしたような、不思議な縁の話。 下宿生活をする若い女子四人、織物や染色に熱中し庭の雑草を食べてみたりと、慎ましくちょっと浮世離れした丁寧な暮らしぶり。 でも、徐々に変化の兆しが現れ・・・。 美しく上品な文章ときちんとしたキャラクター群なので、不気味な展開になっていってもドロドロせず読後爽やか。 災いの象徴として登場する男性神崎と奥野、だれしも遭遇する問題だが乗り越えようとする彼女達のバイタリテ... ...続きを見る

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2008/02/12 12:40
さくらんぼの性は ジャネット・ウィンターソン
岸本佐知子のエッセイが面白いので、こちらの翻訳本も手にとってみた。 変な題名からは想像も付かない、より変な内容。 過激で変だけどとても面白い!もっと早く読んでおけばよかったと後悔。 21世紀は想像力の時代と言い切るにふさわしい、想像を絶する自由なストーリーだった。 それ以上に驚いたのは、訳者あとがきに記された著者の生い立ち。 衝撃の波乱万丈!!!挫けず作家として身を立てる強さに感服。 自伝的小説「オレンジだけが果物じゃない」として出版されているようなので、こちらも早く読んでみたい。 ... ...続きを見る

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2008/02/11 13:31
ねにもつタイプ 岸本佐知子
友人から「似たような人がいるよ」と教えてもらい、読んでみて大笑い。 こんなにも楽しめる妄想エッセイ集は他にないかも。 エッセイなのにオチがあるし。 温泉ロープウェイに乗ってみたいなあ。 「敵」との戦いに共感。 女子寮の話はどこまで本当なんだろうか。 ...続きを見る

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2008/02/01 20:14
ヤンマガがつまらん
某所で時間つぶしにヤングマガジンを読ませてもらったのだが、物凄くつまらなくて驚く。 なんだか内容が「格差社会の底辺の人向け」になってしまっている感じだ。媚び? 共感も驚きも笑いも無い・・・。 こんな雑誌だったっけ。 昔はもっと色んなタイプの漫画が載っていたと思ったんだけどなあ。 「りぼん」が恋愛一辺倒になってしまったように、こちらもそうなのかな。 選択肢の少なさが気になる。 ...続きを見る

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2008/02/01 11:12
夜愁 サラ・ウォーターズ
第二次世界大戦中のロンドンに、グワーッと連れて行かれてしまう。 ミステリーというよりはブッカー賞候補にふさわしい作品。 戦争で荒廃した街と、それでも生きようとする人々の心は同じくらい残酷だ。 現代から過去へ遡る構成に戸惑うが、ラストにケイが発見したもの(と思い込んでいるもの)に心を揺さぶられる。 そうだな、みんな自分の見たいものだけを見て生きているのかもしれない。 勘違いしているだけなのかも。 しかし、そうでもしないと生きられない・・・。 ...続きを見る

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2008/02/01 00:08
少女七竈と七人の可愛そうな大人 桜庭一樹
美貌と知性を持つ少女七竃だが、本当に欲しいものは手に入らない。 それは母の愛、温かい家庭・・・。 「いんらん」な母親に振り回され呪われた生い立ちながらも、自己を保ち続ける姿は最近の事件を起こしたりする「ゴスロリ少女」とは一線を画す「前時代の少女」を感じる。 潔癖だが人のせいにはしない、折られた羽は自分で治して飛び立つ。 著者は1971年生まれ、なるほど。同世代。 ...続きを見る

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2008/01/31 17:31
女性誌なんていらない
どんどん休刊する女性誌。 なんでそんなに売れないのか? 週刊文春「酒井順子の読書日記」にそのもっともな理由が看破されていた。 みんなが女性誌、ファッション誌を読まなくなっていったのは読むと何だか気分が悪くなるから 、沈んでしまうから・・・。 わかる!わかるよ!さすが女子の代弁者。 (テレビで「Gジャンなんか今シーズンはアウト、もう捨てなさい!」などと叫ぶファッションファシスト植松晃士に拳骨を喰らわせたい時がたまにある、基本的には面白い人だが) そのへんの具体的な分析を赤坂真理が新書... ...続きを見る

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2008/01/23 00:26
告白 町田康
戸越銀座の通り魔や長崎の乱射など理解不能な不可解事件について友人と話していたら、この本を貸してくれた。 なるほど、タイムリーである。 河内10人切りという、現代で言えば大量殺人事件をもとにした内容。 とんでもないことを仕出かしてしまう熊太郎、世間からはみ出した人の内面が独自のふざけた文体でひたすら描かれている。 もちろん町田康の想像でしかない訳だけど、そうかもと結構頷ける所が多い。 考えれば考えるほど、悪い方向に行ってしまう馬鹿な熊太郎。 誰しもこんな面を少しは持っているはず、でも1... ...続きを見る

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2008/01/11 13:31
沼地のある森を抜けて 梨木香歩
勝手な思い込みで損をすることがあるけど、この著者のことを勘違いしていた。 名前の字面から子供向けのふわふわファンタジー作家かな、と思っていたら全然違う。 欧米の女流SF作家を思わせる生活感のある日常と異界が隣り合わせになった深い内容で、手厳しく地に足の着いた純文学系作家だった。 謎のぬか床と家族の秘密、ちょうど「もやしもん」で酵母など菌の世界に興味をもった所なので、タイムリーだった。 それにしても、生物に対する常人には想像不能のアプローチ、川上弘美とはまた違った面白さ。 読まず嫌いだっ... ...続きを見る

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2008/01/07 14:29
グラスホッパー 伊坂幸太郎
ちょっと時間が空いたので、出先でコーヒーを飲みながら夢中で読む。 人を待つ時間が全く苦にならずに、あっという間に時が過ぎた。 やっぱり伊坂幸太郎は面白い。 ...続きを見る

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2007/12/27 21:06
都と京 酒井順子
京都愛好家には必読の本。 東京と京都を独自の視点で徹底比較。 20代の終わりに2回ほど一人旅したが、その前にこの本を読むことができればもっと楽しめたはず。 モラハラ?と思えそうな「いけず」についての考察、東女金原ひとみ・京女綿矢りさの比較など興味深いことばかり。 ...続きを見る

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2007/12/19 13:17
闇の戦い スーザン・クーパー
イギリスファンタジーの名作「闇の戦い」が再訳でリニューアルされるらしい。 小学生時代、友達と夢中になって読んだ本。 20年ぶりに読んでみようかな。 あの頃、身体は日本にいたけど心はイギリスにいってしまっていた、懐かしい。 ...続きを見る

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2007/12/14 13:04
ananの自慢合戦
ananのモテ女指南に辟易。 いつからこんな雑誌になってしまったんだろう。 それよりも、妙なのは蝶々なる女性の書くエッセイ。 「女のエッセイは大抵自慢話」というセオリーにもれず、彼女も自慢話が炸裂している。 一方、林真理子のエッセイもまた、自身のドジっ娘振りを披露しながらも、巧みな自慢話に満ちている。 ...続きを見る

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2007/12/12 12:04
ナチュリラ
見慣れない「ナチュリラ」なる本を発見。 内田彩仍さんをはじめ素敵なセンスの方たちが、ナチュラルテイストなスタイルを提案している。 オリーブ少女だった私としては、懐かしくてうれしい気持ち。 上質な服をザックリくだけた感じというか、おめかしし過ぎず素朴過ぎず着こなすバランスが難しい。 無印やユニクロで売ってるボーダー7部丈パンツの裾にレースを縫い付けるだけで、イエナあたりで売っていそうなものに変身しちゃう。 ...続きを見る

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2007/12/05 12:28
17歳のテンカウント
亀田騒動にうんざり、ニュースに現れるたびに即座にチャンネルを変えてしまう。 ふと、数年前に起きた都内脱線事故で亡くなった高校生のことを思い出した。 進学校に通いながら東大とプロボクサーを同時に目指すという、ハンカチ王子並みの文武両道ぶり。 亀田一家とはまさに正反対の存在だ。 あの高校生が生きていたら、この亀田騒動はどう展開していただろう。 憎まれっ子世にはばかる・・・。 調べてみたら本になっていた。 ...続きを見る

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2007/11/08 13:34
東京奇譚集 村上春樹
村上ファンの友人から回ってきたので、しぶしぶ読む。 村上春樹の書く男性は、どうも苦手だ。 ストーリーは面白いし引き込まれるのだけれども、なんというか気持ち悪い男たち。 癌を患った姉と久しぶりに再会して抱き合い頬にキスする日本人男性というのは、現実社会に何人存在するのだろうか。 フィクションだといってしまえばそれまでだけど、違和感がたまらない。なんか痒い。 女性もやっぱり嘘くさい。無国籍というよりは無機質。 理屈っぽいセリフの連続に、先日ヨドバシカメラで見かけたオタク二人組の会話を思い... ...続きを見る

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2007/11/07 20:23
最後のウィネベーゴ コニー・ウィリス
「航路」「犬は勘定に入れません」のコニー・ウィリスのSF短編集 どれも素晴らしいクォリティ。 「女王様でも」は最初は何の話かわからないが、徐々に明らかになるにつれてビックリ。 月経を巡る強烈な社会風刺と皮肉。 私の身体も野蛮で面倒なままだ、本当に毎月つらい。 もし「解放」の時が訪れたら、どちらを選択しよう。 ...続きを見る

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2007/10/29 22:25
臍の緒は妙薬 河野多惠子
一見関係のなさそうなエピソードを並べて、大きなテーマを形作っている。 日常にじわじわと戦火が近づいてくる様子を描いたもの、臍の緒にこだわる女性の心の変質、平凡な生活を描写しつつ切り出すものはリアルな違和感。 川上弘美の書評に惹かれて読んでみたが、確かにあの最後の一文は普通の家族スナップを心霊写真してしまう、あるはずのない手のようなものだ。 あの一文が全部ひっくり返してしまう。 ...続きを見る

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2007/10/23 14:00
夕子ちゃんの近道 長嶋有
読んでいる内に既視感を感じた。 この設定は、川上弘美の「古道具中野商店」とよく似ている。 違うのはあちらが女性主人公なことぐらい。 やはり、人生の一休みというべき時間を過ごす「アンティークショップ」に関わる人々。 ゆるゆるとした浮世離れした生活を送るうちに、やがてそれぞれが別の展開を迎えていく。 一度、人から不要とされたものが、また他の人から必要とされる古道具いう存在。 どちらの作品も似て異なるもの、両方好きだな。 ...続きを見る

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2007/10/22 13:47
アスタの日記 バーバラ・ヴァイン
ルース・レンデルが別名で書いた掘り出し物ミステリー。 オランダ移民の女性アスタが1905年から数十年に渡り書いた日記が、現代のイギリスで出版されてベストセラーとなる。 その日記をもとに孫娘アンが、ある未解決事件の真相を解き明かしていくと共に、家族の秘密を探っていく・・・。 綿密に張り巡らせられた伏線と、人物描写、プロットが素晴らしい! アスタ、娘スワニー、孫娘アンの描写に各世代の女性の生き方が表現されつつ、ミステリーとしての展開が複雑に絡み合っている。 一見平凡な老婦人アスタの心理の異... ...続きを見る

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2007/10/21 13:34
ニットマルシェ 2007秋/冬
編み物シーズン到来、いつのまにか本屋に並んでいた。 表紙にもなっているニットのキャミソールが可愛い。 チクチクしない良い毛糸で編んでみたい。 ...続きを見る

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2007/10/05 22:07
ラビリンス ケイト・モス
スーパーモデルのケイト・モスの自伝かと思っていたら、別人だった。 ...続きを見る

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2007/10/05 14:29
箱の夫 吉田知子
表題作「箱の夫」の姑と夫(異常に小さい)の不気味さも面白いが、「天」はホラー映画「呪怨」を連想させる。 アマ(天井裏)に潜む存在は、何十年も前に引きこもりになった叔父なのか・・・ 「水曜日」は独居老人の孤独とそこに入り込んでくる魔を描いているが、こんなことが日本中で起きているのかも・・・と考えさせられる。 ...続きを見る

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2007/09/25 14:46
犯人に告ぐ 雫井脩介
友人から借りて読んだ。 組織物は苦手なのだが、豊川悦司主演で話題になっていたし面白そうだったので。 ...続きを見る

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2007/09/18 14:20
名もなき毒 宮部みゆき
連続毒殺事件、土壌汚染、シックハウス、巷にはびこる色んな毒が出てきた。 その毒を濃縮したような強烈キャラ「原田いずみ」は、大人なら誰もが一度は遭遇したことがあるだろう変な人に共通した問題点が満載だ。だから怖い。 以前川崎のマンションで起きた小学生投げ落とし事件や、池田小学校事件等の不条理犯罪動機は、この本の中にある気がする。 今一番犯罪の素になっているのは「嫉妬」という毒なのか。 ...続きを見る

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2007/09/09 15:58
ヒストリアン エリザベス・コストヴァ
ミステリーやホラーというよりは、歴史ロマンの印象が強い。ちょっとどっちつかず。 失踪した父親を探すうちに、壮大な歴史の渦に巻き込まれていく少女の物語。 ドラキュラことブラド公の実像を探す歴史学者達や、今も残る宗教戦争、領土問題の遺恨など、興味深いエピソードがわかりやすく描かれていた。 女性作家らしく食事のシーンがとにかく美味しそうで、どれも食べてみたいし飲んでみたい。 のどかなブルガリアの風景描写に、未だにロバで荷物を運んでいた琴欧州の故郷中継を思い出した。まるで童話の世界。 チェコス... ...続きを見る

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2007/09/06 14:33
ジャージの二人 長嶋有
「ジャージの二人」が映画化されるらしい。 駄目な感じの父子二人が、別荘で過ごす夏の数日間の話。 なんて事は無い話なのだが、妙に面白い。 長嶋ワールド+大島弓子的エッセンス=癒しに満ちた空気感 父親が鮎川誠、息子が堺雅人。なるほどーな配役。 大島弓子を愛読していて、バツ2でカメラマンという設定の似合うオヤジは中々いない。 無理が無い感じだ、ナイス!。 ...続きを見る

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2007/09/05 15:27
前巷説百物語 京極夏彦
床にこの本を置いていたら、足の小指をぶつけてしまい、とても痛い。 この分厚さは凶器か。行儀の悪い自分が悪いのだが・・・。 ...続きを見る

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2007/08/28 16:25
後巷説百物語
前巷説百物語を読む前に、予習として再読。 繋がっている部分がきっとあるかも、喜びを増やすために読んでおく。 京極堂シリーズへの伏線が沢山張ってあるこの本、「陰摩羅鬼の瑕」と「狂骨の夢」をまた読み直したくなってしまった。 伊坂幸太郎作品もそうだけど、それぞれ世界が繋がっているのがうれしい。 ...続きを見る

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2007/08/21 21:28
パラレル 長嶋有
このところお気に入りの長嶋有。 今回は、珍しく男性が主人公なので、男子の生態がよりリアルに描かれている。 元ゲームデザイナーで今は無職でブラブラしている男。 この男の過去と現在がパラレルで進行していく展開。 やはり破天荒キャラとして、「サイドカーに犬」に出てきた愛人のような友人男性が登場。 「性欲処理用」の女の子との、気の無い会話シーンが秀逸。 「ズゴック」だの「F1の川井ちゃん」だの何か懐かしいワードが散りばめられている 30男と付き合っていて、いま一つ理解できない女子。 三十... ...続きを見る

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2007/08/06 23:17
真鶴 川上弘美
あらすじだけ書くと、岩井志麻子?と思われそうな不気味な内容。 失踪した夫への妄執にとらわれ続けるエッセイスト。 他者との距離感に敏感で、執着心が強い人。 編集者とは不倫関係を続けている。 「ついてくるもの」に誘われて真鶴へいき、こちらとあちらの間を彷徨う。 真鶴で出会う謎の女の昔語りが怖い。 水面に映る逆さ吊りの女・・・横溝正史か! しかし、こんな内容なのにあくまで川上テイストな純文学ホラーに仕上がっている。 こういうのも書かれるのね。 ...続きを見る

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2007/08/01 11:12
心のなかの冷たい何か 若竹七海
ずっと読んでみたいと思っていた、若竹七海の初期作品。 いつの間に売っていたの?本屋で衝撃を受ける。 ...続きを見る

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2007/07/31 13:15
散歩をこよなく愛する猫 リタ・メイ・ブラウン
主人公ハリーは、「人生の質は笑いの有無」と考え学歴があるにも関わらず、町の郵便局長(薄給)農場暮らし、欲の無い女性。 郵便局に集まる町民と、冗談を言い合いながら楽しく過ごしている。 牧歌的な田舎町に、妙な登場人物が次々と現れる。 「金」「名声」「支配」といった欲望が、対照的なハリーの周囲に渦巻いていく。 イケメンモデルの隣人ブレアにも変化が、ただの「良い人」じゃなかった。 これまで事件を乗り越え、良い方向に徐々に変化していった町の人々だけど今回は少々違う展開。 ろくでもないイギリス人... ...続きを見る

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2007/07/28 11:27
女子と鉄道 酒井順子
茶道、華道、鉄道・・・そんな嗜みもあっていいはず。 鉄道が好きだけど、オタクというほどのめり込みはしない。 それが鉄子。 著者の文章が上手くて、隣に座って一緒に旅行している気分になれる。 知的な印象なのに、意外とドジな人で面白い。 新幹線の顔面比較がおかしくて、笑ってしまった。 0系が「子供還りした長老」って、確かに無垢なお顔をしています。(無くなった祖母に似ている。) 個人的には700系がお笑い芸人の麒麟川島に似ていると思うのだが・・・。 ...続きを見る

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2007/07/27 13:33
町田康が殴られた?
町田康が布袋に殴られたらしい。 町田町蔵、何があったのやら・・・。 ...続きを見る

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2007/07/26 14:27
ロズウェルなんか知らない 篠田節子
最近、ご無沙汰していた篠田節子の本。 久々に読んでみたら面白くて、あっという間に読んでしまった。 何の資源も文化遺産も無い過疎の村が村おこししようとしたが、村人の思惑とは別にどんどん話が変な方向へ・・・。 UFO、廃墟、オカルトが名物という意表をついた方法で、村が徐々に息を吹き返していく。 捨て身で無茶な展開にワクワクしつつ、村の男達がどうにもバカなので少々イライラ。 若い女子が全くいないのも、納得。こんな村見捨てるよなあ。 周囲から理解されず「とりあえず役場と年寄りとJAを殺さない... ...続きを見る

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2007/07/24 14:44
ねこぢる?
自費出版詐欺のニュースをみていたら、原告側の本が「ねこぢる」の絵にとてもよく似ていた。 むしろ、そっちの方が問題なのでは? いくら持込をしても、そんなに似ていたのではどこの出版社も相手にしないだろう。 誰か教えてあげればいいのに・・・、孤独な境遇を感じる。 ...続きを見る

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2007/07/14 14:10
駆けこみ交番 乃南アサ
「ボクの街」の続編。 この「駆けこみ交番」という題名はちょっと合わないのでは?適当過ぎ。 前作の主人公の新米警官を可愛がる地域の老人倶楽部「とどろきセブン」が実はメイン。 リーダーの老婦人は八千草薫がモデルかな。 自分の得意分野を生かして仲間と楽しく過ごす。こんな理想的な老後が欲しい。 その為には色んな苦労や悲しみを乗り越えつつ、それなりの貯えがなくてはいけないが・・・。 この「とどろきセブン」と音道貴子が遭遇する日はあるのか。 ...続きを見る

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2007/07/12 14:30
天使と悪魔 ダン・ブラウン
アメリカではドラえもんのアニメは放映されていないことが常々疑問だったが、この本を読んで疑問解決。(何でも夢をかなえてくれる存在が問題などと聞いたが・・・) ドラえもんのことは一言もでてこないが、アメリカにおける教育へのキリスト教の影響がそうさせているのかもと思わされる。 アメリカは、科学先進国な面と、進化論も天動説も教えない後進的な科学教育の面を持つ矛盾を抱えている。 ダヴィンチコードでおなじみの、ラングトン教授が解き明かす科学とキリスト教のこれまでの戦いがモチーフになっており、科学=反キ... ...続きを見る

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2007/07/02 11:49
私の10年日記 清水ミチコ
凄く面白いから読んで!と友人から借りた。 テレビブロスに連載した10年分だが、本当に面白かった。 この人の視点が好き。同じ矢野顕子ファンとして友達になりたいくらいだ。(ずうずうしい) 時々登場する、三谷夫妻や野沢直子一家など愉快なお友達のエピソードも楽しい。 海砂利水魚って誰?と思っていたらくりーむしちゅーの昔の芸名だった。 10年を感じる。 ...続きを見る

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2007/06/25 11:50
アナンシの血族
豊崎由美の書評で大絶賛されていたので、読んでみた。 アメコミの原作者らしくマンガを文章にした感じ。 父親が蜘蛛の神様で、その血を双子の兄弟で分けてしまったために、冴えない平凡な人生を送っていた主人公が、父親の死を機に怒涛の人生を迎えることになるコメディ。 変人の父親の死にっぷりがどうにもおかしくて、ここまで尊厳がないのも驚きだ。 確かに面白いが、あまりはまれなかった。 ...続きを見る

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2007/06/10 10:26
夜の公園 川上弘美
こんな作品も書けるのかと驚いた。多才だ。 女子高出身の彼女だからこそ書けるのかも知れない濃密な女同士の友情。 その繋がりを断ち切る希薄な恋愛。 登場人物はどいつもこいつもで共感できないのだが、学校に行けなくなる女の子の気持ちはなんだか理解できる、そして彼女の自称親友の気持ちも。 春名の眼の描写に、一見澄んだ空気の中に住んでいるようで、実はよどんだ水の中で生きている彼らを見る。 その水をあふれ出させる原因はなんだろう。 ...続きを見る

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2007/06/07 12:53
海の仙人 絲山 秋子
男一人と女二人の三角関係を見守る、役立たずの神様「ファンタジー」。 川原泉の「中国の壷」みたいな設定だ。 このファンタジーという名前は、失敗だったのでは?どうもしっくりこない。 良いセリフが多いのに、ファンタジーって・・・。 ...続きを見る

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2007/05/30 13:44
恋するA・I探偵 ドナ・アンドリュース
国会での年金問題答弁をみて思い出した本。 確かに払っていたはずなのに、データ上では存在していない年金があるらしい。 何十年前の領収書を持ってこいといわれても・・・。確かに怒鳴りたくなる。 ...続きを見る

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2007/05/23 14:05
夜更けのエントロピー ダン・シモンズ
驚きの奇妙な味の話ばかり集められた、短編集。 バンパイア、ゾンビ、教師、戦争、エイズ・・・が組み合わさったストーリと、端的に書くとバカみたいだが、とてもレベルの高い重厚な作り。 元教師で、きちんとしたモラルと教養をもった人間が書いたSFやホラーだからこそ、現実を逸脱してもストーリーが破綻せず面白い。 恐るべき想像力だ。 特に「最後のクラス写真」の、極限の中で子供(たとえどんな姿になっていても)を守ろうとする姿、戦う女性教師の崇高な教師魂に涙。 ここまで書いてこそ文学だ。 「乙一」が好... ...続きを見る

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2007/05/22 11:11
パラダイス・サーティー 乃南アサ
三十路目前の29歳OLが遭遇する恋と災難。 この主人公は、「すいか」の主人公にも似ている。 実家暮らしで、恋愛経験もなく、ただ時間だけが過ぎてしまった。 高校の同級生で現在オナベの友達のところに転がり込んでから、やっと彼女の時間が動き出す。 読んでいる間、ふと思い出したことがあった。 ...続きを見る

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2007/05/21 14:12
猛スピードで母は 長嶋有
「サイドカーに犬」は竹内結子主演で映画化された。 母親が家出した家庭、父親はろくでなし。ちょっと悲惨な状態。 偶然見かけた、サイドカーに乗せられている背筋の伸びた犬に憧れる娘。 逆「マイライフアズアドッグ」のようだ。 ルールの権化のような母親と、好対照な自由の女神洋子。 一見楽しそうに見える自由な洋子だが、実はつらい。 確かに犬の方が楽だろう、面白おかしくは暮らせ無いが。 ...続きを見る

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2007/05/10 15:15
雪の中を走る猫 リタ・メイ・ブラウン
バブーム・バブームは日本語でボインボイン。 略してブーム・ブームというあだ名の女は主人公と対照的な存在。 質素に多くを望まず生きる健康美人な主人公ハリー、男に貢がせることと他人の注目を惹きたがることが大好きなセクシー美人ブーム・ブーム。 得意技は、巨乳を男の肘にかすらせる等。(こういう細かい描写が著者の面白いところ、きっと身近にいたのだろう。) ブーム・ブーム的な人は誰の周りにでも一人はいる、鬱陶しいキャラクターだが、不思議と二人はいないものだ。 意外とすみ分けているのか? もし二人... ...続きを見る

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2007/05/06 20:24
そろそろくる 中島たい子
「漢方小説」に続いて、また心と身体の小説。 私も生理が重い方なので、この主人公の体験がわかるなあ。 男性や、生理が軽い女性は、何なんだこの女?だろう。 小学校の同級生「吉田さん」の存在がリアルだった。 大分時間が経ってから気が付くものだ。 何でもかんでもPMSのせいにするわけではなくて、不器用でも過去の自分とも向き合っているところが救いだ。 ...続きを見る

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2007/05/06 13:03
泣かない女はいない 長嶋有
久々に、「純文学」なものを読んだ。 友人が沁みるよ〜と薦めてきたので借りた。 ...続きを見る

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2007/04/24 13:47
風の墓碑銘 乃南アサ
久しぶりに音道貴子に会えた。 前作よりも、成長しているが、相変わらず不器用だ。 ミステリーとしても楽しめるが、「お仕事もの」としても楽しめる。 このシリーズが好きなのは、自分にも彼女のような面があるからだろう。 音道は、女性の同僚から延々とドロドロした男女間の愚痴を聞かされるが、自分はあまり加わらない。 私も、このタイプの愚痴が苦手だ。苦手でもいいんだよ、と教えられた気分。 このタイプの愚痴が好きな人は、参加してこないことを苦々しく思ったりするらしく、そこが又困ってしまう。 女が数... ...続きを見る

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2007/04/19 12:43
東京日記 卵一個ぶんのお祝い。 川上弘美
意外と子供っぽくて、不器用な人だ。 食べ物の描写が美味しそうで、読んでいるうちに何故かメカブを食べたくなった。 独特な日常生活への視点が、優しい。 ...続きを見る

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2007/04/18 22:17
森で昼寝する猫 リタ・メイ・ブラウン
ついつい、はまってしまい4作目を読む。 本当に掘り出し物だ。 ...続きを見る

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2007/04/10 11:47
13匹の怒れるフラミンゴ ドナ・アンドリュース
植民地時代を再現した記念祭でおきた殺人事件。 街をあげて開催しているということは、町中が日光江戸村状態? こういうことをやりたがる人々は万国共通か。 相変わらずの変人達が巻き起こすお馬鹿事件連発で、メグの怒りも暴発。 今までよくわからなかった鍛冶職人というメグの職業が、やっと生かされていた。 怒りを転化させて作品に昇華。なるほどね。 お父さんと蛭一座の愉快なショーが秀逸だった。 ダーマ&グレッグの、グレッグパパを連想してしまう。 ...続きを見る

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2007/04/07 12:54
チルドレン 伊坂幸太郎
河原で大判焼き片手に日向ぼっこをしながら読みたいような、のんきなミステリー。 伊坂作品は中毒性があるが、読み終わるのが惜しいので、ちびちび読むことにしている。 陣内のキャラをうっとうしいと思うか、カッコいいと思うかは自由だ。 私としては積極的に付き合いたくはないが、害の無い愉快なトラブルメーカーとして周囲にいてもいいといった感じだ。 年頃の若い子が感化されませんように。 盲目の青年永瀬と陣内のエピソードは乙武洋匡の小学生時代のエピソードに似ている。 陣内の子供度を表している。 ...続きを見る

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2007/04/04 11:46
スコットランドの黒い王様 ジャイルズ・フォーデン
人喰いアミンと呼ばれた独裁者、ウガンダ大統領の主治医の物語。 野田秀樹も巻末に書いているが、オウム事件や某国を連想させる異常な世界。 独裁者の異様な視線が照らす世界は、隣や後ろから見ているうちは魅力的で目が離せなくなるのだろう。 しかし独裁者がぐるりと首をめぐらし、その視線が自分に当てられたら恐ろしいことだ。 賢明な者はその前に気づき逃げ出すが、この主治医のように愚かな者は最悪の状況まで気が付かず逃げられない。 この主治医の優柔不断で自分が無い性格が、カルトにはまる人っぽくて、万国共通... ...続きを見る

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2007/03/27 14:56
わたしのマトカ 片桐はいり
女優片桐はいりが、映画「かもめ食堂」の撮影のために、フィンランド滞在した体験を書いた紀行文。 彼女の旅行ポリシーが良い、トラムなど土地の乗り物を使った「小銭レベルの冒険」というのに、いたく共感してしまった。 わたしも決まりきった旅行プランも良いとは思うが、アクシデントも含めて楽しむタイプ。 ...続きを見る

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2007/03/18 17:57
かくれんぼが好きな猫 リサ・メイ・ブラウン
トラ猫ミセス・マーフィシリーズの2巻が見つからず、待ちきれないので3巻を読む。 偉人トマス・ジェファーソンを巡る知的な推理ゲームと犬猫コンビの掛け合いのバランスが良くて楽しめた。 舞台は、アメリカ南部のヴァージニアなので、人種問題は切り離せない。 未だにはびこる人種差別主義者達、血筋にこだわる人々は、滑稽ですらあるのだが、ラストに訪れる皮肉な真実は苦い。 「家柄や先祖にこだわる人は今不幸な人」・・・確かに。 ...続きを見る

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2007/03/18 11:58
古書店アゼリアの死体 若竹七海
莫大な財産があったらどうしよう。 この本に登場する紅子さんのように、個人的趣味で品揃えしたマニアックな本屋(カフェつき)と育英基金を運営・・・かな。 ...続きを見る

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2007/03/14 15:19
慟哭 貫井徳郎
驚愕のラスト!大どんでん返し! と言われているので、いまさら読んでみた。 残念ながら、割と早く犯人がわかってしまった。 上記のようなことが、やたら宣伝されているからかもしれないが、やっぱり気がついちゃう・・・。 でも、物語自体は面白いし、他の作品も読んでみたくなる作家だ。 あとはもう少し人物描写に深みがでれば最高。 ...続きを見る

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2007/03/08 11:44
町でいちばん賢い猫 リタ・メイ・ブラウン
猫ミステリーとしては、赤川次郎の三毛猫ホームズよりずっと面白い。 徹夜で夢中になって読むタイプのミステリーではないが、ゆったり軽く楽しめる。 トラ猫ミセスマーフィーのと相棒のコーギー犬タッカーの掛け合いが楽しくて、動物の姿をかりてかなりの毒を言いたい放題。 著者の本音を代弁している? 親猫が産んだばかりの子猫を食べてしまうことがたまにあるのが疑問だったが、ミセスマーフィーの話で、ちょっと納得。 一説に過ぎないかもしれないけど、そういう考え方もあるか。 自然界の掟は厳しい。 ...続きを見る

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2007/03/05 11:09
香水―ある人殺しの物語
映画化されたとか。 数年前に読んだ覚えがあるけど、香りを映画化できるんだろうか。 大分忘れてしまったけど、ストーリーはとても面白かった。 赤毛の処女の体臭が最高!って?あのラストの香りなんて表現できるのか? 映画館内に各場面ごとにイメージに合う香水を流すらしいけど、どんな感じなんだろう。 ...続きを見る

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2007/03/02 17:50
石のハート レナーテ・ドレスタイン
オランダ人作家の作品を読むのは初めてかもしれない。 友人にすすめられて読んでみた。 オランダで実際に起きた事件をもとに書いたフィクションだが、興味本位なルポとは違い、主人公の心の動きや家族の情景の描写が細やかで、ショッキングな悲劇を読んだはずなのに、なぜか読後の心の中は温かい。 「嫌われ松子」の読後のような気持ちだ。 ...続きを見る

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2007/03/01 13:54
死後結婚 岩井志麻子
危険な女沙羅が生業としている天然石ビーズを使ったアクセサリーデザイナー。 美しい石が、時に禍々しさの象徴として扱われていたりする。 そういえばムーンストーンは仏舎利としての顔も持っていたりもするなあ。 ムーンストーンに浮かぶ青白いシラーのように、角度を変えると見えてくる登場人物たちの戦慄の一面。 ...続きを見る

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2007/02/27 14:46
野鳥の会、死体の怪 ドナ・アンドリュース
前作に続いて、ドナ・アンドリュースのユーモアミステリーを読んでみた。 ...続きを見る

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2007/02/26 13:45
漢方小説 中島たい子
三十路を過ぎた女は、なにかしら身体の不調があるものだ。 主人公は何軒も病院ジプシーをした末に、東洋医学にたどり着く。 うさんくさい民間療法じゃなくて、ちゃんとした病院のなかの東洋医学科で出してもらう漢方薬は、意外に効果を発揮して主人公の体調を整えていく。 ...続きを見る

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2007/02/20 11:07
ウィンディストリート サラ・パレッキー
久々に、ヴィクの新作を読んだ。 前よりヴィクが元気になっていて良かった、やっぱりこうじゃないと。 ...続きを見る

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2007/02/19 12:51
涙 乃南アサ著 ...続きを見る

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2007/02/15 22:31
ハヅキさんのこと
ハヅキさんのこと 川上弘美 ...続きを見る

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2007/02/09 12:19
庭に孔雀、裏には死体
庭に孔雀、裏には死体 ドナ・アンドリュース著 ...続きを見る

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2007/02/01 11:31
キョンキョンの書評
読売新聞に小泉今日子が書評を書いている。サイトで読める 彼女らしい着眼点で、面白い。 そして、その本を読みたくなる。 ...続きを見る

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2007/01/29 13:21
暗鬼
乃南アサ 暗鬼 ...続きを見る

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2007/01/17 14:54
殺意・鬼哭
乃南アサ 殺意・鬼哭 ...続きを見る

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2007/01/15 12:56
猫島ハウスの騒動
若竹七海 猫島ハウスの騒動 ...続きを見る

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2006/12/29 20:46
昨日の晩御飯
豆腐ハンバーグ大根おろしのせ、キュウリとモズクの和え物、チーズと蜂蜜のカナッペ風なもの、ワカメと豆腐の味噌汁。 ...続きを見る

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2006/12/22 13:51
NHKのようこそ先輩
たまにNHKのようこそ先輩を観る。 特に面白いと思ったのは、松尾スズキの回だった。 「親の大人な部分を探して、大人とは何か考えよう」というような内容だった。 松尾スズキは妻のことを分析していた。 よくエッセイに登場するあの猫好きでエキセントリックな奥様だ。 子供達と松尾スズキのやりとりも楽しく、松尾スズキはちゃんとした大人だった。 面白いと思ったのは私だけではなかったようで、本になった。 ...続きを見る

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2006/12/16 21:36
イン・ザ・プール
奥田英朗 イン・ザ・プール ...続きを見る

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2006/12/13 13:39
ハリポタといじめ
不死鳥の騎士団の下巻を読み終わった。 「いじめ」のことがよく描かれていた。 ヒーローだと思っていた父親の意外な姿。 終章でのクリーチャーへ対するダンブルドアの言葉に、なかなか納得できないハリーの若さ・・・。 スネイプの悪意の根源。 ...続きを見る

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2006/12/04 13:48
ハリポタ不死鳥の騎士団
久々に、ハリーポッターを読む。 炎のゴブレットを読んだのはずいぶん前だったから、不死鳥の騎士団の巻の登場人物の名前がさっぱり思い出せない。 ネットで全巻のあらすじなどを検索して、ようやく把握できた。 子供向けのはずなのに、徐々に複雑になっていって、陰惨な様相を呈していく。 イギリスではR13指定だとか。 でも、このくらいが良いのだと思う。 つい60年位前には、現実にあったことだし。 ナチスを連想させるデスイーター達、ヴォルデモートはヒットラーかな。 ...続きを見る

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2006/11/27 22:56
添削したい張り紙
先日、ある民家の庭先で見かけた「イヌニエサオヤラナデ」の張り紙。 ちょっと驚いた。 一抹の悲しさがあった。 ...続きを見る

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2006/11/22 20:32
川上弘美のパレード
いじめ問題で川上弘美の「パレード」を思い出した。 せんせいの鞄のツキコさんの子供時代の話。 子供界のむずかしさがよく出ていた。 ...続きを見る

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2006/11/22 19:16
川上弘美の書評
読売新聞のWEBサイトで川上弘美の書評を読んだ。 「龍宮」や「神様」などの本もとても好きだが、この人の書評も良い。 書評集やブックガイドをだしてくれないかな。 ...続きを見る

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2006/11/09 13:22
記憶の技法
新潮45をななめ読みしていて、のっていた事件がどこかで読んだような気がしてしょうがなかった。 当時、同時期に大きな事件があり、さほど話題にならずに忘れ去られてしまったらしい。 とんでもない事件で、今だったら連日ワイドショーだろうか。 どこで読んだのかと思っていたら、 吉野朔実「記憶の技法」だった。 あまりにもリアルな描写で、作者は一体どうしてしまったのかと思っていたら、実話をベースに創作していたのか。 女子高生の記憶を巡るささやかな冒険、あいまいなまま生きるか、真実のなかを生きるか。... ...続きを見る

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2006/11/07 09:44
邪魅の雫を読んでみた
「邪魅の雫」を予定通り一気に読むことができた。 彼が出張中なので、食べ物を用意して誰にも邪魔されず読み続けた。 そのためか、腰が痛い。本が分厚いので手首も痛い。 今回は、青木や益田のサブキャラの活躍が中心だった。 榎木津はラスト8分の1位でやっと出てきた。 木場はほとんど出てこない。 そのせいか、面白かったけど、ちょっと残念。 でも、まだ一周目だから・・・しばらくしたら今度はじっくり読むつもり。 このシリーズは何度も読みたくなるので不思議。 前作に出てきた、大鷹がどんな人だった... ...続きを見る

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2006/10/22 21:14
犬の○○○利用法
風邪の間に、また読んでしまった。 「わしの息子はろくでなし」 ジャネット・イヴァノヴィッチ著 ...続きを見る

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2006/10/16 13:47
邪魅の雫はまだ読まない
買い物途中、本屋へぶらり。 すると京極夏彦の新刊「邪魅の雫」が出ていた。 最近新刊出さないなあと思っていたら、いつのまに。。。 でも、一気に読みたいからまだ買わない。 他のことが何も手につかなくなるし、何もしたくない。 家事の合間にちょこちょこ読んで、あっち側とこっち側を行き来するのがつらい。 ...続きを見る

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2006/09/28 12:49
2メートルのドラッグクィーン
サリーは謎解き名人 ジャネット・イヴァノヴィッチ著 今度のステファニープラムシリーズのゲストは身長2メール近くある、女装のボーカリスト。 またもや強烈キャラ。女子はなぜかこういう人が大好き。 IZAMを連想してしまった。 いや、白いシャツにチェックのプリーツスカートの時(健康的なイメージにしたくて・・・だって)もあったから、アヤヤの前田健? さしずめ巨体の女用心棒ルーラは森久美子かな? そもそも、日本には保釈金を貸してくれる会社がないから、バウンティハンターは存在できないのでドラマ化... ...続きを見る

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2006/09/28 12:28
サイコパス
奈良の女児殺人事件の判決がでた。 やっぱり・・・だった。 この犯人は大量の手紙をマスコミに送っていて、その手前勝手な内容が報道されていた。 ...続きを見る

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2006/09/26 17:59
ユージニア
ユージニア 恩田陸著 ...続きを見る

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2006/09/23 14:50
モーおじさんの失踪
モーおじさんの失踪 ジャネット・イヴァノヴィッチ著 ...続きを見る

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2006/09/22 11:26
ダメージ本「プラナリア」
プラナリア 山本文緒著 ...続きを見る

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2006/09/22 10:57
過激おばあさま登場
ステファニープラムシリーズ第二弾を読む。 「あたしにしかできない職業」 ジャネット・イヴァノヴィッチ著 ...続きを見る

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2006/09/20 21:45
捨て身ヒロイン
大手小町で知った、痛快ミステリー。 ...続きを見る

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2006/09/19 10:34
まめおやじ的発見〜うみへびいるかな
悠仁さま誕生で、秋篠宮ご一家の映像を頻繁にみかける。 海辺を散策している映像では、まだ幼い佳子さまか眞子さまが「お父様〜うみへびいるかな〜」とはしゃいでいた。その後も何度も「うみへび」を連発していた。 ...続きを見る

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2006/09/19 09:49
孤宿の人
孤宿の人 宮部みゆき著 ...続きを見る

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2006/09/19 09:38
被害者になること
高専生の事件の被害者の親族が、「孫の悪いところを探してしまう」と言うようなことを話していたというニュースを見た。 自慢の孫の至らない点を探す・・・なんて残酷なことだろうと思う。 真相がわからない、わからないから色んなことを考えてしまう。 本当にかわいそうで、ぐっときてしまった。 ...続きを見る

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2006/09/15 21:37
ぜひとも天海祐希で続編を
はあ、やっと読めた。 「花散る頃の殺人」に比べると成長して、階級もあがっていた。 仕事に対して余裕を感じさせる。 どんな職種でも、働く女性が遭遇する困難がまた出ていた。 今回は鼻持ちならない年下キャリア上司。 ...続きを見る

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2006/09/11 11:32
まめおやじ〜子供を見つめる視点を変えてみたら
まめおやじ 友沢ミミヨ著 ...続きを見る

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2006/09/10 10:08
よしもとばななの社会派小説
みずうみ よしもとばなな著 ...続きを見る

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2006/09/06 10:48
電車男もこうなるのか
「電車男」という本が流行った。 ”逆玉”という設定に宮部みゆきの「誰か」を思い出した。 ...続きを見る

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2006/09/01 13:58
宮部みゆきの予言
親殺しが大量発生している。 ...続きを見る

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2006/09/01 13:36
クリスマスに少女は還る
ジョンベネちゃん事件がまた妙な方向にいってしまった。 結局解決しないような気がしてしまう。 ...続きを見る

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2006/08/23 12:28
「未練」を急いで読む
未練 乃南アサ著 ...続きを見る

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2006/08/18 12:31
「鎖」を徹夜で読む
鎖 乃南アサ著 ...続きを見る

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2006/08/17 10:53
やっぱり天海祐希か
凍える牙 乃南アサ著 ...続きを見る

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2006/08/15 13:20
映画化?黄金の羅針盤
フィリップ・ブルマンのライラシリーズが映画化されるらしい。 キリスト教会から「ハリーポッターよりも危険な本」といわれてしまったそうだけど。 日本人の私にはどこが危険なのやら。 権威にこだわり利益を受けている人々には脅威的な考え方なのかもしれない。 ...続きを見る

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2006/08/04 10:57
パトリシアコーンウェル「痕跡」
痕跡 パトリシアコーンウェル著 ...続きを見る

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2006/07/30 14:42
シオドアスタージョン「輝く断片」
「輝く断片」 シオドア スタージョン著  ...続きを見る

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2006/07/27 20:51
夏は怪談 思い出トランプ「かわうそ」
脚本家向田邦子さんが航空機事故で亡くなって久しい。 実はあまり興味が無かったが、友人に薦められて読んでみたら、人間の心理を鋭く描いていて感心した。 さっくりあっさりとした文章で、頭のいい人だなあと憧れてしまった。 もっと向田作品を読んでみたかった。 ...続きを見る

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2006/07/25 23:21
おフランスの下町気分で 散文売りの少女
散文売りの少女 ダニエル・ペナック著 ...続きを見る

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2006/07/24 21:06
半身
半身 サラ・ウォーターズ著 ...続きを見る

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2006/07/24 20:56
夏は怪談 「あやし」
あやし 宮部みゆき著 ...続きを見る

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2006/07/24 14:37

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