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中年警部クルフティンガー2

2巻も面白かった。 ご当地ミステリーらしく、ドイツの田舎町の生活を満喫。 ドケチだけどグルメなクルフティンガーが、庭で採れたリンゴを近くのビール醸造所に持ち込んでリンゴジュース(一年分)を作ってもらう件など、そうそう読みたかったのはこういう素敵なところ!と嬉しくなる。 一方、ドイツのプールには絶対に行きたくないと思わせられる。(特…
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中年警部クルフティンガー

ドイツのベストセラーど田舎コージーミステリー、面白かった。 ケチで偏狭な中年オヤジ丸出しな言動だけど真面目だし、妻のことが大好きだからか全然憎めない。むしろ可愛い。 あまりのケチっぷりに、ドイツの電子決済普及率が日本以下という新聞記事を思い出す。 いけ好かない医者との抗争もおかしい、エスカレートしてほしい。 気に入らない存在…
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ミレニアム5

リスベットより遺伝子か環境かの話が面白かった。 周囲が作る環境じゃなくて自分で作る自分だけの環境の説は、環境という言葉を別にしたいが何がいいのだろう。 双子の研究と言えば東大付属小、日本ではどんな研究をしていたのか気になってくる。 最近の欧米ミステリーは猛暑への愚痴が出がちで、異常気象を憂えるシーンがよくある。 スウェーデン…
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最悪事故が起こるまで人は何をしていたのか ジェームズ・R. チャイルズ

新聞の書評欄で宮部みゆきがお勧めしていたので読んでみた。 些細なことから始まる惨劇の数々。 手間、配慮、金、色んなことをケチらないようにしようと思えてくる。 面白くはないが興味深い内容だった、読んでよかった。 1998年の自動車暴走事故は、先日の池袋暴走事故等とよく似ていた。 本人はブレーキを踏んだと主張し続けているところ…
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大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 前田 司郎

こんな甲斐性なくて背が低くてお風呂で用たす旦那嫌だ、一体どこがいいのか。 一方妻はちょっと変だけど、従順で夫より収入多くて家事もやってくれて最高。(用たしても怒らないし) 女性作家なら夫婦の運命は正反対の結末だろうなあ。 疑問に思いつつ読んだら、しまおまほの解説はこの夫婦関係を絶賛していて驚く。いろんな意見がある。 肝心の地獄は…
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夏の水の半魚人 前田 司郎

個人的に前田司郎ブームが到来したので、少し前の作品も読んでみた。 余計な出汁みたいなものが効いていないのに、不思議な余韻があってくせになる。 魚彦11才の夏、14才じゃないところがより難しく繊細で良かった。 魚彦のその後が気になってしょうがない、どうにかなってるといいな。 夏の水の半魚人 (新潮文庫)新潮社 2013-0…
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呪い唄 長い腕2 川崎 草志

いつの間にか「長い腕」の2,3が出ていた。 不気味な例の家々の因縁が完結、嫌な田舎から解放された気分。 ヒロインのキャラクターもまたムズムズさせられた。 大江、坂東眞砂子に続く、陰気な四国もの(と勝手に呼ぶことにした)。 著者は復活したそうなので、他のも読んでみよう。 呪い唄 長い腕II (角川文庫)角川書店(角川…
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空の幻像  アン・クリーヴス

今作もよかった。 あの人間関係への理解、年代によって全然違いそう。 舞台はイギリスだけど、東北の漁村に設定を変えてもしっくりくる普遍性。(先祖返りした異国風の男含む) 説教とか陳腐なお涙セリフみたいなのが無いドライさが気に入っている。 さりげなく出てきた「観客が必要な人」というところ、まさにこれ。 読後、タイトルの意味に気…
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森へ行きましょう 川上弘美

川上弘美の描く男性はいつも魅力が無いが、今回の設定は最強に「やばい奴」ではないかと思う。 一体どこがいいのか、ヒロイン達は離れない。(毒親持ちだからかと思ったが、そうじゃない方も結局・・・) それが何かの暗喩なのか読み取る必要があるのかどうかもわからないが、これまでのものより血肉がある印象。 今までこの人の小説はほとんど「線画」で…
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殺人鬼がもう一人 若竹七海

ニューヒロイン、砂井三琴が本当に「新」で面白かった。 辛夷ヶ丘ワールド満喫。 この苦み、辛みをくるむ糖衣の塩梅がうまくて、やられたと思う。 ゴブリンシャークなる生物を即検索、怖い! 本屋で最後の一冊購入、寄り道して良かった。逃すところだった。 殺人鬼がもう一人光文社 若竹七海 Amazonアソシエイト
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クールキャンデー 若竹七海

いつの間にか復刊していた18年前の作品、即買う。 真夏の話なのにひんやりクール、面白かった。 猫島など葉崎市おなじみの場所がいくつか出てきて、この女子中学生一家がその後どうなったのか気になったりする。 葉村晶と共演して、残りの謎も解決してほしいような。 驚きの価格!でも復刊してますよ。 クール・キャンデー (祥伝社文庫…
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殿様の通信簿 磯田道史

とても面白かった。 浅野内匠頭が女狂いのひきこもりだったとか、この視点でドラマ化してほしい。クドカンに。 前田家、内藤家も興味深かったが、最後の本多作左衛門が秀逸。 中世から近世の移行、アフリカやアラブにも本多作左衛門が現れ、それを解する人がいるといいのに。 殿様の通信簿 (新潮文庫)新潮社 磯田 道史 Amazonアソ…
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言葉か数か

近未来北米ディストピア小説「オリクスとクレイク」を読みなおしているところだけど、読売の「中国解放改革40年」というシリーズ記事がタイムリーだった。 中国は既にこの小説の世界に到達している、既に欧米を追い抜き、ある意味最先端なのかも思わせる。 「はじめに言葉ありき」が「数字」にとって代わった世界。 モラルは迷信か何かの様に否定さ…
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洪水の年 マーガレット・アトウッド

オリクスとクレイクの続編。面白かった。 今回はごく普通の人達の「サバイバル」を巡るだった。 あとがきに、これはSF小説ではなく思弁小説である、とあった。 確かに憂さ晴らしや八つ当たりのようなディストピア小説とは違うし、「教え」のような鬱陶しさのない面白い物語として楽しめる。 それでいて読後、何か力が付いたような気持になる。 …
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老いぼれ記者魂 早瀬圭一

姫野カオルコによる書評が興味深かったので図書館で借りてみた。 45年前に青山学院で起きた不可解な事件。 教授は実際に女子大生に手を出している上に、そのことで脅されると妻と共に学院長に相談に行く人なので、誰にも肩入れすることなく読めた。 訴えた女子大生の行動が謎で、これまで出会った「サークルクラッシャー女」等と重ねて考えるぐらいしか…
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異常探偵宇宙船 前田司郎

とても面白くて夢中になってしまった。 視点も文体も好きなタイプ。愛があるし。 勝手に麻生久美子で想像、米平少年はなかなか決まらない。 続きも読みたいなあ、シリーズ化希望。 世にも奇妙な物語の「ファナモ」から気になっていたけど読んでみてよかった。 他の作品も読まなくては。 集めたいから文庫にしてほしい。(若竹、伊坂発見以来…
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天上の葦 太田愛

とても面白かった。さすが。 長さと深刻さの合間に入るユーモアと食べ物描写が読み疲れをリフレッシュしてくれる。 映像化前提で書かれてると思ったけど、テレ朝はこれをドラマ化できるだろうか。 テレビを筆頭にメディアからの情報への拒絶感が高まる今、もしできたら見直されると思う。 天上の葦 上KADOKAWA 2017-02-…
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ゴースト

姫野カオルコ先生のブログが飛ばしていて面白い。 昨日今日と書かれている「某」はあの人のことかな。(政治力で居座る障害物的な存在の) それにしても、出版界はこのまま心中する気なのか。 青山学院情実入試の記事も興味深かった、その後の医大入試疑惑発覚の展開を考えると何かあるのか。 彼女は頭が悪いから文藝春秋 姫野 カオルコ…
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特捜部Q自撮りする女たち  

「毒」が何層にもなっていて、シリーズの中で一番深刻だったかも。 読み応えがあった。 親よりも子供が酷い暮らしをする初の世代。という一文が印象的だった。 どこの国でもこの問題はあるのね。 特捜部Q―自撮りする女たち― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)早川書房 ユッシ エーズラ・オールスン Amazonアソシエイト
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生贄の木 キャロル・オコンネル

今回も濃厚で面白かった。 独特な世界観、このくらい癖が強くないと満足できない。 ココはもう登場しないのかな、とても可愛らしかった。(某元スポーツ選手もこの子の仲間なんじゃないかと勝手に思っている) この人が書く子供達のチャームもまた独特。 ここで描かれるNY市民の姿は誇張されたものとして読んでいたが、テニスのセリーナ劇場を見…
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妻が椎茸だったころ 中島京子

どの短編も余韻があって、お出かけの供に丁度良かった。 干椎茸と格闘する初老男性とか、アメリカの田舎町での奇妙な一夜も面白かった。 文章が読みやすくてしっくりくる。 妻が椎茸だったころ (講談社文庫)講談社 2016-12-15 中島 京子 Amazonアソシエイト
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少女 M・ヨート

ウルスラみたいな人は北欧では普通なのかと思ったけど、やっぱり罰が当たったような展開。 皆が少しずつ変わっていくところが上手い。濃い。 それにしてもビリーはどうなってしまうのか。 少女〈上〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫)東京創元社 M・ヨート Amazonアソシエイト
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ミスター・メルセデス スティーヴン・キング

どこにも行きたくない猛暑にぴったりな上下巻。 キングのチアリーダーに対するネガティブさは、その年になってもまだ晴れないもの? それともアメリカ人に受けがいいの? よく茶化されてるブロンド族というものが今一つ理解出ていなかったが、ラブリーガルを見て納得。(ドラマ中のステイシーは好きだけど) シリーズ初回登場人物顔見せといった感…
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錆びた滑車 若竹七海

新作も面白かった、癖になる苦さ。 葉村晶が男と暮らすことなんてできるの?と冒頭から驚かされた。 梅子を追っ払えなかったミツエ、一見賢くてしっかりしていてもこういうことの積み重ねが・・・。 それにしても、ますます身軽になってしまった葉村が心配。 初版だけオマケ付き、うれしい。 新聞広告で朝見て、午後いつもの本屋(つぶれません…
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三人屋 原田 ひ香

流行りのごはん系かなと思ったら、仲の悪いキャッツアイみたいな話に展開した。 面白かったけど、どうしてそこまで執着するのか伝わりにくかった、あと何人か(母親の影の薄さとか)の視点があっても良かったのでは。 育ちの良い人が無理しているような・・・できれば料理に絞ってほしかった。 おいしそうなので、テレ東深夜ドラマでみたい。 …
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湖の男 アーナルデュル・インドリダソン

寒々とした気持ちで読み終えると、解説で本当の「オチ」を知る。 何という皮肉と虚しさだろう。 そして終わったように見えても、現代はフェイスブック(なんて便利な存在!)情報提供事件など、活動は継続される上にますます巧妙になっている。 アイスランドに米軍基地が「あった」ことも、レイキャビク会談のことも全然知らなかった。 沖縄で基地…
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スタープレイヤー1・2 恒川光太郎

初めは何この設定?と思ったが、恒川ワールドは挟み込まれた「リアル」が生きているので馴染める。 四次元ポケットみたいなものを貰っても持て余してしまうが、他人も持ってるとなるとまた別の話で一生懸命考えそう。 佐伯の虚しさをディーンフジオカの姿で想像。 夕月のその後をまた書いてほしい。 スタープレイヤー (角川文庫)KADOK…
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金色夜界

読売の新聞小説が面白くなってきた。 主人公のセンスがちょっとダサいとことか。(わらじかつは確かに美味しいけど) 橋本治は桃尻語枕草子が気持ち悪くて数行でリタイアだったので、敬遠してしまっていた。 このところの恋愛報道で、オスカー女優達を連想。
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アルテーミスの采配 真梨 幸子

たまに毒のあるものを読みたくなる、なんかすごい話だった。 言いたいことが先にあって、物語を後付けしたような。 「女性はみんな押し倒されたいですよね」となんてことを、容姿的に安全地帯にいる女性が言い、それを川島なお美が「いえ、シャワー浴びてから」と否定した対談記事を思い出した。 (間接的に連想するような構成になってるような・・・) …
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三の隣は五号室 長嶋有

題名も紹介文も面白そうに思えなくて敬遠していたら、とても面白かった。 予想外でうれしい。 間取りをなかなか把握できなかったので、映像で観たいなあと思う頭の悪い私。 NHKBSでドラマ化してくれないかな。 三の隣は五号室中央公論新社 長嶋 有 Amazonアソシエイト by
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